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ワインセラー(家庭用)の選び方やワインクーラーとの違いも解説します

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ワインセラーは、ワインの貯蔵と保存を目的としたものです。

最近では家庭用のワインセラーも多く発売されており、ワインを好む方々に購入されています。

一方で、ワインクーラーとの違いが分からず、ワインセラー選びに悩まれている方も多いです。

ということで今回は、家庭用ワインセラーの選び方やワインセラーとの違いなどを中心に解説していきます。

これからワインセラーの購入を検討されている方は、ぜひ参考にされてみてください。

ワインセラーとは?

ワインセラーとは、もともとワインの貯蔵を目的とした保管庫を指します。

大規模なものになると貯蔵室と呼ばれるような、広い室内を指すものも多いです。

ワインセラーには大きく分けて、環境を積極的に維持する「能動的」なタイプと、装置類を一切使わない「受動的」なタイプに分類できます。

能動的なタイプは断熱性を高く作るため、人工装置で温度調整をしなくてはなりません。

一般的には湿度の調整まで行うことはありませんが、一部の乾燥した地域では調湿も行うことがあります。

※家庭用の場合は、調湿機能付きがワインセラーと呼ばれる。

ただし能動的なタイプは停電の影響を受ける上に、維持に光熱費がかかるのは難点です。

受動的なタイプは温度変化が少ない地域で、人工装置がなくても一定の冷涼な環境を構築できるところに作られます。(温帯の地下室は最適な環境)

受動的なタイプになると予測できない点はあるものの、基本的に維持費はかかりません。

停電があっても問題なく貯蔵が可能です。

ワインセラーの役割

ワインセラーの役割は、大きく分けて下記の3つです。

  • ワインの適切な貯蔵
  • 保護
  • 熟成

ワインは非常にデリケートなお酒で、温度変化や衝撃・太陽光の影響ですぐ味が劣化します。

そこでワインセラーを活用すれば、適切な環境で貯蔵・保護が行えて、長期間の熟成が可能です。

ただ冷やすだけなら、冷蔵庫で保管しても構いません。しかし冷蔵庫は開け閉めがあるので温度変化が起きやすく、振動も影響がゼロでは無いでしょう。

ワインにとってあまり良い環境とは言えないので、適切に保管をするならワインセラーが必須です。

また自宅で熟成させたワインを飲みたい!と思う方にも、ワインセラーはおすすめと言えるでしょう。

ワインセラーの必要性

ワインセラーは、ないよりもあったほうが良いです。しかし求めているものや、どんな楽しみ方をするかで必要性が大きく変わります。

購入後は保管せずに飲みたい
あまり高級なワインを買わない

上記のような方でしたら、ワインセラーは必要ないでしょう。保管したとしても数日程度の場合、冷蔵庫の保管でも十分に楽しめます。

逆に下記のような方の場合、ワインセラーはあったほうが良いです。

  • 高級ワインを楽しむ
  • 保管期間が長い
  • とにかくワインはおいしく飲みたい

高級ワインの場合、買ってすぐ飲むのはもったいないと思う方も多いでしょう。味を熟成させて、どんな味になるのか楽しみたい方もいらっしゃるはずです。

そのため必然的に保管期間が長くなり、味の劣化を考えると冷蔵庫で保管するのがもったいなくなります。

またとにかくワインをおいしく飲みたい!という方は、ワインセラーで適切に保管するのがおすすめです。

ワインの劣化を最小限に抑えられるので、味にこだわる方はワインセラーの使用が合っています。

ワインセラーとワインクーラーの違いについて

ワインセラーと似たようなもので、ワインクーラーがあります。

両者の違いは一体なんなのでしょうか?またどちらを選んだらいいか分からない部分もあるでしょう。

この項目ではワインセラーとワインクーラーの違いについてまとめ、選び方も解説しました。

ワインセラーとワインクーラーの違い

ワインセラーとワインクーラーの大きな違いは、調湿機能がついているかどうかです。

実はワインの適切な保管を行う際、温度だけではなく湿度も重要なポイントを占めます。

そこでワインセラーには調湿機能が搭載されており、より本格的な貯蔵を目的としたものが大半です。

反対にワインクーラーの場合は、温度調整のみ搭載されています。やや簡易的になっているのがワインクーラーと言えるでしょう。

とはいえワインの保管に適した温度を保とうとした場合、冷蔵庫では低すぎてしまいます。熟成もうまく進みません。

調湿機能はついていないものの、ワイン専用の保管場所を作るだけで味が保たれやすくなります。

ワインクーラーに保管しておけば、すぐに飲みごろの温度で取り出せるのもメリットです。

ワインクーラーを選ぶならどんな人におすすめ?

