NEWS
新着情報

充電式ケーブルカッター TC100DとEZ45A7の違いについて解説します

ハンズクラフトのロゴ

ハンズクラフト西日本最大級の工具専門リユースショップです。

ハンズクラフト【工具専門】西日本最大級の総合リユースショップです。

当店は創業20年以上、工具・家電を中心に扱うリユース専門館です。お買取りした中古品を綺麗にメンテナンスして新たな価値を吹き込み、福岡・北九州地域を中心に沖縄や山口・広島まで11店舗を展開中です。各記事は工具専門のスタッフや、工具・家電の修理専門部門が監修・執筆しています。

電力用途のケーブル切断に使われるケーブルカッターは、電動工具の中でもマキタ製とパナソニック製で人気が分かれます。

そして、実際に購入しようか選ぼうと思った際、マキタのTC100DとパナソニックのEZ45A7でどちらがいいか迷われる方もいるのではないでしょうか。

ということで今回は、充電式ケーブルカッターのTC100D(マキタ)とEZ45A7(パナソニック)の違いについて解説します。

【充電式ケーブルカッタ】マキタ(TC100D)の特徴について

マキタのTC100Dは、下記のような特徴があります。

従来機と比較し、切断に特化した仕様で本体が非常に軽くなりました。以前までは油圧圧着器を転用していたため、構造上どうしても取り回しがしづらかったです。

ただし本製品は、マクセルイズミ株式会社のS7シリーズと同等品となっています。(マキタバッテリーに対応している製品のOEM)

そのため製品の特徴としてはほぼ同じと見て良いでしょう。

連続切断に便利なオートリバース機能を搭載し、切断後に正転スイッチを離すと設定した位置に自動で戻ります。

またクローズドタイプですが、開放状態にして切断することも可能です。非常に取り回しもしやすく、切断能力ともに優れた1台となっています。

【充電式ケーブルカッター】パナソニック(EZ45A7)の特徴について

マキタの競合モデルとして、パナソニックのEZ45A7が挙げられます。

こちらも同じクローズドタイプとして販売されており、似たようなモデルとして比較検討の対象となりやすいです。

詳しいスペックは下記の表にまとめました。

特徴的なのは、14.4Vと18Vどちらのバッテリーにも対応している点です。

もちろん14.4Vバッテリーを使うと作業量は落ちますが、どちらもバッテリーが使える点は非常に利便性が高くなっています。

従来機と比較してコンパクトになり、さらにCV線250mm2も切断できるパワフルさを両立。

ケーブルの向きに合わせて、先端部分も稼働できます。どんな場面でも作業しやすいように配慮されているのが特徴です。

マキタ(TC100D)とパナソニック(EZ45A7)のスペックの違い

実際にマキタのTC100Dと、パナソニックのEZ45A7を比較してみましょう。

詳しいスペックを下記の表にまとめました。

スペックを比較してみると、マキタのTC100Dがほとんどの面で優勢です。軽量でサイズも小さく、扱える最大切断径も大きくなっています。

ただし価格面ではマキタのほうが高くなっているため、予算面からも選ぶ必要があるでしょう。

とくにパナソニックの場合、電気設備や電材関連の販路に重きを置くブランドです。

優秀な製品であっても、パナソニック独自の販路を崩すことは難しいかもしれません。

製品単体で見るならマキタのほうが優秀なので、どちらかを選んでも問題ない場合はTC100Dを選ぶと良いでしょう。

マキタ(TC100D)の強みと弱み

TC100Dは切断専用モデルとなっており、優れた取り回しとスペックの高さを実現しています。

しかしどんな点に強みがあるのか、弱みも踏まえた上で確認してみましょう。

TC100Dの強み

TC100Dの強みは、とにかく作業性が高い部分です。最大径もØ50mmに対応し、取り回しに優れた小型ボディを採用しています。

またクローズドタイプとなっておりますが、必要手順を踏めば刃をオープンにして切断することも可能です。

用途が限られることもなく、ケーブルの途中で切断することも問題なく行えます。

付属しているバッテリーも6.0Ahと高容量なものが付属しているので、作業量が多くても対応できるのが魅力です。連続作業に適したオートリバース機構を搭載しており、切断してから正転スイッチ離せば自動的に元の位置へ戻ります。

