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発電機の種類の違いや選び方、オススメメーカーの特徴について解説します

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発電機には、さまざまな種類やサイズがあります。

以前は工事現場でばかり使われていましたが、現在は防災やレジャーでも使われるようになりました。

初めて発電機を購入する方は、始めに発電機の用途を知っておきましょう。

発電機とは

発電機は、燃料から電気を発生させる装置です。燃料にはガソリンや軽油、ガスを使います。

内部のコイルや磁石を回転させて、電流を生じさせる仕組みです。コンセントのない場所でも発電できるため、屋外で電気を使用する際に活躍します。

また発電機の周波数は、家電と同じヘルツ(Hz)です。

東日本用(50Hz)と西日本用(60Hz)だけではなく、2つの周波数を切り替えられる兼用タイプがあります。

発電機の用途【大型】

大型のモデルは、軽油を燃料とするディーゼルタイプが多いです。長い時間でも、大容量の電力を安定して供給できます。

価格が高額なので、業務用として使われるのが一般的です。

  • 作業現場での使用(長時間の稼働)
  • 産業機械の稼働(パワーが必要)
  • トルクが大きい船舶用エンジン
  • 工場やビルの非常用電源

ボディが大きく重量も重たいため、持ち運ぶ用途には向いていません。

発電機の用途【小型】

小型の発電機は、ガソリンを燃料とするモデルが多いです。軽量な上に小型なので、持ち運んで使えます。

  • 工場のスポット電源
  • 屋台やイベントの機材
  • アウトドアやレジャーの電源に
  • DIYや防災用

上記以外にも家庭から工事現場まで、さまざまな場所で幅広く活用されています。小型のモデルは種類が多いため、用途に合った出力のモデルを見つけられるでしょう。

発電機の種類の違いについて

発電機を使用する燃料で分けると、以下の3種類に分類できます。

  • 軽油タイプ(大型)
  • ガソリンタイプ(小型)
  • ガスタイプ

発電機を機能で分ける場合は、インバーターの有無で違いが出るでしょう。

軽油発電機【大型】

軽油タイプは、ディーゼルエンジンに結合して発電する大型の発電機です。吸い込んだ空気を圧縮して高温にし、そこに燃料を噴射して爆発燃焼させます。

そのため周囲の空気環境に影響されず、出力がパワフルで常に一定です。

しかし運転時の振動や騒音が大きく、燃焼空気の排気には黒煙が多く混じります。また購入する際の本体価格が高額なので、家庭用には向いていません。

燃料となる軽油が安価なため、ランニングコストは安いです。動かさないで使う想定のモデルが多く、重たいので持ち運んでは使えません。

ガソリン発電機【小型】

ガソリンタイプは持ち運びに便利な、小型の発電機が多いです。軽油タイプよりも稼働音や振動が少なく、比較的リーズナブルな価格で購入できます。

また機種の流通量や種類がとても多いので、用途に合った出力のモデルを見つけやすいです。

用途に合った出力の例を下記にまとめました。

  • 小型家電や工具(1000W以下)
  • 大型家電1台もしくは小型家電が複数(1000~2000W)
  • 非常用の電源(2000~3000W)

小規模な家庭なら、出力3000Wほどで総電力をまかなえます。

ガス発電機

ガスタイプはLPガス用とカセットガス用の2種類です。LPガス用は業務用が多く、ガソリンとのハイブリッドモデルもあります。

カセットガス用は持ち運びに便利な、小型のモデルが多いです。スーパーやホームセンターで売っているガスボンベをセットするだけで、すぐに使えます。

燃料の漏れる心配が少なく取り扱いも容易な上、ガスボンベは長期間の保管も可能です。

そのため発電機を初めて使う方や家庭での使用、レジャー用や防災用に向いています。

しかし出力が弱い上に発電できる時間も短いため、業務用には向きません。

インバーターの有無について

発電機を機能で見てみると、以下の3種類に分けられます。

  • インバーター搭載
  • サイクロンコンバーター搭載
  • インバーター非搭載

上記は性能の良い順となっており、性能が良いほど価格は高額です。

インバーターとサイクロンコンバーターは、東日本用と西日本用の周波数を切り替えられます。(電気の電圧や周波数を一定に保つ装置です)

サイクロンコンバーターよりも、インバーターのほうが安定した良質な電気に変換できます。パソコンや無線機といった精密機械には、インバーター搭載のモデルしか使えません。

