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鉄筋ベンダーの手動と電動、油圧の違いって何?正しい選び方について解説します

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鉄筋ベンダーは鉄筋を曲げたりする際に利用する工具ですが、その種類は「手動」や「電動」、「油圧」といったタイプがあり、初めて鉄筋ベンダーを購入する方なら迷ってしまうことが多いと思います。

ということで今回は、鉄筋ベンダーの手動と電動、油圧などの種類の違いについて解説していきたいと思います。

手動の鉄筋ベンダーの特徴

手動の鉄筋ベンダーの特徴は「据え置き型やハンディ型問わず、シンプルな構造ですので、安価な製品が多い」という共通の強みだと感じます。

とくにDIY用途での利用をオススメしたい種類であり、故障にも強いため、コスパも良いです。

デメリットとしては作業スピードが遅くなる点が挙げられます。現場での利用が多い場合は、電動式モデルの鉄筋ベンダーをオススメします。

手動式鉄筋ベンダーのメリットとデメリット

手動式は電動式・充電式のように電源を必要としないため、鉄筋をセットすればいつでも使用できるというメリットがあります。

使い方は簡単で、鉄筋をセットした後に上部のハンドルを下げれば作業が完了します。テコの原理を応用して曲げるため、それほど多くの労力は必要ありません。

製品によっては、切断機能も兼ね備えた製品も存在します。

簡単に使えて便利ですが、重量があり、鉄筋の太さによっては力不足な場合が存在します。

電動の鉄筋ベンダーの特徴

電動の鉄筋ベンダーの特徴は、作業スピードが早いという点が挙げられます。

とにかく大量の鉄筋の折り曲げ加工や切断作業をおこなう現場での利用では、手動式タイプよりもオススメしています。

導入費用が高くなり、きちんとしたメンテナンスをしないと故障してしまう点は、デメリットとして挙げられますが、生産性という観点から言えば、ぜひ、オススメしたいモデルです。

電動式鉄筋ベンダーのメリットとデメリット

電動式は強力なパワーと安定した作業が売りで、とにかく作業効率を上げたい場合にオススメです。

使用方法も簡単で、鉄筋をセットし手元のボタンを押すだけで、頑丈な鉄筋が簡単に曲げることができます。

手動式のように場所を取らず労力も必要ないため、1台あると便利です。ただし、「電源が供給できる場所でないと使用できない」「稼働音がうるさい」というデメリットも存在します。

テンポよく鉄筋を曲げたい場合には適していますが、鉄筋を組んだ後に余分な部分を曲げたい場合やその場に電源が無いようであれば追加で延長コードが必要です。

そのため、電動式を選ぶ際には使用範囲も合わせて確認しましょう。

油圧の鉄筋ベンダーの特徴

 

油圧式の鉄筋ベンダーの特徴としては、とにかくどのタイプよりもパワーが強いという点が挙げられます。

電動よりも強い力を加えることができ、手動式では曲げにくいような鉄筋の曲げ加工に最適です。手動タイプのようにシンプルな構造をしている製品も多く、導入コストの低さも魅力的だと感じます。

もちろん手作業になるので、電動タイプのようにスピーディーに作業することできませんので、使用場面は限られます。

鉄筋ベンダーの「据え置き型」と「ハンディ型」の違い

鉄筋ベンダーは使用場所や用途によって、さまざまな種類があります。今回は、その中でも代表的な製品である「据え置き型」と「ハンディ型」の二種類をご紹介したいと思います。

鉄筋ベンダーの種類:据え置き型

据え置き型の鉄筋ベンダーは、地面に機器を設置して鉄筋を折り曲げるタイプの工具。

ハンディ型との違いは、設置前の鉄筋の折り曲げ加工に適している点で、主に工場などの現場で使用されます。

その性質上、すでに設置してしまっている鉄筋への加工は難しく、本体重量もあるため、持ち運びづらい一面を持ちます。

また、種類としては電動式と手動式の2種類が存在し、電動式は大量の鉄筋をムラなく折り曲げることができますが、導入コストが高き、手動式タイプの鉄筋ベンダーは大量に折り曲げる作業がある場合には不向きですが、構造がシンプルなため、導入コストが安く抑えることができます。

