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水道用ホースの種類や選び方について解説します

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お庭のお手入れや車の洗車など、持ち家の方なら隠れた必須アイテムのホース。屋外に設置しておくだけで、とくにメンテナンスするときに活躍しますし、無いと困ることが意外と多いアイテムだったりします。

そんなホースですが、水道用や園芸用など意外とその種類も多く、どのタイプが自分にぴったりなのか悩む方も多いです。

この記事では水道用ホースの種類や選び方、蛇口形状の種類など、水道用ホースを選ぶ際に必要な知識をまとめてご紹介します。

それぞれの種類ごとのメリットやデメリット、蛇口タイプから選ぶホースの決め方などを徹底調査しましたので、これからお庭にホースを設置しようと検討中の方や、水道用ホースが気になっている方は、ぜひ、参考にしてみてください。

水道ホースの内径について

水道用ホースを購入する際に、まず知っておきたいことが「ホースの内径サイズ」です。

一般的な水道用ホースの内径サイズは「12~15mm」前後のサイズが主流ですが、設置してある蛇口によっては19mm~25mm前後の場合もあります。

そのため、購入予定のホース内径を知ることは重要で、とくに蛇口に直接取り付けて使用する場合は必ず確認しておきたい項目です。

ホースジョイントを使用する場合もホース内径の把握は必要

ホースジョイントなどのアタッチメントを使用する場合も、購入するジョイントパーツに適した内径のホースを用意する必要があります。

というのも、ジョイントパーツの多くは適合ホースサイズが設定されており、合わない場合は別の製品を購入する必要があるからです。

蛇口に直接ホースを取り付ける場合は多少、内径サイズが合わなくても少し工夫で取り付けが可能な場合があります。

しかし、ジョイントパーツの場合は、それができません。

だからこそ、ホースジョイントなどのアタッチメント類を使用する場合は、直接蛇口に取り付ける場合よりも内径サイズの把握にシビアになる必要があります。

水道ホースの取り付けには蛇口の種類が関係します

水道用ホースを設置する際、多くの場合はホースジョイントも一緒に取り付けます。

そのため、水道用ホースの取り付けには蛇口の種類も確認しておく必要があります。

ホースジョイントはホースと蛇口をつなぐアタッチメントで、使用中にホースが蛇口から外れることを防いでくれる便利なアイテムです。

しかし、ジョイントパーツを取り付けることができる蛇口の種類は決まっており、ご家庭や購入するホースジョイントによっては、利用することができない場合があります。

すべての蛇口でホースジョイントが使える訳では無い

実は、多くのホースジョイントは使用できる蛇口の種類を指定していることが多く、場合によっては設置できないこともあります。

出典元:楽天市場「【楽天市場】≪あす楽対応≫takagi(タカギ) タフブラウン20m R220TBR (散水ホースリール):コーナンeショップ 楽天市場店」より

 

蛇口の種類は屋内用と屋外用に分けられ、さらに蛇口形状の種類によっても分類されます。

今回は屋外設置用の蛇口形状について解説しますが、ご家庭でよく見かける蛇口の種類は5つです。

  • 横水栓
  • 自在水栓
  • カップリング水栓
  • 万能ホーム水栓
  • 散水栓

この他にも蛇口の種類は存在しますが、設置してある蛇口は個々の家庭によって異なりますので、ホースジョイントの購入前に確認しておくことが大切です。

水道用ホースの蛇口の種類について

水道用ホースの蛇口の種類は大きく分けると、「単水栓」と「混合栓」に分けられます。

単水栓タイプの蛇口

単水栓とは、水や湯を一方だけ吐水口から出す水栓のこと。

主な種類としては12種類の違いが存在します。

横水栓

最もスタンダードな単水栓で、吐水口が動かないタイプの水栓です。
非常に多くの場所で見かけることができます。

万能ホーム水栓

小学校や中学校、高校などでよく使われている水栓。上向きにすると水を飲んだり、顔や目を洗う事ができるので便利です。

自在水栓

横水栓の先に可動式の蛇口が付いているタイプです。昔の台所に多く使われていたタイプで、築年数が古いマンションや戸建てなどで使用されています。広い範囲に水を出すことが可能です。

