マキタの掃除機(コードレスクリーナー)は40Vと18Vどっちがおすすめ?
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マキタの掃除機(コードレスクリーナー)では、高価格帯・高機能シリーズとして40Vmaxと18Vがラインナップされています。
一般的なクリーナーと違い、電圧でパワーや機能が変わってくるのは面白い点です。
しかし実際のところ、どちらを選べば良いのか悩む場合もあるでしょう。この項目では、どちらがおすすめなのかをまとめました。
クリーナーに何を求めるかでどっちが良いか変わってくる
充電式クリーナーを購入する際、重要視する点は人によって大きく変わります。なぜならハンディクリーナーは小型で、使える場所や環境が少し限定的だからです。
具体的には下記のような違いで選ぶ場合があります。
- とにかく吸引力やパワーを重視
- 長く使えるかどうか
- コストパフォーマンスが良いか
- 手持ちの電動工具とバッテリーを併用したい
- 軽い機種を選びたい
とにかく吸引力を求める場合、電圧が高いタイプを選べば基本的には問題ありません。電圧が高ければ高いほど、吸引力を表す「吸込仕事率」も比例して高くなる傾向です。
できるだけ吸引力を求めるなら、高い電圧を選びましょう。ほかにも長く使えるかどうかで、掃除機選びを重視する場合があります。
例えば部屋が広かったり、掃除に時間がかかったりする場合です。この環境だとハンディクリーナーはすぐバッテリー切れになりやすく、重点的に見なくてはなりません。
こちらも基本的には電圧が高いタイプなら、連続使用時間は長い傾向です。パワフル運転だと変わらないですが、エコ運転モードがついていればさらに長く運転できます。
エコモードは上位機種についているので、機能が揃っている高電圧帯を狙えば良いでしょう。
ただし18V機の通常モードでも、およそ50分の運転時間があります。実際の使用環境を想定し、十分に足りる時間を計測してください。
次にコストパフォーマンスです。コスパを求めるなら、掃除を行う環境に見合ったクリーナーを選ばなくてはなりません。
この場合、ハイスペックな機種はややパワーを持て余しやすいです。できるだけ安く、なおかつ無駄な機能はついていないシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
またマキタの電動工具は、対応しているバッテリーなら相互に流用することが可能です。
電動工具を今後買い足していきたい、もしくはすでに持っている場合なら、その点も加味しながら選ぶ必要があります。
軽い機種を選びたい方は、電圧が低い機種を選ぶと良いです。基本的に電圧やパワーが高まると、本体は重くなります。
実際のところどっちを選べば良いのか?
結局のところ、どちらの機種を選べば良いのか分かりづらいでしょう。
そこで下記の項目を目安に、自分の求める掃除機を選んでみてください。
- とにかくパワーを求める方:40Vmax
- 稼働時間を選ぶ方:40Vmax
- コストパフォーマンスを重視する方:18V
- 電動工具とバッテリーを併用したい方:18V
- 軽い機種を選びたい方:18V
予算を度外視するなら、上位機種の40Vmaxが一番パワーはあります。同時に重量も増すので、場合によっては扱いにくいことも。
コストパフォーマンスや軽い機種を選びたい方は、18Vを選びましょう。18Vシリーズはバッテリーを併用できる機種が幅広く、コスト当たりのパフォーマンスが優秀です。
まずはパワーを求めるのか、軽量さや取り扱いやすさを求めるのか決めましょう。
当記事では予算があるなら40Vmaxシリーズをおすすめします。コストパフォーマンスを狙うなら18Vシリーズがおすすめです。
マキタの掃除機40Vモデルのメリットとデメリットについて
マキタの掃除機でハイスペックなモデルである、40Vmaxシリーズをもう少し詳しく知りたい方もいらっしゃるでしょう。
この項目では、40Vmaxモデルのメリットとデメリットについてまとめました。
40Vモデルのメリット
40Vモデルのメリットは、下記の4つです。
- 吸引力が高い
- 機能が充実している
- 連続運転しやすい設計
- 40Vmaxシリーズの電動工具とバッテリーを共用できる
40Vモデルは、マキタの中でも最高峰のパワーを誇ります。そのためパワーを求める方の場合なら、40Vモデルを選ぶのがおすすめです。