電気の損失はインバーター非搭載タイプがもっとも少なく、インバーター搭載タイプがもっとも多いです。

そのため精密機械に使わないのであれば、初期費用とランニングコストが安いインバーター非搭載タイプを選ぶのも良いでしょう。

発電機の選び方について

発電機を購入する際は、用途に合った性能のモデルを選びましょう。

以下の3ステップで絞り込めば、初めて発電機を購入する方でも探しやすいです。

  1. 消費電力と起動電力
  2. 発電機の出力
  3. 特徴やタイプ

ここでは各ステップの詳細をご紹介します。

使用する機器の消費電力と起動電力を確認する

消費電力と起動電力は、使用する電気機器によって異なります。起動電力は消費電力の1.0~5.0倍必要です。

そのため発電機を選ぶ際は、使用する機器の起動電力に注目しましょう。起動電力の目安を、下記にまとめました。

  • スマートフォンの充電器は15W、ノートパソコンが25W
  • 扇風機が50Wで、作業灯は100W
  • 小型の電気ポットは450W、ホットプレートが1300W
  • 電子レンジが1430Wで、ドライヤーは1440W
  • 小型の冷蔵庫は240W、一般的な家庭用の冷蔵庫が1000W
  • インパクトレンチが400Wで、電動ドリルは600W
  • ブロワは1200W、バキュームクリーナーが1300W

間違えやすいのは、「消費電力が許容値だから大丈夫」と思い込む場合です。起動電力は始動時に消費する電力なので、比較的大きな電力が必要になります。

稼働が続けば安定するため、消費電力は落ちる傾向です。つまり起動する際に電力が足りなければ、エラーとなって製品の稼働は行われません。

消費する電力に見合った発電機の出力を選ぶ

使用する機器の起動電力に合わせて、発電機の出力を選びます。すべての機器をまかなえる出力が必要なので、起動電力の合計を算出しましょう。

下記の電化製品を使う場合に必要な、出力の計算をご紹介します。

  • スマートフォンの充電器(15W)
  • ノートパソコン(25W)
  • 扇風機(50W)
  • 作業灯(100W)
  • 小型の冷蔵庫(240W)
  • ホットプレート(1300W)

上記の起動電力をすべて合わせると1730Wになるため、出力が1730W以上の発電機を選びます。発電機の出力は、定格出力(VA)を確認してください。定格出力は安定して出力し続けられる電力量の値です。

必要な電力と同等の出力を持つモデルではなく、出力に大きく余裕がある発電機を選びましょう。

発電機の特徴から最適なものを絞り込む

起動電力に必要な出力を算出したら、発電機のタイプを絞り込みましょう。

  • パワーや持続が必要な作業には、軽油タイプかLPガスタイプ
  • 充電器やパソコンといった精密機器に使うなら、インバーターを搭載したモデル
  • 旅行に持っていくなら50Hzと60Hzの切り替えができる、サイクロンコンバーターを搭載したモデル
  • 初期費用とランニングコストを抑えたいなら、インバーター非搭載のモデル
  • 防災用やレジャー用には長期間の保管に優れたカセットガスタイプ

マイコン制御の電気機器や精密機械は、インバーターを介さないと誤作動や故障する恐れがあります。

そのため精密機械に使うなら、必ずインバーター搭載のモデルを選んでください。迷った場合はインバーター搭載モデルを選べば間違いはありません。

しかし高価になる傾向なので、予算も考える必要があります。

発電機のおすすめメーカーの一覧と特徴について

発電機を販売しているメーカーはたくさんあります。販売している商品が多いメーカーで探せば、用途に合ったモデルを見つけやすいでしょう。

ここでは発電機の人気が高い主要メーカーや、おすすめのメーカーをご紹介します。

ホンダ(ホンダパワープロダクツジャパン)

ホンダはオートバイや自動車、航空機やエンジンを製造している大手の輸送機器メーカーです。世界で初めて、正弦波インバーター搭載の携帯発電機を販売したメーカーとしても知られています。

発電機は質や性能の高さに定評があり、ラインナップが豊富です。

ホンダの発電機を大まかに分けると、以下の6種類に分類されます。

  • カセットガスタイプ(正弦波インバーター搭載)
  • LPガスタイプ(正弦波インバーター搭載)
  • 正弦波インバーター搭載のガソリンタイプ
  • サイクロンコンバーター搭載のガソリンタイプ
  • インバーター非搭載のガソリンタイプ
  • ガソリンタイプの三相発電機

