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作業用手袋の種類や選び方、おすすめメーカーの特徴などをご紹介します。

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皆さんは作業用手袋に種類があることをご存知ですか。

代表的なのが「軍手」や「ゴム手袋」、「革手袋」ですが、それぞれの手袋にも得意と不得意があり、作業ごとに適切な作業用手袋の種類を使い分けることで、より安全に、そして効率よく作業をおこなうことができます。

ということで今回は、作業用手袋の種類や選び方、おすすめメーカーなどを中心に解説していきたいと思います。

これから外作業を予定されている方は、ぜひ、参考にされてみてください。

作業用手袋を選ぶ際に必要な考え方について

作業用手袋を選ぶ際にまず考えたいことが、「どんな作業に使用するのか」です。

それぞれの作業によって適切な作業用手袋の種類が異なりますので、しっかり抑えておきましょう。

刃を使う作業に適切な作業用手袋

カッターやナイフなどの刃を使う作業の場合、切創に強い手袋を使用する必要があります。

軍手で作業をしていると、手を傷付けてしまう恐れがあります。

切創に強い革手袋を着用すれば、安心して作業を行えるでしょう。

油を使う作業に適切な作業用手袋

自動車のオイル交換など、油を扱う作業には作業用手袋が必須です。油は高熱であったり素肌で触るのが危険な場合があります。

ゴム手袋や革手袋を着用することをおすすめします。特にゴム手袋であれば、手袋の中に油がしみ込むことがありません。

摩擦がかかるような作業

大きい荷物などを直接手で運ぶ場合、摩擦に強い手袋を着用する必要があります。通常の軍手ではすぐに穴が開いてしまうので、加工された軍手や革手袋がオススメです。

ラバーが付いたような軍手であれば、滑り止めになり摩擦が置きづらくなります。また革手袋なら耐久性が高いので、摩擦がかかっても穴があきづらいです。

溶接や火花が出る作業

溶接のような火花が飛び散る作業には作業用手袋が必要です。軍手でも問題はありませんが、長時間火花が飛び散る作業には革手袋がオススメです。

熱や火にも強いため、手をケガする可能性が低くなります。

液体を扱う作業や水周りの作業

液体を扱う作業や水回りの作業を行う場合は、ゴム手袋がオススメです。

ゴム手袋は縫い目が無く、液体に強いゴムを使用しているので手の中に液体がしみ込むことがありません。

作業用手袋はどうやって選ぶ?手袋の種類について

次に手袋の種類について解説します。

軍手:純綿  

綿100%なので、吸汗性に優れています。

肌に優しい他、燃えにくく高温に接しても溶着がありません。

火や高熱を扱う作業全般に向いていて、耐熱手袋の下履きとしての使い方もあります。

キャンプやバーベキューにもオススメです。

軍手:混紡  

綿の他にポリエステルやアクリルなどの化学繊維を2種類以上混ぜ合わせた糸で編まれていて安価です。

ただし機能とコストの特徴に乏しく、多くは流通していません。

軍手:特紡  

特紡糸とは繊維くずを再紡績したもので、環境に優しいのが特徴です。特紡軍手の大半は混紡糸で編まれています。非常に低価格で純綿と比べて耐久性に劣ることもあり、使い捨てされることも多いです。