ワインクーラーがおすすめの人は、下記のような方です。

  • ワインセラーを買うほど熟成を楽しまない
  • 予算をできるだけ抑えて手軽に楽しみたい
  • 保管期間は長くないが、ある程度は保管する

ワインセラーは保管と熟成を目的としているため、熟成を楽しむ方には最適です。あまり熟成を深く楽しまない方でしたら、ワインクーラーでも良いでしょう。

またワインクーラーはワインセラーよりも機能を絞った分、安価に購入できます。

初めてワインの保管庫を購入する方にも、入門として最適かもしれません。

すぐ飲んでしまう方でしたら、冷蔵庫保管でも問題ないです。しかしワインセラーを買うほどじゃないけど、保管する期間が長い方にもおすすめできます。

やはり冷蔵庫だとワインにとって環境があまり良くないので、長期保管をするなら確実にワインクーラーかワインセラーが必須です。

コルクは呼吸をしていると言われているため、ニオイが複数入り交じる環境もよくありません。

保管を少しでも行うけど、本格的ではないとお考えならワインクーラーがおすすめです。

ワインクーラーを導入するメリット

ワインクーラーを導入すると、下記のようなメリットがあります。

  • 最適な温度で保管ができる
  • 1〜2年の熟成も楽しめる
  • 湿度が下がりすぎない(加湿も手動で可能)

ワインセラーよりも機能制限版と思われがちですが、第一の関門である温度調整が可能になると環境が全然違います。

冷蔵庫の場合は乾燥しすぎてしまうこともあり、ワインの栓に使われているコルクも乾燥して味に影響が出てしまうでしょう。

実は1〜2年くらいの保管であれば、ワインクーラーでも十分使用できるレベルです。

湿度も下がりすぎず、手動で水の入ったコップを置いて加湿することもできます。

出したらすぐに飲みごろの温度なので、本格的ではないけどワインを楽しみたい方にメリットが多いです。

ワインセラーは不要?冷蔵庫で代用可能?

ワインセラーは、一般的にこだわる方が導入する贅沢品というイメージがあります。

そのため冷蔵庫でも代用できるのでは?と思われる方が多いです。実際のところワインセラーが必要かどうかは、どういった楽しみ方をするかで変わります。

この項目ではワインセラーの要不要、冷蔵庫の代用についてまとめました。

ワインセラーは不要?

ワインセラーはあるに越したことはありません。どんな状態でも最適な保管環境があるので、外れてしまえば味は劣化します。

もちろん劣化も気にならないような間隔で飲用する場合、そもそも保管しておく必要性がない場合もあるでしょう。

すぐ飲む方であれば、ワインセラーは必要ありません。

ただし少しでも味の劣化をさせたくない方や、高級ワインを楽しむ方にはワインセラーがあると良いです。

高級ワインの場合、買ってすぐ飲むより保管しておきたいもの。

確実に冷蔵庫では劣化してしまうため、ワインセラーで安心して長期保管・熟成を楽しむのが最適です。

冷蔵庫で代用は可能?

冷蔵庫でワインセラーの代用は、少し難しいです。理由は下記のとおりとなります。

  • 冷蔵庫は温度が低すぎる
  • 開け閉めが多いと温度変化ですぐ劣化する
  • 湿度が低い
  • ニオイがつくものと一緒に入りがち

ワイン専用に冷蔵庫を置くなら、温度調節を行って開け閉めしないならなんとかなるかもしれません。(調湿はコップを置いて手動で調整)