鉄筋ベンダーの種類:ハンディ型

ハンディ型の鉄筋ベンダーはその名の通り、手に持って作業を行なうタイプの鉄筋ベンダーです。

据え置き型との違いは、手で持って作業を行なう点が挙げられ、電動式タイプのモデルなら、すでに配置された鉄筋の折り曲げ加工に適しています。

ハンディ型タイプの鉄筋ベンダーも手動式タイプと電動式タイプの2種類が存在し、手動式は折り曲げ加工に加えて、切断機能も搭載している製品も多く存在します。

一方、電動式の鉄筋ベンダーは、すでに設置してしまっている鉄筋の折り曲げ加工や切断作業にも使用できるため、なにかと便利です。

鉄筋ベンダーの手動・電動・油圧の選び方について

鉄筋ベンダーの選び方としては、「パワーを重視する」「効率の良さを重視する」「導入コストの低さを重視する」の3つがポイントになります。

そのため、動力源が何であるかは、鉄筋ベンダー選び方には欠かせない要素です。

結論から言うと、「導入コストの低さで選ぶなら手動式」「効率の良さで選ぶなら電動式」「太い鉄筋なども扱う場合は油圧式」という選び方がおすすめです。

充電式の鉄筋ベンダーについて

手動式と電動式のメリットを兼備えたのが充電式タイプの鉄筋ベンダー。充電式はコードレスなので、手動式のように場所を選ばず使用できます。

最近では、電動油圧式という携帯性とパワーを兼ね備えた製品も登場していますので、注目したい種類です。

ですが、充電式ですのでバッテリ残量が無くなると使用できなくなりますし、電動式と比べるとまだまだ使い勝手が悪い一面もあります。

鉄筋ベンダーを販売しているオススメメーカーの一覧と特徴

最後に鉄筋ベンダーを購入するならオススメしたい、メーカーの一覧と特徴についてご紹介したいと思います。

HiKOKI

ハイコーキ(HiKOKI)は老舗工具メーカー「工機ホールディングス」のブランドのひとつで、幅広いプロ用工具・DIY工具・園芸工具を取り扱う工具ブランドです。

元々は「日立工機」というブランド名で展開をしていたのですが、2018年10月に名称を「ハイコーキ(HiKOKI)」に変更しました。

ちなみに元日立グループでしたので、その技術力の高さには、他のメーカーの追随を許しません。電動工具やエア工具などのパワーツールの分野では、第一線で活躍しているブランドです。

ただし、精密さが売りですので、工具自体の取扱いには繊細さが求められます。また、アフターサポートの面で言えば、マキタに遅れを取っている状況ですので、好みが分かれるメーカーさんだと感じます。

IKK

株式会社IKKでは「切る」「孔(あ)ける」「曲げる」製品を中心に多くの工具を製造してきた会社です。

油圧製品を中心に様々な製品を世に送り出しています。

とくに国内企業としては初めての「電動油圧式カッター」を開発した会社ですので、技術力の高さには定評があります。

オグラ

神奈川県海老名市に本社を構える株式会社オグラは、創業が昭和3年の老舗企業です。

電動油圧式鉄筋加工機シリーズや鋼材加工機シリーズ、鉄道保線用機器製品ほかの油圧機器製造販売を行っています。

他にも自社製品サービスパーツの製造販売およびメンテナンスなどもしています。今では全国に支店を展開し、コードレスの電動カッターを数多く展開するなど精力的にマーケティングを行っています。

性能が他社に比べて高く、切断スピードが高いのが特徴ですが、何よりもデザインの良さが際立つ会社です。

マキタ

電動工具メーカー界の中でも、世界でもトップを走り続けているメーカーの一つです。車メーカーで言う「トヨタ」のような会社だと感じます。

マキタは製品ラインナップの多さと、強いアフターサポート力が売りで、とても顧客満足度を重視しています。

「売ったら終わり」ではなく、「最後まで満足して使い切ってほしい」という願いから、サービスにも力を入れているメーカーだと感じます。

万が一の故障に備えて、サポート力の強いマキタを選ぶのも選択肢の一つだと思います。

まとめ

今回は、鉄筋ベンダーの手動と電動、油圧などの種類の違いや選び方などについて解説してきました。

この他にも電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

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