冷温庫 マキタとHiKOKI(ハイコーキ)の違いについて比較しながら解説します
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キャンプやアウトドア、運動会など、様々な場面で活躍する冷温庫。DIYやお仕事以外の用途でも購入を検討されている方が増えています。
そんな中、ふとこんな疑問を感じた方も多いのではないでしょうか、『マキタとハイコーキ(HiKOKI)、冷温庫を買うならどっちが良いの?』『マキタとハイコーキ(HiKOKI)の冷温庫の違いってなに?』。
ちなみに、冷温庫は保冷と保温、両方の機能を使い分けられる家電製品です。気温に合わせて庫内の温度を変更できるので1年中活躍します。
ということで今回は、マキタとハイコーキが販売している上蓋タイプの冷温庫の特徴や違いを比較しながら解説していきたいと思います。
マキタの冷温庫の特徴について
マキタが販売している冷温庫は、以下の4種類です。
- CW003GZ(庫内容量7L)
- CW002GZ(庫内容量50L)
- CW001GZ(庫内容量20L)
- CW180DZ(旧モデル、庫内容量20L)
すべてマキタの18Vバッテリーもしくは家庭用AC100V電源、自動車のシガーライターソケットで使えます。現行モデルの3機種は、新型の40Vmaxバッテリーでも使用可能です。
全機種の温度は保冷が-18℃~10℃、保温は60℃まで設定できます。現行モデルの温度調整は保冷が7段階、30℃~60℃間の保温も7段階です。
旧モデルのCW180DZは保冷が5段階まで、保温は55℃~60℃間で2段階しかありません。そのため庫内容量が20Lの冷温庫を購入するなら、現行モデルのCW001GZを選びましょう。
マキタの冷温庫の強みと弱みについて
マキタの冷温庫はサイズ展開が豊富です。
そのため用途や使用する人数に合った、最適なサイズを選べます。
- 1~2人で使うなら庫内容量が7LのCW003GZ
- 3人以上での使用には庫内容量が20LあるCW001GZ
- 多人数で使う場合や、食材も入れて使うなら庫内容量が50LのCW002GZ
CW003GZ以外はキャスターが付いているため、たくさん詰め込んでもかんたんに持ち運べます。ただしマキタの冷温庫をバッテリーで使う場合は、別売りの18Vバッテリーが必要です。
マキタのバッテリは併用できるので、18Vバッテリーを持っていれば本体のみの購入で使えます。また現行モデルのボディカラーはブルーとオリーブの2色、CW180DZはブルーのみです。
カラーのバリエーションは少ないため、好みと合わない方はほかのメーカーも選択肢に入れましょう。
ハイコーキ(HiKOKI)の冷温庫の特徴について
ハイコーキ(HiKOKI)が販売している冷温庫は、以下の3種類です。
- UL18DC(庫内容量18L)
- UL18DB(庫内容量25L)
- UL18DA(旧モデル、庫内容量25L)
すべて家庭用AC100V電源か自動車のシガーライターソケット、もしくはハイコーキのバッテリーで使えます。対応しているバッテリーはマルチボルト蓄電池と、14.4Vか18Vのスライド式リチウムイオン電池です。
現行モデルの温度設定は-18℃から60℃まで、5℃単位で17段階の調整ができます。旧モデルはHIGHとMID、LOWの3モードでしか調整できません。(最大値は5℃~55℃)
また現行モデルの冷温庫は仕切板で庫内を分ければ、左右で異なる温度にして使えます。許容できる最大の温度差はUL18DBが30℃、UL18DCは60℃です。
ハイコーキ(HiKOKI)の冷温庫の強みと弱みについて
ハイコーキの現行モデル冷温庫は、仕切板で庫内を分ければ異なる温度にして使えます。入れる量が少ない際は片部屋モードにすれば、消費電力の削減も可能です。
UL18DBは最大温度差が30℃までなので、1台の冷温庫内で冷蔵と冷凍を使い分けられます。最大温度差が60℃までのUL18DCを選べば、冷蔵と保温の使い分けも可能です。
またUL18DCは12Vの出力ソケットを搭載しており、庫内用のバスケットも付属しています。そのため容量が18Lで足りるなら、高機能なUL18DCを選びましょう。
ハイコーキの冷温庫は本体でバッテリーを充電できるため、非常に使い勝手が良いです。しかしサイズのラインナップは、18Lと25Lの2サイズしかありません。
1人や多人数の使用には向いていないので、用途と合わない方はほかのメーカーで探したほうが良いでしょう。
【結論】買うならマキタとHiKOKIのどっちがおすすめ?