横形自在水栓

自在水栓に横にハンドルをつけたタイプの水栓です。横にハンドルがついているので、水栓上が狭い場所にも使うことができます。

立形自在水栓

自在水栓よりも縦に長い水栓となります。飲食店の厨房などで使われる水栓です。

立水栓

横水栓よりもオシャレなデザインが特徴的で、洗面台などに使われる水栓です。

衛生水栓

吐水口の下にハンドルがついている水栓です。古い家のトイレや昔の公園などにあり、蛇口から出る吐水口の下にハンドルがあるのが特徴。使用のたびにハンドルが洗い流されます。

カップリング付横水栓

横水栓のデザインに、ホースを取付けしやすいようにカップリングがついている水栓です。そのままホースを使用する事ができます。

双口水栓

用途に合わせて使い分けができる水栓です。一方は庭の散水ホースに、もう一方は手洗い用の蛇口に使用すれば、毎回庭の散水ホースを脱着する手間が省ける、といった使い方も出来ます。

散水栓

散水ホースが取り付けやすい水栓で、主に屋外で使われます。地面に埋め込まれたボックスの中に設置してあることが多いので、蛇口が上を向いています。

水のみ水栓

公園などでよく使われる、水を飲みやすい水栓です。蛇口の先端が丸い水栓で、おなじみのデザイン。

洗濯機用水栓

洗濯機と給水ホースをそのままカチッとつなげることができます。ひねりやすいハンドルが多いので使い勝手が良いのも特徴です。

混合栓タイプの蛇口

混合栓とは、湯と水を混合して、ひとつの吐水口から出すことができる水栓です。

主な種類は3種類あります。

サーモスタット混合栓

湯水の混合量を自動的に調整し、設定温度の混合水を供給する機構を組み込んだ水栓です。左側で温度を調整し、右側で水量を調整します。主に浴室で使用され、自宅やスーパー銭湯などで使用されています。

シングルレバー混合栓

1つのハンドル操作によって吐水・止水・流量および温度の調節ができる水栓です。主に台所で使用され、飲食店のキッチンでも良く使用されています。

2ハンドル混合栓

湯と水の双方にハンドルがあり、吐水温度を調節する水栓です。浴室・台所ともに使用されており、最新式の水栓でなければ2ハンドル混合栓が最も一般的な水栓ではないでしょうか。

水道用ホースの選び方について

水道用ホースの選び方はさまざまですが、注目したいポイントは「用途」と「こだわり」の2点です。

水道用ホースを「用途」で選ぶ場合

用途で選ぶ場合は、購入する水道用ホースの「長さ」を基準にして選ぶことが多いです。

よくある選び方としては「20m未満」「20~30m」「50m以上」3つに分けられます。

それぞれの長さを選んだ理由を知るだけでも、ホース選びの参考になるはずです。

20m未満の水道用ホースを選ぶ理由

20m未満の水道用ホースの主な用途は、「蛇口からそれほど距離が離れていない場所への散水」です。

そのため、散水場所が蛇口から近い場合によく購入されます。

距離の問題さえ解決できれば、20m未満の水道用ホースはメリットが多く「片付けが面倒」「巻くのに疲れる」「ホースリールの移動が大変」などの悩みが無くなります。

上記の悩みは、水道用ホースの購入で失敗だと感じた理由としてよくあげられますので、このデメリットが無くなるだけでも選択肢のひとつになるはずです。

20~30mの水道用ホースを選ぶ理由

20~30mの水道用ホースの主な用途は「蛇口から少し距離が離れている場所への散水」です。

とくに「家庭菜園」や「洗車」、「少し庭が広い」などの理由で購入されます。

大は小を兼ねるではないですが、「洗車もしたいし、お庭にも水を撒きたい」と思っている方は、少し余裕のある20~30mの水道用ホースを選びます。

とくに20m台のホースを選べば「片付けの手間」や「ホースリールの移動の楽さ」、「巻く際の疲労感の軽減」のメリットも得られますので、オススメです。

50m以上の水道用ホースを選ぶ理由

50m以上の水道用ホースの主な用途は「蛇口から距離が離れている場所への散水」です。

一般家庭では少ないですが、庭が広い場合や農業を営んでいる場合などの理由で購入されます。

50m以上の水道用ホースとなれば、「片付けが面倒」「巻くのに疲れる」「ホースリールの移動が大変」などのデメリットも多くなりますので、本当に必要なのか考える必要があります。

