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HiKOKIのCD3605DBとマキタのCS553Dの違いについて解説します

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150mmのコードレスチップソーカッターの購入を検討している方の中には、HiKOKIのCD3605DBとマキタのCS553Dのどちらにしようか迷っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

とういことで今回は、HiKOKIのCD3605DBとマキタのCS553Dの違いについて解説していきたいと思います。

HiKOKIのCD3605DBとマキタのCS553Dのスペックの違い

HiKOKIのCD3605DBとマキタのCS553Dについて、それぞれ表にしてスペックをまとめました。

比較してみると、基本的なスペックはほぼ同じです。ただし発売日に関しては、マキタのほうがやや旧世代の機種となっています。

また電圧もHiKOKIはマルチボルトの対応で、マキタは18Vとやや不利です。

価格もマキタのほうが高く、コストパフォーマンスを考えるならCD3605DBのほうが良いでしょう。

HiKOKI CD3605DBの強みと弱み

HiKOKIのCD3605DBは、どんな強みと弱みがあるでしょうか。

CD3605DBはHiKOKI初の150mmチップソーカッターであり、マルチボルトにも対応した製品です。

詳しい強みと弱みについてまとめましたので、ぜひ参考にしてください。

CD3605DBの強み

CD3605DBの強みは、下記の3つです。

  • マルチボルトに対応
  • 切断スピードの向上
  • ダストボックスでクリーンな作業環境を実現

CD3605DBは、マルチボルトに対応した製品です。18Vも36Vも動作するため、現存するバッテリーを広く使い回せます。

さらに36V仕様への対応で、モーターの発熱を大きく削減することが可能です。粘り強さや耐久性の向上を実現しており、従来機よりも長く切断作業が行えます。

従来機と比較しても、切断スピードがおよそ1.6倍早いです。

例えば同じマルチボルト製品のCD3605DAは、SS400(t30mm)を切断するのに61mm/秒かかっていました。

同素材をCD3605DBで切断した際、およそ103mm/秒とより早い切断が可能です。

そしてCD3605DBにはダストボックスが装備できるようになっています。このダストボックスを装着すれば、粉じんが舞い上がりません。

ダストボックスもワンタッチで脱着が可能となっており、作業後は外して中身を捨てるだけの簡単手順です。

CD3605DBの弱み

CD3605DBは、非常にバランスの良い機種なので弱みらしい弱みがありません。

例えば125mmのチップソーだと一発で切れない、180mmだと重い。そんな状況でもCD3605DBを選べば、重量も作業性も高いのでバランスが良いです。

マキタのCS553Dと比較しても、ほぼスペックは一緒でCD3605DBのほうが価格は安くなっています。

コストパフォーマンスを見ても優秀なため、あまり弱みという点は無いでしょう。

付属するシステムケースも大容量なものとなっており、安全性や機能性も申し分ありません。

マキタ CS553Dの強みと弱み

マキタのCS553Dについても、強みと弱みを知りたい方がいらっしゃるでしょう。

本項目ではそれぞれ強みと弱みをまとめましたので、合わせて参考にしてください。

CS553Dの強み

CS553Dの強みは、下記の3つです。

  • 最大切込み深さ
  • 自動変速で最適な切断
  • ダストボックス付き

元々150mmのチップソーカッターは、マキタから始まったものです。

このクラスが生み出す最大切込み深さは余裕があり、直径50.8mmの電線管や等辺山形鋼(Lアングル)も一回で切断できます。

またマキタ独自の自動変速機構が搭載されていて、負荷によってモーターのスピードをコントロール可能です。

具体的には軽い負荷がかかっている際、高速回転でスムーズな切断を行います。

負荷が重たくなった際は回転数を下げ、トルクを下げずに粘り強さを実現。荷重はセンサーが検知しますので、何も考えずに最適な切断が行える仕様です。

また付属しているダストボックスにより、クリーンな環境での切断も行えます。

集じんできる容量はおよそ200カット分です。ゴミ捨ても傾けてサッと廃棄できるので、とても扱いやすくなっています。

CS553Dの弱み

CS553Dの弱みは、電圧が18Vという部分とコスパの悪さです。

HiKOKIがCD3605DBを発表するまで、150mmのチップソーカッターではCS553Dがトップと言えるべき存在でした。

しかし比較的、大径なチップソーを扱うにしてはやや粘り強さが足りません。

その点、CD3605DBはマルチボルトの対応で粘り強さを実現しました。モーターの発熱も抑え、作業負荷が大きい場面でも余裕のパワーを見せてくれます。

どうしてもライバル機と比較すれば、やや劣勢なのは否めません。その上価格が高くなっているため、CS553Dはコスパも悪いと言えるでしょう。

HiKOKIのCD3605DBとマキタのCS553Dの大きな違い

HiKOKIのCD3605DBと、マキタのCS553Dは対応電圧が大きな違いとなっています。

  • マキタ CS553D:18V
  • HiKOKI CD3605DB:36V/18V

モーターの特性を考えると、高電圧にしたほうが流せる電流を少なくできるため、熱損失が少なくなります。

熱暴走によるモーターストップを防ぐこともでき、粘り強さに差が出てしまうはずです。

また18Vと36Vではバッテリーの残量が減ってきた際、パワフルに動作できるかどうかも違います。150mmのチップソーを扱う場面では、比較的負荷の大きい作業を行うことが多いです。

その際に連続作業を行ったり、切断しづらい素材を使用したりすると差が大きく見られるでしょう。

よりプロユースを考えるのでしたら、間違いなくCD3605DBを使用したほうが良いです。

バッテリーも36Vと18Vに対応したマルチボルトなので、扱いやすさもCD3605DBに軍配が上がります。

まとめ

今回は、HiKOKIのCD3605DBとマキタのCS553Dの違いについて解説していきました。

電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、関連記事も読んで参考にしみてください。