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インパクトレンチ(電動)の選び方について徹底解説!

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DIYを趣味として始めた方なら一度は欲しくなるかもしれない、あの電動工具。ボルトやナットの取り外しには欠かせないインパクトレンチですが、『実際、どうやって選んだら良いのか』困っている方も多いのではないでしょうか。

この記事ではDIYを楽しみたい方やこれからプロとして働く方に向けて、購入前に知っておきたい「インパクトレンチの選び方」をご紹介しています。

インパクトレンチはあると作業効率がグンッと良くなる電動工具ですので、購入を検討している方はぜひ、工具選びの参考にしてみて下さい。

そもそもインパクトレンチってどんな工具?

インパクトレンチは、ボルトやナットを「取り外したり、取り付けたりする」電動工具です。「インパクト」と名称が付いている通り、衝撃を加えることで回転する力を発生させます。

主に建設現場や保守メンテナンスなどの現場で利用され、DIYでは、車などのタイヤ交換の際に便利なツールです。

トルクについて

ちなみにこの力のことをトルクと呼び、インパクトドライバーなどのパワーの強さを表します。「ネジやボルトなどを締め付ける力の強さ」だと思ってもらえると、分かりやすいのではないでしょうか。

インパクトレンチを選ぶ際にも、確認したいポイントの一つです。

電源方式は、バッテリーとAC電源の2タイプがあります

電動式のインパクトレンチには、「充電式タイプ」と「AC機(コード式)」の2種類が存在します。

それぞれ、「メリット」と「デメリット」が存在しますので、使用用途にあったタイプを選びましょう。

ACコードタイプのメリットとデメリット

●メリット

  • 連続使用可能時間が長い
  • ランニングコスト(維持費)が安い
  • ハイパワー

●デメリット

  • 作業時にコードが邪魔になる
  • 断線やコードの変形などに注意が必要
  • 作業場所・範囲が限定される
  • コードによる事故を誘発しやすい

ACコードタイプとは、電源コードが付いているモデルのことです。連続使用可能時間(定格時間)さえ守れば、基本的には作業時間に制限はありません。ただし、電源確保が必要になるため、作業場所や作業範囲が限定されます(コードの届く範囲)。

延長コードを利用することでこれらの問題は解決しますが、長く延したコードは事故の原因にもなりますので注意が必要です。ですが、バッテリーの買い替えが必要ない点や長時間使用できる点は、バッテリーモデルには無い魅力的ではないでしょうか。

ちなみに、ACコードタイプには「100V電源用」と「200V電源用」の2種類が存在しますので、購入前に必ずボルト数(電圧)とコンセントの形状の確認をしましょう。

バッテリー(コードレス)タイプのメリットとデメリット

●メリット

  • 作業場所・範囲を選ばない(限定されない)
  • コードによる事故の心配が無い
  • バッテリーの使い回しが出来る(メーカーや機種による)

●デメリット

  • バッテリーの買い替え、複数購入が必要
  • AC機よりも販売価格が高い傾向にある
  • 連続使用可能時間が短い
  • 携行品が増える
  • 作業内容によってはパワー不足

一方、バッテリー(コードレス)タイプとは、電源コードではなくバッテリーが付いているモデルのことを指します。電源コードが無いため扱いやすく、電源確保の必要が無いため作業場所を選びません。

ただしバッテリーですので、長時間の作業には不向きです。また長時間使用するために、バッテリーを複数携帯する必要があります。ですが、現在の主要工具メーカーの商品開発の傾向としては、バッテリータイプの電動工具開発に力を注いでいる状況ですので、予算に余裕があればACコードタイプよりもオススメです。

ちなみに、メーカーによって「バッテリーの互換性」や「バッテリー性能」などが違いますので、購入前には注意が必要です。

インパクトレンチを選ぶときに知っておきたい知識と用語の解説

締め付け能力

どのサイズのボルトまで対応しているか?という基準です。締め付けられるネジやボルトの大きさを表しています。

例えば「普通ボルト:M10M20」と表記がしてあれば、「ネジ経が10mm20mmまでのボルトに対応しています」という意味になります。

ちなみに、ネジ経のことを「呼び径」と言う場合もありますので、知識として覚えておくと役立つかもしれません。

また、ボルトの種類は2種類あります。

 

・普通ボルト

一般的な強度のボルトで、主に支圧接合に使用されます。

「高力六角ボルト、トルシア形高力ボルト、溶融亜鉛めっき高力ボルト、耐火鋼高力ボルト」

 

・高力ボルト

「強度を高くしたボルトで、主に摩擦接合、引張接合に使用されます」

「普通ボルト、六角穴付ボルト、JIS 規格六角ボルト、各種ボルト」

 

引用元:JFEスチール株式会社(柱脚金物、ジョイント、ボルト)