ワンタッチで操作が行えるトリガースイッチも採用しているため、とにかく取り回しと作業性の高さは秀逸です。

運搬に便利な肩掛けベルトも標準で付属するので、この1台があればケーブル切断で困ることは少ないでしょう。

TC100Dの弱み

TC100Dの弱みとしては、切断専用となっているため圧着や圧縮が行えない点です。例えば上位機種のTC300Dの場合、先端工具を付け替えれば1台で多用な作業に対応します。

またTC300Dは軽量である反面、形状がI型なので操作のしづらさはあるでしょう。

ケーブルに対して作業を行うなら、T字型のような握り込みながら作業するほうが有利です。アタッチメントも固定のため、作業場所に合わせて回転させるような操作は難しい作りとなっています。

全体的に扱いやすさはあるものの、若干の取り回しがしづらい点が目立ってしまうでしょう。この点は優秀であるがゆえの欠点かもしれません。

もし同時に圧着や圧縮を行う場合、TC100Dのほかに工具を持つか、上位機種を選定する必要があります。

パナソニック(EZ45A7)の強みと弱み

パナソニックのEZ45A7は、特定の市場で根強く使用されています。

とはいえ機種単体で見たとき、スペックはどうしてもマキタのTC100Dに劣る部分は多いです。

しかし独自の強みもあるので、ぜひ比較しながら選んでみてください。

EZ45A7の強み

EZ45A7の強みは、下記の2点です。

  • T字型で操作がしやすい
  • 14.4Vと18Vどちらのバッテリーも使える

ケーブルを切断する際、手の構造を考えるとそのまま突き出したほうが負担は少ないです。

この形状がI字型だった場合、手首を曲げて作業しなくてはなりません。実際に手を突き出してみる状態と比べ、手首を曲げている状態ではやや負担を感じるはずです。

とくにプロが扱う場合、1日に多くの作業をこなすこともあるでしょう。長く使っているとどんどん負担が蓄積するため、T字型で握りながら作業ができるのは大きな強みです。

またEZ45A7は、14.4Vと18Vのバッテリーどちらも使えるように設計されています。

パワーや作業量は落ちるものの、どちらも使えるなら手持ちのバッテリーを無駄なく使えるでしょう。場合によっては14.4V式の電動工具を持ち歩くこともありますし、幅広く扱える設計は非常に嬉しいポイントです。

EZ45A7の弱み

EZ45A7の弱みは、下記の2つです。

  • 最大切断径はあまり太くない
  • やや重量があって取り回しがしにくい
  • 年式が古い

EZ45A7の最大切断径は、直径32mmまでとなっています。作業時にカバーできる範囲なら問題ありませんが、マキタは50mmまで対応している状況です。

できるだけ幅広い径に対応しているほうが活用しやすいので、作業内容に合っているか確認してみてください。

重量はおよそ3kg近くあるのと、T字型でやや先端に重心が偏ります。取り回しのしにくさは少し出てしまうでしょう。

またEZ45A7は、販売日が2017年11月と少し古い機種になっています。マキタのTC100Dは2021年3月の機種なので、年式による差は大きいかもしれません。

後継となる機種が販売される可能性はあるものの、現状では何も情報がない状況です。スペックと価格面から見ても、あまりコストパフォーマンスは良いとは言えないでしょう。

まとめ

今回は、充電式ケーブルカッターのTC100D(マキタ)とEZ45A7(パナソニック)の違いについて解説してきました。

電動工具についてまだまだ知っておきたいことがたくさんあります。ぜひ、関連記事も読んで参考にしてみてください。