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マキタのホームセンター仕様とプロモデルの違いで何が変わるのか解説します

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マキタにはホームセンター仕様というモデルがあり、一般的なマキタブルーと呼ばれるプロ仕様のものとは異なります。

電動工具の多くはプロ用モデルとホームセンター仕様のモデル(エントリーモデル)の2つのモデルが存在し、モデルによって、スペックやカラーリング、付属品などが異なります。

ということで今回は、マキタのプロモデルとホームセンター仕様のモデル(エントリーモデル)の違いについて解説していきます。

プロモデルとホームセンター仕様のモデルとで、『一体何が違うのか?』などを中心にまとめました。

マキタのホームセンター仕様とは

マキタのホームセンター仕様とは、プロが使う用途向けではなく、DIY用途で使いやすいように設計された一般向けモデルのことを指します。

具体的にはDIYや日常利用、軽作業向けに作られたモデルです。

そのためプロが求めるほどの耐久性や精度、スペックを備えておりません。その代わり価格が安く抑えられており、購入しやすい価格で販売されています。

プロでもそこまで精度を求めず、軽作業が中心の場合はホームセンター仕様を使う場合があるでしょう。

安いからといっても、品質まで安っぽく作られているわけではありません。頑強に作られており、コストパフォーマンスに優れる逸品です。

ホームセンター仕様の特徴

ホームセンター仕様は、字のごとく「ホームセンターで手に入りやすい製品」です。

自宅の周辺にホームセンターがあれば、ぜひ足を運んで確認してみてください。緑色のマキタがよく見られるはずです。

またホームセンター仕様は、型番が「M」から始まるものとなっています。

本体カラーが緑色となっており、プロ仕様向けの青っぽい筐体が見た目の違いと言えるでしょう。

Mシリーズといっても、草刈り機や高圧洗浄機もMから始まる型番となっています。しかしこの機種はホーム用、プロ用といった違いは設けられていません。

プロ用モデルとDIYモデルについて

マキタのホームセンター仕様は別名、DIYモデルと言われています。対して職人さんが使うようなプロ用モデルは、ホームセンター仕様と対極にある存在と言えるでしょう。

プロ用モデルはDIYモデルと比べ、過酷な環境で使うことを想定しています。

例えば防水性能だったり、精度や耐久性といった違いだったり。あらゆる点でプロ用モデルのほうが信頼性は高いです。

その代わり価格が高くなるため、一般用途としてはオーバースペック気味となってしまいます。そこでマキタはプロ用モデルと、一般用途向けにDIYモデルという棲み分けで販売を行っている流れです。

プロ用モデルとDIYモデルの違いについて

マキタのプロ用モデルとDIYモデルの違いは、下記の通りです。

  • スペック
  • カラー
  • 価格

ではそれぞれ項目別に、詳しく見ていきましょう。

スペックの違い

マキタのプロ用モデルとDIY用モデルの大きな違いは、スペックです。

具体的には下記項目の点で違いがあります。

  • パワー
  • 耐久性
  • 精度

あらゆる面で、プロ用モデルのほうがスペックは高いです。反対にDIY用モデルの場合、どうしてもスペックは劣ってしまうでしょう。

軽作業であれば問題はないものの、負荷のかかる作業や精度を求める場合で差が大きくなってしまいます。

とはいえDIY用モデルがすぐに壊れる、といったわけではありません。一般的な使い方であれば、そうそう壊れない耐久性は確保されています。

カラーの違い

マキタのプロ用モデルとDIY用モデルは、見た目のカラーで違いが分けられています。

  • プロ用:ブルー
  • DIY用:グリーン

よくマキタブルーと呼ばれる、独特な緑がかった青色はプロ用モデルです。反対に緑色が強いグリーンは、DIY用モデルとして設定されています。

カラーで用途の違いを売り出すのは各メーカーも同じで、国内シェアNo.2のHiKOKIも同じくカラーで用途を分けているようです。

HiKOKIの場合はブルーがDIY用モデルで、グリーンがプロ用モデルという位置づけになっています。

ただし最近ではプロ仕様のモデルにおいて、複数色展開が一般的です。5色展開もよくあるので、自身の好きなカラーを選べます。

価格の違い

マキタのプロ用モデルとDIY用モデルでは、本体価格に大きな違いが見られます。もちろんプロ用モデルが高く、DIY用モデルは安いです。

プロ用モデルは精度を高めるために、高価なパーツと高い精度での組み込み、開発費の上乗せがあらゆる面でコストを高めています。

もちろんプロが使うような過酷な現場では、逆にそのくらいの耐久性がなければ逆に買い替えコストがかかってしまうでしょう。

そういった意味では用途に合わせ、最適な使い方があるとも取れます。

マキタのカタログの型番の見方について

マキタのカタログを見ていると、型番には一定のルールが存在します。

この項目では型番の見方についてまとめていますので、ぜひチェックしておきましょう。

40Vmaxシリーズ

40Vmaxシリーズは、マキタの最高峰となっているシリーズです。ほかのシリーズと型番ルールが異なるので注意しましょう。

具体的には下記のようなルールになっています。

製品群+40Vmax固有の型番+G+付属品

例えば最初の製品群は、TDならインパクトドライバーを指しています。この表記はマキタ内だと同一のルールです。

一般的な製品群は下記のとおりとなっています。

  • AC:エアコンプレッサー
  • AD:エアインパクトドライバー
  • BO:サンダー
  • CL:充電式クリーナー
  • DF:ドライバドリル
  • GA:ディスクグラインダ
  • HR:ハンマドリル
  • JR:レシプロソー
  • TD:インパクトドライバー
  • TW:インパクトレンチ