また運転モードも40Vモデルはパワフル・強・標準・エコと、すべてのモードがついています。静音性にも優れており、操作性や使いやすいワンタッチスイッチと、機能が充実しているのも特徴です。
実はノズル可動部の改良が行われているため、長時間の操作でも疲れず扱いやすいように設計されています。
マキタの最高峰シリーズ、40Vmaxの電動工具とバッテリー共用も可能です。
40Vモデルのデメリット
40Vモデルのデメリットは、下記の3つです。
- 価格は高め
- 重量は重くなる
- 使い回せる電動工具の種類はまだ少ない
マキタで販売されているクリーナーの中では、40Vモデルは最上位クラスとなります。そのためどうしても価格は高くなるので、ややコストがかかってしまう点はデメリットです。
パワーを持て余す環境では、コストパフォーマンスが良いとは言えないでしょう。
またパワーが上がれば上がるほど、重量も比例して重くなる傾向です。扱いにくさが出てしまう点は、パワーと引き換えになっています。
40Vmaxシリーズ内でバッテリーを共用できるものの、現時点ではまだ発表されて間もないシリーズなので種類が少ないです。
ただしこちらに関しては今後ラインナップが拡充されていくので、いずれ解決されていく見込みがあります。
マキタの掃除機18Vモデルのメリットとデメリットについて
マキタの掃除機では、長らく最上位となっていたのが18Vモデルです。現時点では40Vモデルに座を譲ったものの、まだまだスペックも選ぶ価値が十分にあります。
そんな18Vモデルのメリットとデメリットについて、詳しくまとめました。
18Vモデルのメリット
18Vモデルのメリットは、下記の4つです。
- コストパフォーマンスに優れている
- 共用できる電動工具の種類が多い
- ラインナップが幅広く選びやすい
- 重量は軽めで扱いやすい
18Vモデルは価格の割に、吸込仕事率が高いモデルを多く取り揃えています。
正直なところ、ハンディクリーナーは全体的に吸引力が低いです。18Vバッテリーでようやく実用的になったと言っても過言ではありません。
そのため普段遣いで十分に使えつつ、価格も抑えめな18Vモデルはコスパに優れています。
また18Vモデルは、電動工具とも共用できるラインナップ数が多いです。出始めの40Vmaxシリーズを遥かに上回ります。
クリーナー自体のラインナップも幅広く、自分に合ったモデルを選びやすいのも特徴です。
重量も1.5kg程度となっており、扱いやすい重さになっています。
18Vモデルのデメリット
18Vモデルのデメリットは、下記の2つです。
- 吸引力が足りない場面はある
- ラインナップが多くて分かりづらい
18Vモデルは吸込仕事率で言うと、40Vモデルのおよそ半分です。あまり吸引力は高いと言えないでしょう。実用的な吸引力になっているものの、標準モードではなかなかゴミも吸い取ってくれません。
ゴミを吸い取ることだけ考えていた場合、若干の物足りなさは感じてしまうでしょう。
またラインナップが豊富であることの裏返しとして、逆にどのモデルを選んだら良いかわからない場合もあります。
スペックのほかにトリガー式やワンタッチボタン式、カプセル式や紙パック式と選ぶ要素が多いです。
どの機能が合っているのかも考える必要があり、選びにくさを感じる方もいらっしゃいます。
【スペック比較】40Vモデルと18Vモデルの2機種を比較
では実際に、40Vモデルと18Vモデルの2機種を比較してみましょう。比較する機種はCL001G(40V)とCL282FD(18V)です。具体的なスペックも含め、比較してみてください。
CL001G(40V)とCL282FD(18V)のスペック
ではCL001G(40V)とCL282FD(18V)のスペックを見てみましょう。
具体的には下記の表にまとめました。
それぞれのスペックを確認してみると、やはり18Vのほうがパワー不足になってしまうのは否めません。
重量も比較機種の場合、0.1kgほどの差しかないので誤差と言えるレベルでしょう。寸法もほぼ同サイズで集じん容量から使用時間まで、ほぼ40Vmaxモデルのほうが優勢です。
価格も6,000円ほどの差になっており、この価格差でスペックの差を許容できるかが分かれ目となっています。
機能面での比較
スペック以外の機能を比較すると、下記のような違いとなります。