正弦波インバーター搭載のモデルは、良質な電気の供給が可能です。出力も安定しているため、さまざまな電子機器に使えます。

ヤマハ(ヤマハモーターパワープロダクツ)

ヤマハはゴルフカートや発電機、レーシングカートや無人ヘリコプター用のエンジンを製造しているメーカーです。

発電機にはヤマハ独自のエンジン技術が使われており、ハイパワーなのに省エネ性能も備えています。ヤマハの発電機を大まかに分けると、以下の6種類です。

  • カセットガスタイプ(インバーター搭載)
  • インバーター搭載のガソリンタイプ
  • FW方式を採用したガソリンタイプ
  • インバーター非搭載のガソリンタイプ
  • ガソリンタイプの三相発電機
  • ホームセンター専用モデルのガソリンタイプ(インバーター搭載と非搭載)

FW(フューチャーウェーブ)方式は、出力を整える技術です。

インバーター非搭載よりも高品質な電気を供給できるので、インバーターがないと対応できなかった電気機器に使用できます。

KOSHIN(株式会社工進)

工進は園芸機器や発電機、さまざまな業種で使うポンプを販売しているメーカーです。発電機はすべて国土交通省から、超低騒音型建設機械としての指定を取得しています。

超低騒音な上にコンパクトサイズのモデルが多いので、住宅街でも使いやすいです。工進の発電機は、下記のようなシリーズで分けられています。

  • GV-9ig(正弦波インバーター搭載のカセットガスタイプ)
  • GV-SEシリーズ(正弦波インバーター搭載のガソリンタイプ)
  • GV-iシリーズ(正弦波インバーター搭載のガソリンタイプ)
  • GVシリーズ(インバーター非搭載のガソリンタイプ)

GV-SEシリーズとGV-iシリーズは、コンセプトが異なります。軽量でコンパクトサイズのGV-SEシリーズは初心者向け、GV-iシリーズはプロの現場でも活躍します。

EENOUR(イーノウ)

イーノウは発電機やポータブル電源、ソーラーパネルを販売しているメーカーです。電力に関わる商品に特化しており、車中泊やアウトドアで使えるグッズも販売しています。

発電機も持ち運びやすいコンパクトサイズのモデルが多く、大きめのモデルはキャスターやハンドルつきです。

またイーノウの発電機は、すべて正弦波インバーターを搭載しています。どのモデルも精密機器に繋いで使えるため、レジャーだけではなく災害時にも使いやすいです。

  • カセットガスタイプ
  • ガソリンタイプ
  • LPガスとガソリンの両方を使えるモデル

LPガスを使う際は専用のガス供給ボックスを購入すれば、すぐにLPガス容器と接続できます。ガス供給ボックスを使わない場合は検圧プラグや単段式調整器、ガスコードを用意してください。

デイトナ

デイトナはオートバイのカスタムパーツを販売しているメーカーです。オートバイ用品だけではなく、工具やキャンプ用品も販売しています。

デイトナの発電機は、デイジェネ1700とデイジェネ1900eの2種類です。

どちらも静音性が高いフルカバー型のガソリンタイプで、インバーターを搭載しています。軽量でコンパクトサイズなため、持ち運びも容易です。給電はAC100Vとシガーソケット、USBポートからできます。

付属のUSBシガーソケットを使えば、ポートの追加も可能です。またデイジェネ1900eは、セルスターター機能を搭載しています。

リモコンか本体のボタンを押すだけで、エンジンのONとOFFが操作可能です。デイジェネ1900eは、電圧や周波数を表示できるマルティディスプレイも装備しています。

ナカトミ

ナカトミは冷暖房器具や空気工具、園芸機器やエンジン商品を販売しているメーカーです。発電機は操作方法がシンプルな、扱いやすいモデルを販売しています。

  • カセットガスタイプ(インバーター搭載)
  • ガソリンタイプ(インバーター搭載)
  • インバーター非搭載のガソリンタイプ(50HZと60HZ)

カセットガスタイプは小型の計量設計な上、給電方法が豊富です。AC100Vとシガーソケット、USBポートから出力できるのでさまざまな用途に使えます。

またインバーターを搭載しているモデルは、負荷に応じて回転数を制御するエコモードスイッチつきです。エコモードスイッチをONにすれば、省エネ運転にできます。

インバーターを非搭載のモデルは、過負荷時にサーキットブレーカーが作動する仕組みです。

まとめ

今回は発電機の種類の違い、選び方などについて解説してきました。

電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、関連記事も読んで参考にされてみて下さい。