次に40Vmax固有の型番は、001や002といった数値が販売順に付きます。TD001と来れば、40Vmaxシリーズのインパクトドライバー最初期型です。

次につく「G」は、必ず40Vmaxシリーズにつけられています。おそらく製品固有の型番として、どの製品にもつけられているはずです。

最後に付属品の有無として、例えば下記のようなアルファベットが特徴ごとにつけられています。

  • RDX:2.5Ahバッテリー2個付き
  • RMX:4.0Ahバッテリー2個付き

プロ用シリーズの型番ルール

一般的なプロ用シリーズは、下記のようなルールで型番がつけられています。

「製品群+固有の型番+D+付属品」

製品群については、40Vmaxシリーズの項目で紹介しています。そちらも合わせて参考にしてください。

固有の型番は例えば、136や137といったものです。販売順に数字が上がっていくので、少ない数字よりも大きな数字のほうが年式は新しくなります。

ただしフラッグシップ機やミドルエンド、ローエンドとシリーズを分けている場合も。100番台や400番台といった、大きな数字で判断してみてください。

次にプロ用シリーズは、必ず「D」がつけられます。このDはほぼすべての製品についているので、固有の特徴を表している見込みです。

付属品に関しては、下記のような違いがあります。

  • Z:本体のみ(バッテリー・充電器別売)
  • RF:充電器・バッテリー付(3.0Ah)
  • RFX:充電器1つ、バッテリー2個付き(3.0Ah)
  • RM:4.0Ahバッテリー付き
  • RMX:4.0Ahバッテリー2個付き
  • RT:5.0Ahバッテリー付き
  • RTX:5.0Ahバッテリー2個付き
  • RG:6.0Ahバッテリー付き
  • RGX:6.0Ahバッテリー2個付き
  • K:ケース付きバッテリー無し

DIY用シリーズの型番ルール

DIY用シリーズは、基本的にMから始まる型番のものと覚えておくと良いでしょう。

ただし園芸用品ではMから始まるものがあるものの、プロ仕様とDIY仕様は区別していない場合があります。

基本的には上記でお伝えしたようなルールに沿っているため、TDならインパクトドライバーです。

ホームセンター仕様ではあまり型番を見て判断することは少ないでしょう。深く考えず、こういったルールがある程度で判断するのが良いです。

他メーカーのプロ用モデルとDIYモデルのカラーリングについて

ほかのメーカーでも、プロ用モデルとDIYモデルのカラーリングを分けている場合があります。

それぞれメーカーごとに紹介していきますので、検討される方はぜひ参考にしてください。

HiKOKI

HiKOKIは、下記のようにカラーリングが分けられています。

  • プロ用:グリーン
  • DIY用:ブルー

HiKOKIはプロ用カラーがほかにも複数種あります。例えばイエローやブラック、ホワイトといったものです。

基本は上記カラーとなっているため、見分け方は難しくありません。

パナソニック

パナソニックはモデルごとに応じ、下記のカラーリングで分けられています。

  • プロ用:ブラック
  • DIY用:グレー

パナソニックはほとんど同系色といっても良いですが、暗めなほうがプロ用と覚えておくと良いでしょう。

またプロ用はブラックのほか、レッドもあります。

リョービ

リョービのカラーリングは、モデルごとで下記のような違いが見られます。

  • プロ用:グリーン
  • DIY用:レッド

リョービは他メーカーにないようなカラーで、レッドがDIY用モデルとなっています。

一般的にDIY用途で見かけることが多いリョービは、レッドカラーがイメージしやすいです。

ボッシュ

ボッシュだとモデルごとのカラーリングは、下記のとおりになっています。

  • プロ用:ブルー
  • DIY用:グリーン

ボッシュはマキタに近い配色となっています。ただしボッシュのブルーは、深い青に近いカラーリングです。

デウォルト

デウォルトのカラーリングは、下記のように分けられています。

  • プロ用:イエロー
  • DIY用:レッド

デウォルトはなかなか販売している店舗がなく、見かける機会も少ないです。しかしプロ用がイエローなので、なかなか目立つ配色をしています。

まとめ

今回はマキタのホームセンター仕様のモデル(エントリーモデル)の違いについて解説しました。

マキタの電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、関連記事も読んで参考にされてみて下さい。

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