ですが、広大な敷地に散水する必要がある場合や蛇口から距離が遠い場合は、作業効率を考えると選択肢の中に含める方も多いです。

水道用ホースを「こだわり」で選ぶ場合

水道用ホースは「こだわり」で選ぶ方も多いです。

こだわりで選ぶ場合は「ねじれや曲がりに強いホースが欲しい」「倒れづらいホースリールが良い」「とにかく楽に片付けたい」などの過去に困った経験を解消できるホースを選ぶ基準にしています。

こだわりで選んだ理由を知るだけでも、ホース選びで失敗するリスクを下げることができますので、参考にしてみてください。

ねじれや曲がりに強いホースが欲しい理由

「ねじれ」や「曲がり」に強いホースが欲しい理由としてあげられるのが、「片付けの手間」と「断水」に困った経験です。

水道用ホースを長く使っていると「ホースが曲がって水が出ない」「ホースがねじれて上手く巻けない」という症状に困ったことはありませんか。

この症状は長期間使用したホースに現れやすい症状で、このデメリットを解決したくて「ねじれや曲がりに強いホース」を探す方はたくさんいます。

ですので、「ねじれや曲がり問題を解決できる」という理由だけでも、購入される方は多いです。

倒れづらいホースリールが欲しい理由

「倒れづらいホースリールが欲しい」理由としてあげられるのが、「何度もホースリールが倒れて不満だった」という経験です。

ホースリールの倒れやすさは重量が関係し、重量は、ホースリールやホース本体の素材によって決まります。

その理由は、「重量が軽いとホースを引っ張る力に負けてしまう」からです。

 

この何度もホースリールを立て直す作業がストレスに感じ、失敗したと感じる方も多いようです。

ですので、「倒れづらいホースリール」という強みは、それだけでもホース選びの基準となり、参考にしている方は多いようです。

とにかく楽に片付けたい理由

「とにかく楽に片付けたい」理由としてあげられるのが、「巻き方を失敗して、何度もホースを巻き直した」という経験です。

この巻き方を失敗して何度もホースを巻き直す作業は、ホースリールを使用したことがある方なら、誰しもが経験したことある失敗だと思います。

意外と盲点なのですが、長くホースを使用していると少しずつ不満に感じ、ある時、とても面倒くさく感じ、嫌になる方が多いようです。

ですので、「片付けが簡単」という強みは長く使っていく上では、外せない要素ではないでしょうか。

水道用ホースを買うならオススメしたいメーカー一覧と特徴について

最後に水道用ホースを買うならオススメしたいメーカーの一覧と特徴についてご紹介します。

タカギ

1961年に福岡県北九州市で創業した株式会社タカギは、浄水器のCMで有名です。

家庭用浄水器の他にも家庭用園芸用品、省エネ商品の開発、製造、販売・プラスチック射出成形加工・金型事業・水に関する技術研究開発を行っています。

水道の蛇口をひねると浄水が出てくる、というマンションや住宅で使用される蛇口一体型浄水器を世界で初めて開発をした会社です。

現在では、新築分譲マンション向けの蛇口一体型浄水器の分野で導入率10年連続No.1とされています。

またシェア70%以上、さらにプラスチック製園芸散水器具の分野でもシェア60%以上を誇る会社で、浄水器だけでなく園芸散水器具でもトップクラスのメーカーとして名を知られています。

アイリスオーヤマ

1958年高度経済成長の大阪で、プラスチック製品の下請け加工をする小さな町工場として創業されました。

1991年に、「大山ブロー工業所」から「アイリスオーヤマ株式会社」に社名を変更し、軽くて壊れにくい「養殖用のブイ」を開発し、養殖業界で瞬く間に普及する商品に成長し、アイリスオーヤマの礎を築きました。