一般作業全般から、DIYや園芸など広く利用されていますが、熱には弱いので注意しましょう。

ゴム手袋:ウレタン

伸縮性があり、よくフィットするので細かい作業に向いています。

通気性があり、対候性・耐溶剤性が優れており、屋外で農薬を使う農業・果樹収穫に向いています。

園芸・ピッキング・仕分け作業・精密機械検査・品質管理にも最適です。

ゴム手袋:天然ゴム

柔軟性があり、冷蔵庫内などの低温環境下でも硬くなりにくい素材となります。

引き裂きやひっかきに強いが油・溶剤に弱く、滑り止め効果が高いので荷物運搬や建築・土木作業に最適です。

アレルギー体質の方には下履きがオススメです。

ゴム手袋:ニトリル

ニトリルは耐油性・耐薬品性と強度に優れています。柔軟性に乏しく、低温環境下で硬くなります。

水に濡れると石鹸成分が溶け出し、ヌルヌルするのが特徴です。

油や薬品の取扱い、メッキ、機械整備、組み立て作業に最適。

スマホの操作ができるので人気の素材となっています。

ゴム手袋:塩化ビニール

耐油性・耐摩耗性・耐候性に優れています。

農業・漁業・水産加工・土木に最適で、安価なこともあり炊事・洗濯・洗車・ガーデニングなど家庭内でも便利に用いられます。

ただし可塑剤に用いられるフタル酸エステルが人体に悪影響を及ぼすと言われており、食品関係の現場では使用を避けてください。

革手袋:牛床革             

表皮または肉面に平行に二分割された牛革で、銀面層以外を床革といいます。

総じて厚めで、耐久性と耐熱性に優れているのが特徴です

溶接作業に欠かせないほか、自動車・鉄鋼・造船・その他重作業で重宝されています。牛表革よりも安く、作業手袋としては最も普及している革手袋です。

スプリットレザー手袋とも呼ばれています。

革手袋:牛本革

見た目が美しく、滑らかな表皮部分が用いられています。

柔らかくフィットし、手にもなじんで使い心地が良いです。

耐久性、特に引き裂きに強く、建築土木・鉄骨鉄筋・運輸倉庫・荷役・重機からバイクの運転やレジャーまで広く愛されています。

クレスト手袋とも呼ばれています。

革手袋:豚革・羊革     

牛革よりも薄手で柔らかく、通気性と屈曲性に優れています。

長時間作業に最適なほか、指先の感覚を活かしながらの軽作業にも向いているのが特徴です。

値段も安いので入手も容易です。

革手袋:合皮  

合成素材は柔らかく滑りにくい特性があります。

原料費変動の影響も受けにくく、価格が安定しているのが特徴です。

作業用手袋のサイズ選びで知っておきたいこと

作業用手袋は素材によってサイズ選びの注意点が異なります。

軍手の場合、伸縮性が高いのが特徴です。そのため、ジャストサイズで選んでしまうと少し余った部分が挟まったりして邪魔になることがあります。

すこし小さめくらいのものを選んでおくと、着用時にピッタリになります。

ゴム手袋はゴムの素材によって伸縮性が異なります。あまり伸縮性が無いゴムを使っている手袋なら、ジャストサイズのものを選びましょう。

伸縮性が高いものなら少し小さめのものを選ぶと良いでしょう。

革手袋は伸縮性が殆どありません。長く使用していると馴染んできますが、そこまで伸びることはありません。

必ず試着してジャストサイズのものを選びましょう。

外縫いと内縫いの違いについて

次に外縫いと内縫いの違いを解説します。

外縫い

外縫いは手袋の縫い代が外側にあるため、手に縫い代が当たることがありません。

そのため内縫いに比べるとフィット感が良いのが特徴です。

小さめのサイズを着用しても、縫い代が無いので意外にもフィットします。

しかし縫い代が外側にあるため、細かい作業を行う際に縫い代が邪魔をすることがあります。

内縫い

内縫いは内側に縫い代があるので、外縫いに比べると違和感がある場合があります。外縫いよりも大きめのサイズにしないと、小さく感じてしまいます。

メリットは耐久性と細かい作業ができる点です。縫い代が内側にあるということは、縫い目がほつれにくいということ。

長期間見た目や機能が損なわれにくい構造なのです。また縫い代が内側にあれば、縫い代が作業の邪魔をすることがありません。

細かい作業を行う場合は内縫いを選ぶと良いでしょう。

作業用手袋を買うならオススメしたいメーカー一覧と特徴

最後に作業用手袋のオススメメーカーとその特徴について解説します。

ミドリ安全

産業用安全衛生保護具・環境改善機器・電気計測器など安全衛生に関連する用品や機材の製造販売を行う企業です。

企業規模としては安全衛生保護具業界では最大で、作業着や安全靴では国内トップシェアとされています。

最近では東洋紡が開発した吸湿発熱繊維「eks」を使用した作業用手袋を発売して話題になりました。

「eks」は吸水性が高いのに蒸れにくく、暖かい素材です。

スマホを操作出来るように親指・人差し指・中指が開いているデザインも特徴的です。

富士グローブ

富士グローブは兵庫県に本社を置く日本の企業です。

高い技術力が評価され、警察・自衛隊・消防・海上保安庁に手袋を供給している事で有名です。

富士グローブの作業用手袋は厳選された日本製の合成皮革を使用しています。

手のひらには滑り止めエンボス加工が施されており、しっかりとしたグリップ力を期待できるのが特徴です。

伸び防止加工を施した袖口により、高いフィット感を実現しています。

新縫製のため親指付け根部分が痛くなりにくいのもポイントで、機能性や耐久性を兼ね揃えているのです。

スリーエム

スリーエムはアメリカ合衆国ミネソタ州に本拠地を置く、世界的化学・電気素材メーカーです。

素材の開発にも力を入れており、高機能の素材を手袋にも活かしています。

スリーエムの手袋は通気性に優れているだけでなく、幅広い用途に使用できるのが特徴です。

素材に細かなナイロンメッシュ繊維を採用しています。

手のひらや指の部分には特殊な合成ゴムを使っており、通気性と作業性を両立しているのです。

手にしっかりとフィットするストレッチ加工が施されているのもポイントで、細かい作業を行う際の手袋としても適しています。

トラスコ中山

トラスコ中山は機械工具、物流機器、環境安全用品をはじめとしたプロツールの卸売業を

行う企業です。

資本金は50億円超、従業員数は2700人を超えます。

「即納」「低コスト配送」「社員が働きやすい人事管理」「限定的サービス」をテーマに、 幅広い品揃えと幅広い在庫保有、自社所有の物流拠点と固定ルート型の配達便を中心とした配送網、自動化が進んだ物流管理が支えています。

作業用手袋に関しては、コストパフォーマンスの高さが特徴。

安価でありながら高い品質の製品を、日本全国のホームセンターなどで購入する事ができます。

まとめ

今回は、作業用手袋の種類や選び方、おすすめメーカーなどを中心に解説してきました。

作業用手袋については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事読んで参考にしてみてください。