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HiKOKI セーバーソー(CR18DBとCR18DLとCR36DA)の違いについて

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ハンズクラフト西日本最大級の工具専門リユースショップです。

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当店は創業20年以上、工具・家電を中心に扱うリユース専門館です。お買取りした中古品を綺麗にメンテナンスして新たな価値を吹き込み、福岡・北九州地域を中心に沖縄や山口・広島まで9店舗を展開中です。各記事は工具専門のスタッフや、工具・家電の修理専門部門が監修・執筆しています。

セーバーソーは電気の力で刃を往復させて、対象物を切断する電動式のノコギリです。

切断工具はコードも巻き込んで切ってしまう恐れがあるためコードレスタイプをおすすめですが、HiKOKIが現在販売しているコードレスのセーバーソーは、約7モデルがあり、正直、どの工具が良いのか迷う方も多いと思います。

【販売中のコードレスモデル】

  • CR36DA(36Vモデル)
  • CR18DB(18V高速切断モデル)
  • CR18DBL(18V変速モード搭載モデル)
  • CR18DA(18Vコンパクトモデル)
  • CR14DBL(14.4V)
  • CR12DA(10.8V)
  • CR10DL(10.8V)

ということで今回は、切断能力が高い36Vモデルと18V高速切断モデル、旧モデルのCR18DLにスポットを当てて解説をしていきたいと思います。

ぜひ、参考にされてみて下さい。

CR18DBとCR18DLとCR36DAの仕様の違いについて

36Vモデルと18V高速切断モデル、旧モデルCR18DLの仕様から相違点をまとめました。

  • 使用する蓄電池
  • 切断能力
  • 無負荷時のストローク数
  • ストローク量(旧モデルが28mmで18V高速切断モデルは29mm、36Vモデルは32mm)
  • 搭載しているモーターの種類(36Vモデルはブラシレスモーター搭載)
  • 速度調整モードの有無(36Vモデルのみ変速モードあり)

※ストローク数は1分間に刃が往復する回数、ストローク量は刃が往復する長さを表しています。

 

18V高速切断モデルと36Vモデルはストローク数が0~3,000min-1です。

切断能力も同じで外径130mmのパイプ類や、厚さ120mmの木材を切断できます。

旧モデルのCR18DLはストローク数が0~2,100min-1と控えめで、切断能力もパイプ類や木材は外径90mmまでが最大です。

CR18DBとCR18DLとCR36DAの付属品の違いについて

18V高速切断モデルと36Vモデル、旧モデルのCR18DLは本体だけではなくセット品も販売しています。

本体に付属しているのはブレードのみ、セット品は蓄電池や充電器付きです。

付属品のブレードは、3機種とも異なります。

  • 18Vの高速切断モデルは、長さ200mmの木工用ストレートタイプ
  • 36Vモデルは長さ150mmの湾曲タイプ金属用
  • 旧モデルのCR18DLは、全長150mmの金属用ストレートタイプ

またセット品に付属している蓄電池や充電器も、機種によって異なります。

18V高速切断モデルや36Vモデルは、最新のマルチボルト蓄電池と急速充電器がセットです。

しかしCR18DLには旧式の蓄電池と充電器が付属しています。

最新の蓄電池や充電器は旧式モデルにも使用可能ですが、旧式の蓄電池や充電器では最新式モデルに対応できません。

CR18DBとCR18DLとCR36DAで何が大きく違うのか?

高速切断モデルのCR18DBと、36VモデルのCR36DAはマルチボルト蓄電池に対応した最新式モデルです。

HiKOKIのマルチボルト蓄電池は旧式モデルでも使える上、36Vと18Vどちらの工具にも使用できます。

CR18DLは本体やセット品に付属している蓄電池が旧式のモデルです。

そのためマルチボルト蓄電池に対応した最新式を購入したいなら、CR18DLの後継機であるCR18DBLを選びましょう。

また3機種は搭載しているモーターの種類や、速度の調整機能が異なります。

36Vモデルはブラシレスモーターを搭載していますが、ほかの2機種はブラシ付きモーターです。

速度調整は36Vモデルだけが変速モード付きで、2機種はグリップでしか調整できません。

36Vモデルの変速モードは低速と中速、高速と最高速の4段階です。

結局、CR18DBとCR18DLとCR36DAのどれがおすすめ?

