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業務用扇風機の種類や選び方について解説します

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業務用扇風機は別名、工場扇とも呼ばれ、工場のような広い空間での使用に向いています。

そして、業務用扇風機といっても様々な種類があり、種類ごとに特徴が異なるのも家庭用扇風機との違いです。

では実際にどんな種類があって、どういったメリットやデメリットがあるのでしょうか。

これから業務用扇風機の導入を検討している方にとっては、少し分かりづらい部分もあると思いますので、今回は、業務用扇風機の選び方について解説していきたいと思います。

ぜひ、参考にされてみてください。

業務用扇風機の種類について

業務用扇風機はタイプごとに特徴がことなりますので、この章では、各種類のメリットとデメリットを紹介していきます。

まずはどんなタイプの業務用扇風機があるのか確認しましょう。

スタンドタイプ(高さの調節ができるタイプ)

スタンドタイプは、一般的な扇風機に三脚やスタンドがついたものです。

メリットは高さを調節できるので、広い範囲に風を送れることが最大の強みとなります。

また、立ち作業をする場所に適していて、高い位置から風を送れますので、適切な風量を確保出来る点もスタンドタイプの強みだったりします。

一方、デメリットは設置場所に十分なスペースが必要なことが挙げられます。というのもスタンドタイプは三脚部分で本体を支えていますので、設置場所が不安定だったり、十分に三脚を広げることが出来ないスペースでは使用できないからです。

またスタンドタイプは本体重量があり、大きさもそれなりにあるため、移動がすこししづらい機種が多いです。この点もその他の種類と比べてスタンドタイプのデメリットとして挙げられます。

床置きタイプ(電源があればどこでも使用可能なタイプ)

床置きタイプは、床に直置きして使う種類の業務用扇風機です。

メリットは電源があればどこでも使用可能なところと移動も簡単で、持ち運びしやすくところが強みとなっています。

また低い位置に風を送れるため、足元や低い位置に風を送りたい場合にも向いており、他の種類と比べて工夫しだいで用途の幅が広がるのも床置きタイプの魅力です。

そして、多くの床置きタイプの業務用扇風機はキャスター付きのものが多く、持ち上げずに移動できる点もメリットとなっています。

一方、デメリットとしては、床に置いて使用しますので高い位置への送風がおこないづらい点が挙げられます。

製品によっては高さ調節機能が搭載されていることもありますが、それでもスタンドタイプのような高い位置への送風には不向きです。

壁掛けタイプ(スペースを節約できるタイプ)

壁掛けタイプはあらかじめ壁に取り付けて、固定したまま使うタイプを指します。メリットは壁に取り付けるため床面積を占有せず、デットスペースを有効活用できる点が挙げられます。

壁掛けタイプは、その他の種類の業務用扇風機と比べても安全面で優れており、また床に置かないため、小さな子どもやペットが触れることで起こりうる事故のリスクを限りなく少なくすることができます。