マキタとハイコーキはバッテリーを併用できるので、手持ちのバッテリーに合わせて選ぶのがおすすめです。
手持ちにバッテリーがなく、20Lくらいの庫内容量で選ぶならハイコーキをおすすめします。マキタとハイコーキの冷温庫は、設定できる温度の範囲や給電方法が同じです。
しかし温度を調整できる段階や、庫内温度の振り分けに違いがあります。マキタの現行モデルは調整が14段階、温度の振り分けはできません。
ハイコーキの現行モデルなら17段階も調整できる上、仕切板で分けた庫内を異なる温度にして使えます。許容できる最大温度差が60℃のUL18DCを選べば、さまざまなシーンで活躍するでしょう。
またバッテリーの使い勝手は、ハイコーキのほうが良いです。ハイコーキのバッテリーは充電器がなくても冷温庫で充電できる上、保冷や保温しながらの充電もできます。
その他のメーカー製の冷温庫の特徴について
冷温庫は電動工具メーカーだけではなく、さまざまな企業が販売しています。好みの冷温庫を見つけたい方は、いろいろなメーカーから商品を探してみましょう。
ここでは冷温庫を販売している企業から、おすすめのメーカーをご紹介します。メーカーの特徴もお伝えするので、ぜひお気に入りの1台を見つける参考にしてください。
ツインバード工業
ツインバード工業は家電の製造や販売を行う国内メーカーです。技術力の高さに定評があり、国際宇宙ステーションに設置された冷凍機の開発製造も行っています。
取り扱いはシンプルな機能の製品や、スペックを抑えたリーズナブルな価格の商品が多いです。冷温庫も機能がシンプルで、冷温性能のしっかりとした商品を販売しています。
- D-CUBE S(庫内容量5.5L)
- D-CUBE L(庫内容量13L)
- D-CUBE X(庫内容量20L)
3モデルとも家庭用AC100V電源か自動車のシガーライターソケットで使えます。すべて前扉タイプですが、D-CUBE Lだけは横向きに置いて上蓋タイプとしても使用可能です。
温度はD-CUBE Sが保冷の強弱と保温で3モード、D-CUBE Lは保冷が3段階と保温の4モードを切り替えられます。
D-CUBE Xは保冷が5℃~15℃間のダイヤル調節、保温はスイッチ切り替えです。
ベルソス
ベルソスは家電や雑貨を販売している日本のメーカーです。自社製品の開発だけではなく、輸入販売も行っています。
そのためベルソスが販売している冷温庫は、ラインナップが非常に多いです。ベルソスが販売している冷温庫から、人気が高いモデルをまとめました。
- VS-41(庫内容量10L)
- VS-404(庫内容量25L)
- VS-409S(庫内容量9L)
- VS-418(庫内容量18L)
- VS-440(庫内容量24L)
VS-41と404は前面ガラスタイプ、ほかの3モデルは前面にタッチ式ボタンがついたスタイリッシュなデザインです。
上記以外にも広島カープ球団認定品のVSY10Cや、自動販売機型のVS-419といった個性的なモデルも販売しています。
2ドアタイプのVS-450や460も人気があるので、気になる方はチェックしてみましょう。
記載したモデルはすべて、家庭用AC100V電源か自動車のシガーライターソケットで使えます。
オーム電機
オーム電機は電気や通信用の機械を製造している国内メーカーです。販売している商品は、家庭用の電化製品からオフィス用品までと多岐にわたります。
冷温庫はスッキリとしたデザインの前扉タイプを販売中です。
- KAJ-R136R-W(庫内容量13L)
- KAJ-R056R-W(庫内容量5L)
- KAJ-R055R-W(旧モデル、庫内容量5L)
3モデルとも家庭用AC100V電源と、自動車のシガーライターソケットに対応しています。設定できる温度は全機種5℃と55℃のみで、温度調節の機能はついていません。
しかし保冷や保温の能力が非常に高いため、調節機能を使わない方にはおすすめです。設定温度へ達する時間が圧倒的に速く、持ち運んでも保冷や保温を維持できます。
また棚板をかんたんに取り外せるので、庫内のレイアウトが自在です。13Lモデルは2Lのペットボトルを、5Lモデルは500MLのペットボトルを立てて収納できます。
EENOUR
EENOURは発電機やソーラーパネルを販売している、電源機器に特化している日本のメーカーです。電源機器だけではなく、アウトドアや車中泊に役立つ商品も販売しています。
冷温庫はスタイリッシュなデザインの前扉タイプを販売中です。
- NEW-4L(庫内容量4L)
- CWP10L-JP(庫内容量10L)
- JPCWP-10L-D(エコモード搭載モデル、庫内容量10L)
- CWP20L-JP(庫内容量20L)
上記のモデルはすべて、家庭用AC100V電源と自動車のシガーライターソケットに対応しています。JPCWP-10L-Dは白色のみですが、ほかのモデルはシルバーとゴールドから選択可能です。
またCWP20L-JPは2ドアタイプなので、上下を異なる温度で使い分けられます。設定できる温度はNEW-4Lが2℃~60℃、10L以上のモデルは-2℃~60℃です。
温度の設定範囲が10℃~15℃の、コスメ専用モデルも販売しています。
AstroAI
AstroAIは自動車用品や家電を販売している海外ブランドです。デジタルテスターやエアコンプレッサー、分配器や車載できる冷蔵庫をリーズナブルな価格で販売しています。
冷温庫は丸みを帯びた可愛らしいデザインの、前扉タイプを販売中です。
- ASIM040(庫内容量4L)
- LY2206A(庫内容量6L)
- M060(前面タッチボタンタイプ、庫内容量6L)
- AAFRM6WH(ミラー扉タイプ、庫内容量6L)
- M090W(庫内容量9L)
- ASIM10N(庫内容量10L)
冷温庫はすべて家庭用AC100V電源だけではなく、自動車のシガーライターソケットでも使用可能です。AstroAIの冷温庫は、最低温度が環境によって変わります。
M060の最低温度は外気温から-15℃、M060以外は外気温より-18℃~22℃です。(0℃まで)保温はM060とAAFRM6WHが60℃まで、ほかのモデルは66℃まで設定できます。
まとめ
今回は、マキタとハイコーキが販売している上蓋タイプの冷温庫の特徴や違いを比較しながら解説してきました。
冷温庫については、まだまだ知っておきたいことがたくさんありますので、ぜひ、関連記事も読んで参考にされてみて下さい。
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