全体的にマキタの掃除機は機能がシンプルになっており、あまり特殊な機能はついておりません。
ただし40Vモデルはノズル可動部の中心を変更し、後ろタイヤの軸上に配置しています。
この機能によって、じゅうたんへの引っ掛かりを防止することが可能です。ほかにも18Vモデルと比較し、およそ4分の1まで騒音レベルを減らしました。
本体に使われているエラストマで低振動を実現し、穴あき吸音スポンジで流路構造を見直しています。
このように細かい機能部分で違いがあるため、よりパワフルかつ低騒音を可能としました。
マキタの掃除機40Vモデルがオススメな人と利用シーン
マキタの40Vモデルは、オススメな人と利用シーンが分かれます。
詳細については詳しく下記で解説しますので、気になる方はぜひ参考にしてください。
40Vモデルがオススメな人
40Vモデルがオススメな人は、下記に該当する方です。
- とにかくパワーを求める人
- 騒音の少ないモデルがいい人
- 40Vmaxシリーズの電動工具を持つ人
40Vモデルは、ほかのモデルと比べてパワーがダントツにあります。できるだけ吸引力を求める方なら、40Vモデル一択でしょう。
さらに40Vモデルは騒音レベルが少なく、およそ65dBを実現しています。18Vモデルですとおよそ70~90近いdB数ですので、やはり比較すると運転音は気になるはずです。
騒音を少しでも抑えたい方にとって、40Vモデルは最適と言えるでしょう。
同時に電動工具でも40Vモデルは、同じ40Vmaxシリーズのバッテリーを共用できます。40Vmaxシリーズの電動工具を将来使っていきたい、すでに持っている方ならオススメです。
40Vモデルの利用シーン
40Vモデルの利用シーンは、下記のとおりです。
- 病院や騒音が気になる静かな場所での清掃
- ガレージや汚れが多い場所で吸引力を求めるとき
40Vモデルの魅力は、パワーと静音性です。病院や施設によって、あまり騒音が気になるクリーナーを使うと気になる場合もあるでしょう。
そういった場合でも、40Vモデルのクリーナーは騒音を抑えられています。そしてパワーもあるため、ガレージや汚れが気になる場所での掃除に最適です。
マキタの掃除機18Vモデルがオススメな人と利用シーン
マキタの18Vモデルは、実用性と価格面からメリットが多いクリーナーです。オススメな人と利用シーンについてもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
18Vモデルがオススメな人
18Vモデルがオススメな人は、下記のとおりです。
- コストパフォーマンスの良いクリーナーが欲しい人
- 電動工具と併用したい人
- パワーよりも軽さを重視したい人
18Vモデルは、40Vモデルと比べて安価に購入できます。バッテリーがヘタっても、18Vモデルのバッテリーは入手しやすく40Vモデルより安価です。
電動工具のラインナップも幅広いため、工具に限らずラジオや園芸用品とたくさん使えるタイミングがあります。
またパワーよりも、軽さを重視したい人におすすめです。比較すると18Vモデルのほうが軽量となっており、扱いやすさがあります。
フローリングはじゅうたんほど掃除の手間がかかりません。そういった環境であれば、18Vモデルでも吸引力は十分な可能性が高いです。
18Vモデルの利用シーン
18Vモデルの利用シーンは多岐にわたります。具体的には下記のとおりです。
- 普段の掃除に
- 狭い範囲で手軽にお掃除をする際
- フローリングの掃除
- 屋内外のゴミ取り
- ガレージの軽いお掃除に
18Vモデルは40Vモデルと比べ、パワーは少なめです。しかし実用的には十分なので、多くの場面で日常使いができます。
また安く購入して維持できるのも、18Vモデルの魅力です。
あまり細かいゴミや、じゅうたんだと吸引力が弱く感じるかもしれません。その場合は40Vモデルを購入するか、AC電源式の掃除機と役割を分担すると良いでしょう。
まとめ
今回は、マキタの掃除機(コードレスクリーナー)は40Vと18Vどっちがオススメなのか解説してきました。
マキタのコードレスクリーナーについて、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
ぜひ、関連記事を読んで参考にされてみてください。
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