HiKOKI セーバーソー(CR18DBとCR18DLとCR36DA)の違いについて
目次
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セーバーソーは電気の力で刃を往復させて、対象物を切断する電動式のノコギリです。
切断工具はコードも巻き込んで切ってしまう恐れがあるためコードレスタイプをおすすめですが、HiKOKIが現在販売しているコードレスのセーバーソーは、約7モデルがあり、正直、どの工具が良いのか迷う方も多いと思います。
【販売中のコードレスモデル】
- CR36DA(36Vモデル)
- CR18DB(18V高速切断モデル)
- CR18DBL(18V変速モード搭載モデル)
- CR18DA(18Vコンパクトモデル)
- CR14DBL(14.4V)
- CR12DA(10.8V)
- CR10DL(10.8V)
ということで今回は、切断能力が高い36Vモデルと18V高速切断モデル、旧モデルのCR18DLにスポットを当てて解説をしていきたいと思います。
ぜひ、参考にされてみて下さい。
CR18DBとCR18DLとCR36DAの仕様の違いについて
36Vモデルと18V高速切断モデル、旧モデルCR18DLの仕様から相違点をまとめました。
- 使用する蓄電池
- 切断能力
- 無負荷時のストローク数
- ストローク量(旧モデルが28mmで18V高速切断モデルは29mm、36Vモデルは32mm)
- 搭載しているモーターの種類(36Vモデルはブラシレスモーター搭載)
- 速度調整モードの有無(36Vモデルのみ変速モードあり)
※ストローク数は1分間に刃が往復する回数、ストローク量は刃が往復する長さを表しています。
18V高速切断モデルと36Vモデルはストローク数が0~3,000min-1です。
切断能力も同じで外径130mmのパイプ類や、厚さ120mmの木材を切断できます。
旧モデルのCR18DLはストローク数が0~2,100min-1と控えめで、切断能力もパイプ類や木材は外径90mmまでが最大です。
CR18DBとCR18DLとCR36DAの付属品の違いについて
18V高速切断モデルと36Vモデル、旧モデルのCR18DLは本体だけではなくセット品も販売しています。
本体に付属しているのはブレードのみ、セット品は蓄電池や充電器付きです。
付属品のブレードは、3機種とも異なります。
- 18Vの高速切断モデルは、長さ200mmの木工用ストレートタイプ
- 36Vモデルは長さ150mmの湾曲タイプ金属用
- 旧モデルのCR18DLは、全長150mmの金属用ストレートタイプ
またセット品に付属している蓄電池や充電器も、機種によって異なります。
18V高速切断モデルや36Vモデルは、最新のマルチボルト蓄電池と急速充電器がセットです。
しかしCR18DLには旧式の蓄電池と充電器が付属しています。
最新の蓄電池や充電器は旧式モデルにも使用可能ですが、旧式の蓄電池や充電器では最新式モデルに対応できません。
CR18DBとCR18DLとCR36DAで何が大きく違うのか?
高速切断モデルのCR18DBと、36VモデルのCR36DAはマルチボルト蓄電池に対応した最新式モデルです。
HiKOKIのマルチボルト蓄電池は旧式モデルでも使える上、36Vと18Vどちらの工具にも使用できます。
CR18DLは本体やセット品に付属している蓄電池が旧式のモデルです。
そのためマルチボルト蓄電池に対応した最新式を購入したいなら、CR18DLの後継機であるCR18DBLを選びましょう。
また3機種は搭載しているモーターの種類や、速度の調整機能が異なります。
36Vモデルはブラシレスモーターを搭載していますが、ほかの2機種はブラシ付きモーターです。
速度調整は36Vモデルだけが変速モード付きで、2機種はグリップでしか調整できません。
36Vモデルの変速モードは低速と中速、高速と最高速の4段階です。
結局、CR18DBとCR18DLとCR36DAのどれがおすすめ?
CR18DBとCR18DL、CR36DAは
性能や価格に大きな違いがあります。
セーバーソーを購入する際は、用途や条件に合わせると機種を選びやすいです。
ただし今買うなら、旧モデルのCR18DLはおすすめできません。
その4ためここでは旧モデルCR18DLではなく現行モデルCR18DBLを含めた、以下の3機種からおすすめモデルをお伝えします。
- CR36DA(36Vモデル)
- CR18DB(18V高速切断モデル)
- CR18DBL(18V変速モード搭載モデル)
用途によりおすすめモデルが異なる
3機種の中でもっとも性能や機能が高いのは、CR36DAです。
しかしCR36DAはもっとも高額なため、性能が足りるならほかの機種をおすすめします。
用途や条件によってはほかの2機種でも十分なので、まずは各機種の特徴を把握しましょう。3機種とも切断できる部材の種類や大きさは同じですが、切断スピードや1充電当たりの作業量が異なります。
切断スピードや作業量の参考値は、以下の通りです。
- CR36DAの木材切断スピードは5.4秒、1回の充電で約100カット
- CR18DBの木材切断スピードは5.4~6.2秒、1充電当たりの作業量は約60カット
- CR18DBLの木材切断スピードは6.2~8.6秒、フル充電で約95カット
※鋼管(40Aガス管)の切断スピードはCR36DAがブレードNo.141使用で9.3秒、18Vの2機種はブレードNo.103使用で10.6秒。
木材切断の参考値は、2×10材をブレードNo132で切断した場合です。
上記の数値は使用するモードやブレード、充電状態や作業条件によって変化します。
基本的にはCR18DBとCR36DAが切断スピードに優れており、CR18DBLとCR36DAは1充電当たりの作業量が多いです。
そのため素早さだけをもとめるならCR18DB、作業量だけが必要ならCR18DBLをおすすめします。
CR18DBとCR18DLとCR36DAのそれぞれオススメな方
高速切断モデルのCR18DBは切断時間が短く、木材を切断するスピードは36Vモデルと同等です。
そのため木材の切断作業を、素早く終わらせたい方に向いています。価格が安いので使用頻度の低い方にもおすすめです。
36Vモデルの本体価格に少し上乗せするだけで、高速切断モデルのセット品を購入できます。
ただし1充電当たりの作業量は少ないため、頻繁に長時間使う方には向いていません。
18V変速モード搭載モデルのCR18DBLはフル充電でできる作業量が多く、鋼管の切断回数は36Vモデルを上回っています。
木材の切断回数も多いので、切断作業を長時間行う方向きです。
またCR18DBLは低価格なのにブラシレスモーターを搭載しており、3段階の変速モードが付いています。
切断する部材によって速度を調整できるため、幅広い作業で使いたい方にもおすすめです。
しかしストローク数が少なく切断スピードも遅めなので、作業スピードを重視する方には向いていません。
36VモデルのCR36DAはもっとも性能や機能に優れているハイスペックな機種です。
4段階の変速モードも付いており、さまざまな部材や作業に使えます。
ほかの2機種よりも価格が高額なため、セーバーソーをハードに活用する方向きです。
作業中に感じるストレスを軽減できるので、仕事で使う方や切断作業を長時間行う方におすすめできます。
まとめ
今回は、HiKOKIのセーバーソー(CR18DBとCR18DLとCR36DA)の違いについて解説してきました。
電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみて下さい。
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