CR18DBとCR18DL、CR36DAは

性能や価格に大きな違いがあります。

セーバーソーを購入する際は、用途や条件に合わせると機種を選びやすいです。

ただし今買うなら、旧モデルのCR18DLはおすすめできません。

その4ためここでは旧モデルCR18DLではなく現行モデルCR18DBLを含めた、以下の3機種からおすすめモデルをお伝えします。

  • CR36DA(36Vモデル)
  • CR18DB(18V高速切断モデル)
  • CR18DBL(18V変速モード搭載モデル)

用途によりおすすめモデルが異なる

3機種の中でもっとも性能や機能が高いのは、CR36DAです。

しかしCR36DAはもっとも高額なため、性能が足りるならほかの機種をおすすめします。

用途や条件によってはほかの2機種でも十分なので、まずは各機種の特徴を把握しましょう。3機種とも切断できる部材の種類や大きさは同じですが、切断スピードや1充電当たりの作業量が異なります。

切断スピードや作業量の参考値は、以下の通りです。

  • CR36DAの木材切断スピードは5.4秒、1回の充電で約100カット
  • CR18DBの木材切断スピードは5.4~6.2秒、1充電当たりの作業量は約60カット
  • CR18DBLの木材切断スピードは6.2~8.6秒、フル充電で約95カット

※鋼管(40Aガス管)の切断スピードはCR36DAがブレードNo.141使用で9.3秒、18Vの2機種はブレードNo.103使用で10.6秒。

木材切断の参考値は、2×10材をブレードNo132で切断した場合です。

上記の数値は使用するモードやブレード、充電状態や作業条件によって変化します。

基本的にはCR18DBとCR36DAが切断スピードに優れており、CR18DBLとCR36DAは1充電当たりの作業量が多いです。

そのため素早さだけをもとめるならCR18DB、作業量だけが必要ならCR18DBLをおすすめします。

CR18DBとCR18DLとCR36DAのそれぞれオススメな方

高速切断モデルのCR18DBは切断時間が短く、木材を切断するスピードは36Vモデルと同等です。

そのため木材の切断作業を、素早く終わらせたい方に向いています。価格が安いので使用頻度の低い方にもおすすめです。

36Vモデルの本体価格に少し上乗せするだけで、高速切断モデルのセット品を購入できます。

ただし1充電当たりの作業量は少ないため、頻繁に長時間使う方には向いていません。

18V変速モード搭載モデルのCR18DBLはフル充電でできる作業量が多く、鋼管の切断回数は36Vモデルを上回っています。

木材の切断回数も多いので、切断作業を長時間行う方向きです。

またCR18DBLは低価格なのにブラシレスモーターを搭載しており、3段階の変速モードが付いています。

切断する部材によって速度を調整できるため、幅広い作業で使いたい方にもおすすめです。

しかしストローク数が少なく切断スピードも遅めなので、作業スピードを重視する方には向いていません。

36VモデルのCR36DAはもっとも性能や機能に優れているハイスペックな機種です。

4段階の変速モードも付いており、さまざまな部材や作業に使えます。

ほかの2機種よりも価格が高額なため、セーバーソーをハードに活用する方向きです。

作業中に感じるストレスを軽減できるので、仕事で使う方や切断作業を長時間行う方におすすめできます。

まとめ

今回は、HiKOKIのセーバーソー(CR18DBとCR18DLとCR36DA)の違いについて解説してきました。

電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみて下さい。