2009年に家電事業に本格参入し、2012年からは家電技術者を採用し自社の開発センターを開設。日本のメーカーとして日本の生活様式に合う製品を開発し、日本の家電市場に新しい風を吹き込んできました。

現在は家電製品を主にLED照明や収納、インテリア用品、園芸用品、ペット用品、日用品、資材、食品などを取り扱い、ホームセンターなどに様々な製品を納入しています。

水道用ホースの取り扱いも多く、ユーザー目線の開発を行うアイリスオーヤマらしい便利な製品が特徴です。

藤原産業

藤原産業は1944年の設立以来、日本のDIYを支える企業として電動・作業工具、大工道具、園芸機器、園芸用具などの各種ツールを全国のホームセンターに販売する企業です。

オリジナル商品の開発や、取引先であるホームセンター等へのディスプレイ提案や販売方法の提案まで強力なリテールサポートを展開し、高い評価を獲得しています。

取り扱っているアイテムは30万点以上で、毎年新たに1000アイテム以上もの用品を市場に送り出し、350社・3300店舗以上のホームセンターを取引先にしています。

広いユーザーの声から生まれてくる誰もが気軽に使えるオリジナル商品が特徴です。園芸用品として開発される水道用ホースは本格的で丈夫なので、耐久性を求める人にはオススメと言えるでしょう。

三洋化成

1949年設立の三洋化成は、本社は京都府京都市で東証プライム上場の企業です。

紙おむつやペットシートに使われる高吸水性樹脂や、自動車のシートクッション材原料、廃水処理用の高分子凝集剤などを開発しています。

ビニールホースや工業用ホースをはじめ、家庭用抗菌まな板、自動車部品、工業用射出成型品、各種パッキンなど樹脂製品の製造も手掛けており、ニーズに沿ったカスタム生産にも対応しています。

摩擦抵抗を軽減するホースが採用されていたり、スタイリッシュなデザインや汎用性の高さ、使い勝手のよさを兼ね備えたアイテムが多いのが特徴です。

トラスコ中山

トラスコ中山は製造業のメーカーの中でも業界トップクラスの商社です。顧客のニーズを追及し、独自の戦略を展開することで国内の工場や建設現場など、様々なモノづくり現場にプロツールを供給しています。

モノづくりの仕事に必要不可欠なプロツールを顧客へ提供し、日本のモノづくりの発展に貢献している会社です。

「必要なもの」を「必要なとき」に「必要な分だけ」というお客様のニーズに応えながら、国内外へ拠点を拡大しています。

プライベートブランド商品「TRUSCO」の企画開発に注力しており、その数は約6万7000点にものぼります。

もちろん水道用ホースホースのラインナップもあり、防藻に対応している藻の発生による詰まりを防げるホースがあるのが特徴です。

また、ねじれにも強い構造のホースや、長く使い続けられるようにホースリールのフレームには強度の高いABS樹脂を採用しているなどユーザー目線での製品の開発がおこなわれています。

株式会社トヨックス

1963年に富山県で創業した株式会社トヨックスは、食品用、耐熱、耐油、耐薬品などさまざまな用途に合わせたホースと継手の企画開発から製造、販売までを手掛ける企業です。

トヨックスのホースは国内70%以上のシェアを誇り、海外の工場や企業で、トヨックスのホースが採用されています。

自動車業界、食品業界、機械業界、飲料業界、医薬業界、精密機器業界、住宅設備業界など使用されている業界は多岐に渡ります。

業務用の食品用、耐熱、耐油、耐薬品などさまざまな用途に合わせたホースの製造のノウハウを活かし、園芸向けの水道用ホースも一般ユーザー向けに販売されています。

高性能、高耐久性のホースを使用したい人にはオススメのメーカーと言えるでしょう。

まとめ

今回は、水道用ホースの種類や選び方、蛇口形状の種類など、水道用ホースを選ぶ際に必要な知識をまとめて解説しました。

水道用ホースについては、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、関連記事も読んで参考にされてみて下さい。

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