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マキタのペンインパクトドライバーTD022とTD021の違いについて解説します

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マキタのペンインパクトドライバーといえばTD022とTD021が人気で、この記事を読んでいる方もどちらを購入しようか迷われているのではないでしょうか。

TD022DはTD021の後継機種に当たり、両機種のスペックも似ていることから、どちらを購入するべきか決めかねている方も多いです。

ということで今回は、マキタのペン型インパクトドライバー「TD022とTD021の違い」について解説していきたいと思います。

ぜひ、これからペンインパクトドライバーの購入を控えている方は、参考にされてみてください。

そもそもペンインパクトってどんな工具?

ペンインパクトの特徴

ペンインパクトドライバーは、スティック状に形状を変えることができる小型のインパクトドライバーです。

一般的に広く知られているインパクトドライバーはガングリップ型と呼ばれ、ペン型インパクトドライバーよりも高トルクな製品が多く、搭載されている機能も豊富です。

一方、ペンインパクトドライバーは、ガングリップ型のインパクトドライバーよりもシンプルな作りの製品が多く、搭載されている機能も必要最小限にとどまりますが、エアコン架台の組立てや配電盤作業など、狭い場所や高所などで本領を発揮します。

ペン型のインパクトドライバーは軽量かつコンパクトなので、女性でも扱いやすいのが特徴で、長時間使っていても腕に負担がかかりにくいので、長ビスなどを締め付ける必要がなければ、選択肢のひとつとしてオススメです。

ペンインパクトが苦手な作業

ペンインパクトドライバーは電圧やトルク値がガングリップ型よりも低いため、高負荷のかかる作業には向いておらず、高トルクが必要なボルトやナットを扱う作業には不向きです。

そのためトルクが必要なボルトやナットを締めるような作業には、ガン型のインパクトドライバーが必要になります。

同様に鉄板への穴あけ作業も強いトルクが必要となりますので、ペンインパクトドライバーでは役不足に。

さらに、細くて小さいネジを締める作業の場合には、電動ドライバーよりも締め付ける力があるため、調整が難しく、場合によっては千切れてしまう恐れもあります。

ガン型と比べるとトルク値は引くので、ネジをダメにする可能性は低いですが、電動ドライバー等と比べると注意が必要です。

TD022とTD021の特徴

TD022の特徴

TD022はTD021の後継モデルで、対応バッテリーは7.2Vとなっています。最大締め付けトルクは25N・m。
重量はバッテリーを含めても0.55kgで、長時間の作業でも疲れにくい点が特徴となります。

締め付けスピードは従来機よりも約10%アップし、1充電当たりの作業量も約40%アップしていると謳われています。

旧モデルとの外見差は感じられず、パッと見では判別が難しいです。

本機も右利き、左利きの両方に対応できるよう正転・逆転を切り替えるスイッチが備わっており、作業性は抜群です。

TD021の特徴

対応バッテリーはTD022と同じで7.2Vとなっており、最大締め付けトルクは22N・mとなります。

重量は1.3Kgとなっており、正逆転スイッチも備わっていますので、右手や左手のどちらで利用しても扱いやすいよう設計されています。

TD022DとTD021Dの違い

締め付けスピード

両機種での最大の違いは、締め付けスピードの違いが挙げられます。

まず締め付けトルクの違いですが、TD021は「22N・m」、TD022が「25N・m」となっています。また、最大回転数はTD021が「2300min-1」でTD022Dが「2450min-1」です。

僅かな差ではありますが、TD022の方がより多くの締め付け作業をおこなうことが可能になっています。

1充電当たりの作業量

TD021とTD022の違いとして、作業量の違いも挙げられます。TD021はバッテリー容量が1.0Ahでしたが、TD022では1.5Ahになり1.5倍も増えています。

そのため1充電あたりの目安作業量は、TD021ではø3.1x25mmの木ネジ締めが約230本で、TD022が約320本となっています。

また、バッテリー充電時間はどちらも30分前後となっていますが、TD022Dの充電器はTD021Dよりも性能が高いDC07SBが付属しており、充電スピードもTD022Dの方が上がっています。

そして、付属のバッテリー数も異なり、TD021は1つ、TD022は2つになります。

TD022とTD021、どっちがオススメ?

結論から言うと、TD022Dの購入をおすすめします。

理由としては以下の3点。

  • TD022Dの方が全体的にスペックが良い
  • TD022DとTD021Dの価格差も5千円前後
  • 付属の充電器の性能やバッテリー数がTD021Dよりも優れている

これまで両機種の違いを触れてきましたが、付属品の質や本体スペック差ではTD022Dの方が圧倒的に良いです。

それに加えて両機種ともに販売から数年が経過していますので、Amazonなどでも新品販売価格が下がっており、両機種の価格差は5000円前後となっています。

そのため、これからTD021DとTD022Dのどちらかを購入するのなら、上記の理由からTD022Dをおすすめします。

まとめ

今回は、マキタのペンインパクトドライバー「TD022とTD021の違い」について解説してきました。

この他にもペンインパクトドライバーについては、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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