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トラクターのロータリーの種類や特徴について解説します

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皆さんはアタッチメントの一つである、ロータリーに様々な種類が存在することをご存知でしょうか。

ロータリーは、メーカー各社から作業内容や用途に応じて、たくさんの種類が販売されていて、また、爪の種類や形状も多くの業者が使いやすいよう製造・販売をおこなっています。

そのため、どのロータリーを購入するべきか悩む方も多いです。

ということで今回は、トラクターのロータリーについて代表的な種類や特徴について解説します。

これからロータリーを購入される予定の方は、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。

トラクターのロータリーとは

ロータリーは畑や田んぼの土壌を耕し、柔らかくするための農業用機械です。

地面をかき混ぜながら地中深くの土と表面の土とをごちゃ混ぜにするため、雑草を取り除く作業も同時におこなえるメリットがあります。

似たような農業用機械に「プラウ」というアタッチメント(農業用機械)がありますが、ロータリーとは役割が異なり、土壌の状態によって使い分けます。

ロータリーの役割について

ロータリーの主な役割は多岐にわたりますが、基本的には土壌を均したり、耕したりすることが主な仕事です。

ロータリーには高速で回転する爪が備わっていて、この爪を使って表土と下層の土を効果的に混ぜ合わせています。

この表土と下層の土を混ぜながら細かく土を砕いていくことで「硬すぎず、適度に空気を含んだ水はけの良い土壌」を作り上げることが可能です。

また、ロータリーは爪の種類によっても耕す土の深さや細かさを調節することができ、作物の種類や土壌の状態によっても必要な種類が変わってきます。

ロータリーの種類について

ロータリーの種類は、用途に応じて様々なタイプが存在しますので、今回は「サイド・ドライブ・ロータリー」「センタ・ドライブ・ロータリー」「正逆転ロータリー」の3種類について解説していきます。

サイド・ドライブ・ロータリー

サイドドライブロータリーは爪軸を片側のチェーンケースで動かかす種類のロータリーで、稲作では一般的な種類だと言われている方式です。

サイドドライブロータリーの特徴としては、以下の通り。

  • その他の種類のロータリーよりも爪軸の強度がある
  • 仕組みがシンプルで修理しやすい

上記のような特徴があり、メリットとしてあげられます。

ですが、サイドドライブロータリーは深耕には不向きだったり、チェーンケースの残耕などの問題点も存在します。

サイドドライブロータリーは外側のチェーンケースが爪軸よりも下側にあるため、深く耕耘するのに構造上の限界があり、その他の種類よりも深く耕すことができません。

また、チェーンケースが地面に近い位置に配置されていることが多く、作業後にチェーンケース跡が残ります。そのため、整地がうまくおこなえず、畑作には不向きな場合が多いです。

センタードライブロータリー

センタードライブロータリーは、ロータリー中央部分に駆動チェーンケースが配置されている種類のロータリーのことをいいます。

センタードライブロータリーは、サイドドライブロータリーのようにチェーン跡が残らず、畑作やハウス作に向いていると言われています。

センタードライブロータリーの特徴としては、以下の通り。

  • 爪軸の幅の調整が可能
  • チェーンケース跡のことを気にしなくていい

上記のような特徴があり、メリットとしてあげられます。

一方、デメリットとしては爪軸が中央に配置してありますので、サイドドライブロータリーよりも故障しやすい構造になっています。

また構造上、チェーンのメンテナンスがしづらく、オイルシールの交換などの際も爪を取り外しての作業となるため、サイドドライブロータリーよりおも修理に時間と工数が必要になります。

正逆転ロータリー

正逆転ロータリーは、爪の回転方向を正回転(通常の前進方向)と逆回転(反対方向)を切り替えることができる種類のロータリーです。

正逆転ロータリーの特徴と利点としては、回転方向を変えることで耕うん作業の種類も分けられること。

機械の操作部からローターの回転方向を簡単に切り替えることができますので、硬い土や荒れた土地でもしっかりとした耕運が必要な作業と表面を滑らかにする作業や浅い耕運作業の両方に使用することができます。

たとえば、逆回転ではローターが土を掘り起こすような動作を行い、硬い土や荒れた土地でもしっかりとした耕運を可能です。

一方、正回転では表面を滑らかにする作業や浅い耕運に適しています。

その他にも逆回転時には雑草や前作の残留物を土中に埋め込む効果があり、防草効果も期待できますし、正回転では、表土をきれいに整地し、種蒔きや苗植えに最適な状態にすることも可能です。

正逆転ロータリーは、作業内容や土壌の状態に応じて回転方向を選べるため、効率的に耕運作業を進めることが最大の利点で、一台で様々な耕運作業を対応できる高い汎用性と効率性を持っているので、人気のある種類だったりします。

まとめ

今回は、トラクターのロータリーの種類や特徴について解説してきました。

ロータリーやトラクターについては、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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