一方、デメリットは取り付ける壁の素材によっては設置時に工具が必要で、簡単に使用することが難しい場合がある点です。

また壁に固定して使用しますので、設置場所をよく考えないと「思った場所に風を送ることができない」という失敗をしてしまいます。

壁掛けタイプは安全性の面では他の種類よりも優れていますが、すこし使い勝手が悪い点が全体的なデメリットだと言われています。

業務用扇風機を選ぶポイント

業務用扇風機を選ぶ際のポイントは、いくつかあります。以下に重要なポイントをまとめましたので、事前に参考としてください。

風力の強さと範囲

業務用扇風機は、広い空間での使用が一般的です。風力が強く、かつ広範囲に風を送るモデルを選ぶと良いでしょう。

風力が弱いと、広い空間へ効果的に涼をもたらすのが難しくなります。

タイプの選定

業務用扇風機のタイプは、下記のようにいくつか種類があります。

  • スタンドタイプ
  • 床置きタイプ
  • 壁掛けタイプ
  • バッテリー搭載タイプ

さまざまなタイプがありますので、使用する場所や設置スペースに合わせて適切なタイプを選びましょう。

例えば床置きタイプは移動がかんたんです。壁掛けタイプはスペースを節約できるといったように、用途によって使い勝手が異なります。

騒音レベル

業務用扇風機を選ぶ際に大切なことが、稼働音の小ささです。業務用扇風機は家庭用モデルの扇風機とくらべて出力が高いため、稼働音が大きくなりがち。

長時間使用する場合や、静かな環境での使用する場合は、静音モデルや低騒音モデルを導入することもおすすめです。

設置スペースの確認

業務用扇風機の設置には、一定のスペースが必要です。一般的なスタンドタイプであっても、その大きさから三脚が大きくなりがち。

そのため購入前に設置場所のスペースや形状を確認し、選んだモデルが適切に設置できるかすることが大切です。

ACモーターとDCモーターの違いにも注意

近年では家庭用の扇風機にも、ACモーターやDCモーター搭載といった文言が見られるようになりました。

このモーターはおもに直流か交流かの違いですが、厳密な違いについて把握している方はあまり多くないかもしれません。

ということでこの章では、それぞれのモーターについて特徴や違いについて解説していきます。

事前にどういったモーターを選べばいいか、業務用扇風機選びの参考にしてみてください。

ACモーターとは?特徴について

ACモーターは交流電源を利用して動作するモーターの一種で、扇風機においても広く使われています。以下にACモーターの特徴をいくつか挙げてみましょう。

簡単な構造

ACモーターは構造が比較的単純で、製造コストが低く設定できます。価格が手頃で、入手しやすいのが特徴です。

このため家庭用の扇風機や、さまざまな家電製品でACモーターが使用されています。

操作がシンプル

ほとんどのACモーター扇風機は、基本的な電源ボタンや風量調節ボタンのみついています。操作がシンプルです。

電源を入れて風量を選ぶだけで、すぐに使用できます。

手頃な価格

ACモーター扇風機は、ほかのモータータイプに比べて製造コストが低いです。そのため一般的に、手頃な価格で販売されています。

予算を抑えながら涼を取る手段なら、とても最適な選択と言えるでしょう。

適している用途

ACモーター扇風機は風量の調節がかんたんかつ操作性が高いため、風の強さにこだわりがない一般的な使用に向いています。

手軽に扇風機を使いたい場面や、操作がシンプルであれば良い場面で好まれやすいです。

ただしACモーター扇風機のデメリットとして、風量の細かな調節が難しい点、運転音が大きい点は問題となる場合も。

例えば寝室で静かな環境を求める場合や、風の細かなコントロールが必要な場合には、ほかのモータータイプを選んだほうが良いこともあるでしょう。

DCモーターとは?特徴について

DCモーターは直流電源を利用しており、ACモーターよりも高価な一方でメリットが多いです。特徴を見ていきましょう。

精密な風量調節

DCモーターは回転数を綿密に制御できるため、細かな風量の調節が可能です。

そのため微弱な風から強風まで、ユーザーの好みや使用状況に合わせて風量を調整できます。

静音性

DCモーターは一般的に、運転時に静音です。夜間や静かな環境で使用しても騒音が少なく、使用場所によってとても最適な選択となるでしょう。

とくに寝室やオフィスでの使用に適しています。

長寿命

DCモーターは機械的な部品の摩耗が少ないため、一般的に長寿命です。長期間の使用でも、長期にわたって安定した性能を維持できます。

ACモーターとDCモーターの違い

実際にACモーター(交流モーター)とDCモーター(直流モーター)は、どちらがどう違うのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

家庭用や業務用問わず、扇風機やモーター駆動装置において使用される2つの主要なモータータイプです。

以下に双方の違いをまとめました。まずは比較した特徴を見ていきましょう。

電流の流れ方の違い

ACモーターとDCモーターでは電流の種類が異なります。一言で説明すると、電気の流れ方が異なります。

DCモーターは直流電流を使用して稼働しており、モーターの回転速度がACモーターよりも優れている点や動作も安定するというメリットがあり、多くの家電製品にも採用されています。

一方、DCモーターは交流電流を使用して稼働しています。以前までは扇風機もACモーターを採用したモデルが主流でしたが、最新モデルの多くは、このDCモーターを採用した扇風機が多いです。

その理由としてはDCモーターを採用した扇風機は、風量調節が細かく行え、ACモーター採用の扇風機よりもより優しい自然な風を作り出すことができるからだと言われています。

消費電力・電気代

ACモーターとDCモーターの違いは消費電力(電気代)にもあらわれます。

ACモーター採用モデルの扇風機は、DCモーターと比べて電気代が高くなる傾向にあります。一方、DCモーター採用の扇風機は、電気代がACモーターモデルの扇風機よりも抑えられる傾向にあります。

維持費の観点から見ても、DCモーターを採用した扇風機が人気な理由も納得できます。

本体の価格の違い

ACモーターとDCモーターの違いは本体価格にも差があらわれます。

実は、DCモーター採用モデルの扇風機はACモーター採用モデルと比べて内部構造が複雑化するため、本体価格が高くなります。

一方、ACモーターを採用している従来型の扇風機は構造がシンプルなため、製造コストが抑えられますので、販売価格が安めです。

風量調節の違い

先述しましたが、DCモーターとACモーターの最大の違いは風量調節の差です。

ACモーターはモーターの回転速度が早く、強い風量を送り出すことには向いていますが、DCモーター採用の扇風機と比べてより細かく風量を調節することが苦手です。

一方、DCモーターは、自然に近い優しい風を送り出すことができますので、とくに家庭用モデルの扇風機として人気があり、最新モデルでも主流になっています。

稼働音

DCモーターとACモーターの違いに稼働音の違いも挙げられます。

ACモーターは稼働音が高く、使用環境によっては不向きな場合があります。とくに家庭用として使用する場合は、扇風機の音が気になり不快に感じることもあると思います。

稼働音の観点から見ると、家庭用として購入する場合や稼働音を制限する必要がある現場ではDCモーターを採用したモデルの購入をオススメします。

まとめ

今回は業務用扇風機の種類や選び方などを中心に解説してきました。

業務用扇風機について、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にしてみてください。