高力ボルトは主に鋼構造物などに使用され、普通ボルト(六角ボルト)は、主に建造物などに使われます。

そして、ボルトには2種類の規格の違いがあります。

ボルトは、ISO規格とJIS規格という2種類のルールにそって作られたものが存在し、その違いによって、二面幅(ボルトの頭の大きさ)の寸法が異なる場合があるので注意が必要です。

ネジ経から二面幅を知りたい場合は、「長堀工業株式会社」さんのホームページ上に分かりやすく掲載されていますので、そちらをご覧ください。

最大締め付けトルク(Nm

ネジを締め付ける力の強さの基準です。作業内容によって、『どれくらいのトルクが必要なのか?』が変わってきます。単位は「Nm」や「Nm」で表記されます。

ソケット

ソケットには手工具用と電動用(動力用)の2種類が存在します。大きさや長さにも違いがあり、脱着したいボルトの大きさや場所によってソケットを付け替えます。

ドライブ角(sq

ドライブ角とは、インパクトレンチの先端部分のことを言います。

差込角(さしこみかく)と呼ぶ場合もあります。

また、メーカーによって表記の仕方が異なり、例えばマキタであれば「角ドライブ」、HIKOKIであれば「四角ドライブ」と表記されています。用途によって適切なサイズは違いますので、購入前に注意が必要です。

2面幅(対辺寸法)

2面幅とは、『六角ボルトの頭の大きさのこと』を言います。このサイズとソケットの口径が合わないとボルトを締めることができません。よく使うボルトの頭のサイズを調べた上で、ソケットを選ぶことが大切です。

正しいソケットの選び方と必要な知識について

インパクトレンチを購入する前に注意してほしいことは、「ソケットが別売り」の場合があるという点です。インパクトレンチはソケットが無いと使えません。また、作業用途によってはソケットの大きさを変更する必要も出てきます。

もちろん、ソケットがインパクトレンチとセットで販売されている場合も、作業内容によっては別のソケットを購入する必要があります。

ということでこの章では、インパクトレンチ選びには欠かせない「ソケットの正しい選び方と知っておいた方が良いソケットの知識」についてご紹介します。

ソケットには大きさや長さの違いがある

ソケットには「長さ」や「口径とドライブ角(差込角)の大きさ」などの違いがあります。

締めたいボルトの大きさや取り付け場所によって、適切なソケットに取り替えます。とくにソケットを揃える場合は、口径とドライブ角のサイズには注意が必要です。

ソケットには、手工具用と動力用がある

ソケットには「大きさ」や「長さ」以外にも、「手工具用」と「動力用」の2種類が存在します。

手工具用と動力用のソケット。黒色のソケットが動力用、銀色のソケットが手工具用。

手工具用と動力用(エアー、電力)のソケットでは見た目も違いますが、それ以外にも耐久性などの違いがあります。

手工具用のソケットをインパクトレンチに取り付けることは出来ますが、「ソケットの破損」や「ソケットが外れる」などの安全上の問題が発生します。

▲動力用ソケットの使用例。

ちなみに、動力用のソケットはピンとOリングでしっかりと固定してから使用します。

その他の違いとしては、先ほどの章でも触れましたが耐久性に違いが出てきます。

▲左が動力用、右が手工具用のソケット。

写真のように、ソケットの厚さが違います。動力用のソケットは、瞬間的な最大トルク(締め付ける力)に耐えられるよう設計されていますので、口径やドライブ角は同じでもそれ以外の部分が手工具用ソケットとは異なる作りになっています。

六角と十二角がある

ソケットの口径には、六角タイプのものと十二角タイプのものがあります。

『どちらを買うべきか?』と言われても、使い方によってオススメなタイプが変わりますので、一概に『こっちがオススメ』とも言えません。ただ、ボルトの頭がすり減って、なめやすい状態だと、六角タイプのソケットに軍配が上がります。

プロモデルとエントリーモデル(DIY用)の違いについて

プロモデルの特徴をひとことで説明するなら、「プロモデルは性能や機能が良いが導入費用が高く付く」。一方、エントリーモデルは「シンプルで導入費用が安い」という感じではないでしょうか。

その他にも見た目の違い(色や型番が分けられている)や、精度や機能面などの違いがありますが、大きく分けると上記のような違いがあります。

まとめ

今回は、インパクトレンチの選び方について解説しました。

とくに、この3つの点は購入前に決めておくと購入後の失敗が少ないかと思います。ですが、『プロモデルだから、長く使える』とも言えないところが、工具選びの難しい部分の一つです。

ちなみに、プロモデルとエントリーモデル(DIY用)では使われている部品の品質に差はありますが、使い方や管理の仕方などによって、寿命が変わります。

迷われた方は、とくに以下のポイントを参考にすると、選びやすいかもしれません。

ちなみに購入前に決めておきたいことは、以下の3点。

  • 充電式タイプとACコードタイプのどちらを選ぶか
  • 性能重視or手持ちのバッテリーとの互換性
  • 使用する「ドライブ角」や「口径」のサイズは、どのサイズなのか?

是非この記事を参考にあなたにぴったりのインパクトレンチを探してみてください!

 

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