しかしワイン専用に冷蔵庫を買うぐらいなら、おそらくワインセラーを購入したほうが安価です。

冷蔵庫でワインセラーを代用するのは、あまり効率的ではないと言えるでしょう

ワインセラー(家庭用)の選び方について

ワインセラーの選び方は、下記の4つがポイントです。

  • 温度管理が正しく行えるか
  • 静音設計に注意
  • 積み上げ保管じゃないもの
  • 適切な大きさ・収納本数か

ではそれぞれ詳しく解説していきます。

温度管理が正しく行えるか

ワインセラーには、冷却方法がいくつかあります。

  • ペルチェ方式
  • コンプレッサー方式
  • インバーターコンプレッサー方式
  • アンモニア方式

基本的にはコンプレッサー方式を選べば問題ありませんが、ファンがないタイプだと庫内の温度にムラが出る場合も多いです。

またペルチェ式は冷却性能が劣るので、使用時には注意したほうが良いでしょう。

正しく庫内の温度管理が行えないと、せっかくのワインも劣化してしまいます。

できるだけ冷却方式のみに関わらず、ファンで庫内の温度をムラなく調整できるタイプを選ぶと良いです。

静音設計に注意

ワインセラーを選ぶ際、静音設計にも注意したほうが良いです。

置き場所を例えば寝室にしたいなら、できるだけ静かなワインセラーを選んだほうが良いでしょう。

その場合、ペルチェ方式を選ばれる方が多いはずです。しかしペルチェ方式は冷却能力が弱めなので、外気温によって温度変化が起こりやすくなっています。

とはいえコンプレッサー方式を選べば、ほぼ確実に振動やモーター音が気になるはずです。

どういう場所に置きたいのか?静音性は最重要なのかで、どの方式を選ぶか決めておくと良いでしょう。

その上で各方式のデメリットを押さえておけば、自分に合ったワインセラーが選べます。

積み上げ保管じゃないもの

よく欧米のワインセラーは、ワインボトルをたくさん保管できる積み上げ式が多いと言われています。

購入時にもそのイメージで積み上げ式を検討する場合もありますが、温度の均一保管が難しくなるので避けたほうが無難です。

どうしても積み上げる必要性があるなら、2段までにしておいたほうが良いでしょう。

保管時の手間や取り出しも考えると、積み上げ保管はあまりメリットがありません。

まとめ買いをするので大量に保管しておきたい、と考えるなら収納本数の大きなワインセラーを購入すると良いです。

適切な大きさ・収納本数か

ワインセラーに入れるワインの本数を想定し、適切な大きさのセラーを購入しましょう。

例えばワインをまとめ買いする方でしたら、通販だとほとんど12本以上で送料無料になることが多いです。

つまり12本しか入らないワインセラーを買うと、まとめ買いだけでいっぱいになってしまいます。

空っぽになったら購入するスタイルじゃない限り、ワインセラー内に数本残っていることが多いはずです。

まとめ買いをするなら13本以上の収納本数を持つ、少し大きめのワインセラーを購入すると良いでしょう。

小型(家庭用)ワインセラーのメリットとデメリットについて

家庭用のワインセラーは比較的小さく、導入しやすいものとして人気があります。

とはいえ具体的なメリットとデメリットを知っておきたい方も、中にはいらっしゃるでしょう。

この項目では小型の家庭用ワインセラーについてまとめましたので、検討している方は参考にしてください。

小型(家庭用)ワインセラーのメリット

小型ワインセラーのメリットは、下記の3点です。

  • 容量が小さいので価格が安い
  • インテリアに馴染みやすい
  • スリム型を選べばスキマの有効活用もできる

とにかく小型な分、価格が安くて購入しやすいです。

洗練されたモデルも多く、インテリアに馴染みやすいモデルも増えています。

さらにスリム型のワインセラーを選べば、ちょっとしたスキマに設置することも可能です。

小型(家庭用)ワインセラーのデメリット

小型ワインセラーのデメリットは、下記の2点です。

  • 用途が限定されるので選び方が大切になる
  • 安価で性能の低いものが一部ある

小型のワインセラーは、収納本数が限られているので選び方が大切になります。

もちろん大型のものでも選び方は大切ですが、小型だとよりデメリットが顕著に出てしまうでしょう。

安いから購入したけど、思ったよりも冷却能力が強くなくて電気代も高かった…という事態にも陥ります。

正しく自身の用途に合った選び方が必要になるので、正しく選ばなくてはなりません。

また一部、性能の低いものが流通しています。使用方法や選び方を間違えなければ、活用も可能です。

家庭用ワインセラーのおすすめメーカーと特徴について

家庭用ワインセラーは、おすすめメーカーが国内と国外で分かれます。

それぞれの特徴についてもまとめましたので、気になるメーカーがあればぜひチェックしてみましょう。

おすすめの国内メーカーの一覧とメーカーの特徴について

ワインセラーのおすすめ国内メーカーは、下記の3メーカーです。

  • さくら製作所
  • アイリスオーヤマ
  • フォルスター

さくら製作所は2014年に設立されたメーカーです。日本の文化や気候に合わせたワインセラーを作っており、まさに日本人が選ぶのに最適と言えるでしょう。

機能性の高さだけではなく、コストパフォーマンスも非常に優れています。

初心者からプロまで幅広く選ばれているので、安心しておすすめできるメーカーです。

アイリスオーヤマは、事業展開が幅広いメーカーとなっています。LED電球や家電製品で、同社の製品を所持している方も多いでしょう。

デザインがシンプルで価格も安く、購入しやすいワインセラーを展開しています。

方式はペルチェ式がメインなので、寝室に置くならアイリスオーヤマ製が最適です。

フォルスターは国内ワインセラーメーカーの中でも、パイオニア的な存在となっています。

独自の加湿循環方式を採用しており、新鮮な空気の循環も同時に行える仕様です。

日本の気候に合うよう設計しているため、多くの専門家からも強い支持を得られています。

おすすめの海外メーカーの一覧とメーカーの特徴について

ワインセラーのおすすめ海外メーカーは、下記の3社です。

  • ユーロカーブ
  • アルテビノ
  • シャンブレア

ユーロカーブはフランスが発祥のメーカーです。1976年に温度管理機能を搭載したワインセラーを販売しており、今日まで多くのワインセラーを販売しています。

商品展開としては熟成や保存から、ディスプレイやサービス向けといったあらゆるニーズに対応。

一般の愛好家にも使いやすく、プロまで幅広い層の方々が愛用しています。

アルテビノはワイン本場フランスのメーカーで、なんと5大陸70カ国での販売実績があるメーカーです。

とくに収納力の高いワインセラーは、業界でもトップクラスとなっています。

シャンブレアは1983年、ドイツで生まれた企業です。ドイツはものづくりへの姿勢が国内外で評価されており、精密かつ堅牢性が高いと言われています。

そのためワイン愛好家のみならず、レストランや有名なホテルでもどんどん採用中です。

まとめ

今回は家庭用ワインセラーの選び方を中心に解説してきました。

ワインセラーについては、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。