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トラクターの選び方や種類について解説します

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これから農業をはじめる方や圃場の規模を大きくしようと考えている方の中には、トラクターの導入を検討されている方もいるのではないでしょうか。

トラクター選びは作業効率に直結するほど重要な買い物であり、またその高額さから「失敗したくない」と考える方は多いはずです。

しかし、トラクター選びは奥が深く、現役の農家さんの中でも意見が割れていたりしますので、初めての購入となると「どう選ぶべきか」迷われている方も多いようです。

ということで今回は、トラクターの種類や役割、選び方などを中心に解説していきたいと思います。

これからトラクター選びをされる方はぜひ、参考にされてみてください。

トラクターについて

トラクターは農作物を作るうえで欠かせない農業用の牽引車ことを指します。

アタッチメント(インプルメント)と呼ばれる専用機械を取り付けることで、田んぼや畑を耕して作物を育てるための土台作りや収穫物の運搬など、幅広い農作業をおこなうことができます。

必要台数や大きさなどは農作物の種類や普通畑や樹園地、牧草地など圃場(ほじょう)にもよって求められる役割や作業が変わるため、適切な種類や台数を導入する必要があります。

トラクターの役割

トラクターの役割は、使用するアタッチメントによって変化します。

代表的なトラクターの役割り

  • 耕起
  • 代かき
  • 畦塗り
  • 肥料散布
  • 除草剤散布
  • 運搬
  • ローダー

上記の他にも、収穫物によっては収穫までトラクターで出来るアタッチメントも存在しますので、「どんなアタッチメントがあるのか?」「アタッチメントを変えることで楽になる作業は何か?」を把握することはとても大切です。

トラクターの種類

トラクターの種類はメーカーによっても様々な違いがありますが、その多くが馬力によってタイヤの形状やトラクター本体の大きさが変わってきます。

トラクターの馬力の違いを大きく分けると以下の通りです。

  • 10~29馬力
  • 30~49馬力
  • 50~74馬力
  • 75~99馬力
  • 100馬力以上

20馬力以下のトラクターを小型トラクターと呼ぶことが多いようで、日本の農家さんが利用する主流な馬力は「25〜35馬力(中型クラスのトラクター)」だと言われています。

ただし、この基準はあくまで目安で、所有する圃場(ほじょう)の大きさによって適切なサイズのトラクターを導入する必要があります。

ちなみに、50馬力を超えるトラクターは大型クラスのトラクターだと言われており、100馬力を超えるようなトラクターは超大型クラスのトラクターだとされています。

トラクターの選び方

選ぶべきトラクターは農業の種類や圃場面積、土質などの条件によって必要馬力が変わってくるとされています。

一般的に言われているトラクターの馬力目安としては、20haなら最低でも30馬力前後が必要なようです。

しかし、こちらもあくまで目安で、様々な農家さんの意見をまとめてみると「年間どれだけその機械を使い、どれくらい作業時間を短縮したいのか?」を軸に馬力選びをするほうが失敗が少ないです。

じゃあ、実際にどうやって決めると失敗が少ないのでしょうか。

その疑問に終止符を打ってくれる農家さんがいらっしゃいました。それが、ナカガワファームさんです。

そのナカガワファームが運営しているブログ「小さな山の中で百姓に生きる人」の記事を読むと、トラクターは「圃場から作業機の大きさを考え、その作業機の大きさに対応した馬力を選ぶ」という答えが、失敗が少ないようでした。

具体的な方法

  1. 圃場の幅を調べる(25m幅、30m幅など)
  2. 往復数を求める(圃場の幅÷作業機の幅(ロータリーの幅など)÷2=往復数)
  3. 上記計算式をもとに、導入する作業機の幅を決める
  4. 作業機に対応した馬力のトラクターを選ぶ

より、具体的な解説は「ナカガワファームが運営しているブログ「小さな山の中で百姓に生きる人」の記事」がわかりやすく解説されていますので、ぜひ、参考にされてみてください。

また、その他の農家さんのブログなどの意見をまとめると、適正馬力よりも10~20馬力大きなトラクターを導入すると「失敗した」と感じることは少ないようでしたので、この考え方も参考にされてみてください。

【馬力の考え方】大型・超大型トラクターが必要になる場合

日本の農家さんが利用する主流な馬力は「25〜35馬力(中型クラスのトラクター)」だと先述しましたが、適正馬力よりも大きな馬力のトラクターを導入する農家さんもいます。

その理由についてですが、一番は「大きな馬力のトラクターを使えば作業時間も短縮することができるから」という考えがあるからのようです。

そのため、2畝以下の田んぼを耕すために100馬力超えのトラクターを使用されている農家さんもいるようです。

この考え方は多くの方の共感を得ていましたので、信憑性もかなり高いと感じました。

トラクターを買うならオススメしたいメーカー一覧と特徴

最後にトラクターを買うならオススメしたい主要なメーカーの一覧と、その特徴について解説していきます。

ヤンマー

ヤンマーは、ホールディングス経営を武器に様々な分野の製造・開発をおこなっている国内シェア2位の老舗メーカーです。

1921年に「動力籾すり機」の販売がきっかけで農機具の製造をはじめ、クボタのライバル的存在して、活躍している企業です。

農業機械や建設機械、発電機など様々な製品の製造や販売をおこなっていますので、新商品の開発力が高く、後発組でありながら、クボタに追いつこうとしている勢いがあります。

また世界で初めてディーゼルエンジンの小型化に成功したのも、このヤンマーという会社で、現在ではICT技術を活用した農業用機械の販売をおこなっています。

クボタ

クボタは1890年に鋳物(いもの)メーカーとして創業し、国内初の畑作用常用トラクターを開発したことでも知られています。

農機メーカーとしては国内トップクラスの実力を持ち、世界でも上位に位置するほどのシェア率をほこります。

クボタのトラクターの特徴は、何と言っても「長く使える」の一言に尽き、長年、国内トップシェアを維持し続けています。

その圧倒的なコスパの良さから、現在でも中古市場でクボタ製品は高値で販売されることも多く、使用者の間でも納得できる製品が多いことが特徴的です。

井関農機

井関農機は1926年に創業し、シンプルな作りと購入しやすい価格帯で勝負し続けている老舗メーカーです。

トラクター市場への参入は後発組ですが、その手頃な価格帯とシンプルな作りで国内シェアは3位に位置します。

もちろん、その製品づくりには確かなものがあり、「安かろう悪かろう」ではなく、自走自脱型コンバインを国内で初めて開発した高い技術力や開発力を持ち合わせています。

三菱マヒンドラ農機

1914年に創業の三菱マヒンドラ農機は、2015年にインドのマヒンドラ&マヒンドラ社が株式を取得して誕生しました。

三菱マヒンドラ農機は国内シェア4位に位置する農業機械メーカーで、高い「作業性・安全性・耐久性」が評価されて今でも根強い人気を誇ります。

ちなみに、国内シェアトップのクボタのトラクターの一部を製造しているのも、この三菱マヒンドラ農機だったりします。

まとめ

今回はトラクターの種類や役割、選び方などを中心に解説してきました。

トラクター選びをはじめとする農業用機械についての知識は、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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