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パナソニック インパクトドライバー EZ1PD1とEZ76A1の違いについて解説します

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皆さんは、パナソニックのインパクトドライバー「EZ1PD1とEZ76A1の違い」について気になってはいませんか?

パナソニックから新型のインパクトドライバーが発売され、旧モデルとの違いがよく分からず、いまいち購入に戸惑われている方もいらっしゃるいと思います。

ということで今回は、EZ1PD1とEZ76A1の違いについて解説していきたいと思います。

ぜひ、参考にしてみてください。

パナソニック  インパクトドライバー EZ1PD1の特徴


まずはEZ1PD1の特徴について紹介したいと思います。

業界最短のヘッドサイズ

EZ1PD1の特徴は従来のインパクトドライバーと比較するとヘッド部分がかなり短い点が挙げられます。

業界最短ヘッドサイズ98mmと国内電動工具では最も短いヘッドっとなっています。ヘッドが短いことのメリットとしては、狭い箇所でもスムーズな作業が可能なことだと思います。

とくに、間柱のあいだでのビス打ちや、本体ヘッドサイズが大きくてスペースに入らない場合などの作業の際に重宝する特徴ではないでしょうか。

その他にも、既設の設備・配管などがある入り組んだ場所での作業にも適していますので、ヘッド長を気にされている方も多いと思います。

コードレスインパクトドライバーは使い勝手が良いのがメリットですので、EZ1PD1は従来のインパクトドライバーよりも更に便利になっている点は、旧モデルとの大きな違いだと感じます。

「+BRAIN」搭載

EZ1PD1には「+BRAIN」ベクトル制御技術が搭載されています。

この「+BRAIN」高性能マイコンと当社独自のアルゴリズムで、常に動作を制御し、リアルタイムでモーターのスピード・パワーを最適なものにコントロールし、快適な作業を実現してくれる機能です。

この「+BRAIN」機能の導入により、従来品と比べてより少ない力(押さえつける力)でネジ締めが可能となりました。これにより「化粧材などを傷めてしまった」「ネジ倒れで作業効率が悪くなった」や「ネジ頭の溝がつぶれる」「ビットの先端がナメてしまう」などの作業上の失敗を極力減らすことが可能になります。

本体一体型のアタッチメント

EZ1PD1独自の特徴として、本体一体型のアタッチメントを装着できる点が挙げられます。

従来品のアタッチメントとは異なり、本体に直接差し込むタイプのアタッチメントですので脱着がしやすくしっかりと固定されるのがメリットです。アングルアタッチメントを使用すれば、8方向の作業に対応しており狭所作業を快適に行うことが可能になりました。

EZ1PD1は14.4Vも18Vもマルチに使えるため、既に持っているバッテリーを付け替えたりすることが可能です。

新たに買いなおしたりすることがなくなったりすることができるので非常に便利で、「ほこり、防じん、雨、水しぶき」に耐性があり、あらゆる環境下で使用が可能です。

IP56に対応しているので、急な雨や木くずが飛び散る環境でも安心して使用できる点も強みだと感じます。

パナソニック インパクトドライバー EZ76A1の特徴

次にEZ76A1の特徴について紹介したいと思います。

特許出願中の「Smart BL」ベクトル制御技術搭載モデル

EZ76A1は特許出願中の「Smart BL」ベクトル制御技術搭載しているのが最大の特徴だと感じます。

高力ボルト締めや長いネジ締めなどに、作業用途に応じてモーターのスピードやパワーを最適なものにコントロールし調整してくれる「Smart BL」は、多くのパナソニック愛用者から重宝されてきました。

EZ76A1は「Smart BL」を採用したことで、ボルト締め連続作業量が従来品よりも、大幅に改善されています。また、最適な出力にコントロールすることで、インパクトドライバーへの負担を限りなく低下させることでき、故障にも強い製品となっています。

ねじ締めスピードも当時最速クラス

発売からかなり月日が経ちましたが、発売当初は、ねじ締めスピードも業界トップクラスの性能を誇っていました。

EZ76A1の従来モデルでは、米松へのΦ4.5×120mm木ネジ締めスピードは約4.98秒でしたが、EZ76A1では約3.3秒と大幅な時短を可能にしました。

またEZ76A1は「即フル」モードを採用しており、トリガーを引くと最大パワー「強」モードで始動することが可能です。正逆同トルクなので、ボルト緩めなどにも速さを発揮する機能なので、とても便利だと感じる方も多いようです。

この即フルモードは、足場解体などで速さを発揮する作業に適しており、非常に効率的に作業が行えます。

その他の特徴について

EZ76A1のその他の特徴について解説してきます。

新風路設計

モーターの周囲だけでなく、コイルの芯まで冷却効果を高めてくれる新風路設計では、モーターの過熱を抑制し、従来製品よりもより長く、連続使用が可能になっています。

2灯LED

最近では4灯モデルのありますので特筆すべき長所とは言いづらくなりましたが、それでも暗所での作業も視認性が向上し、影が出づらいのも仕様となっています。

逆三角ビットホルダーの採用

ビットホルダーの引き代を長くすることで、ビット着脱がスムーズになっています。

14.4V・18V兼用

EZ76A1は、14.4Vと18Vの両方の電圧に対応しています。マルチに使えるため、既に持っているバッテリーで使用することができ、新たにバッテリーを購入する必要がありません。

パナソニック製品でその他の工具をかためていく場合は、重宝すると思います。

IP56に対応

IP56に対応していますので、「ほこり」や「防じん」「雨」「水しぶき」に強い設計となっています。

あらゆる環境下での使用が可能ですので、急な雨や木くずが飛び散る環境下でも安心して使えます。

EZ1PD1とEZ76A1の違いについて

続いて、EZ1PD1とEZ76A1の違いについても解説していきます。

最大締め付けトルクの違いについて

トルクに関しては【EZ76A1】が15N・mほど上回りました。同時に低トルクの設定も可能なので、トルクの面では【EZ76A1】の方が優れているということが言えます。

【EZ1PD1】《18V》 強モード155N・m
【EZ76A1】《18V》 強モード170N・m

サイズ、重さ

サイズ、重さに関しては【EZ1PD1】の方がコンパクトで、軽量です。【EZ1PD1】の最大の特徴は全長が98mmという点。

従来のインパクトドライバーでは考えられないサイズで、狭い場所での作業では非常に便利に使用ができます。他社製品でもここまで短いインパクトドライバーは数少ないので、狭い場所で使用したい人は【EZ1PD1】は非常におすすめです。

【EZ1PD1】本体寸法/質量 《18V 5.0Ah》 全長98×全高243×幅59mm/1.5kg
【EZ76A1】本体寸法/質量 《18V 5.0Ah》 全長127×全高240×幅60mm/1.7kg

EZ1PD1とEZ76A1の強みについて

最後にEZ1PD1とEZ76A1について、それぞれの強みと弱みについて解説していきたいと思います。

EZ1PD1の強みについて

最大の強みは全長が短い点です。インパクトドライバーを使用する理由としては、「取り回しが便利で使い勝手が良い」という部分が大きいのではないでしょうか。

全長が短ければ狭いところでも使い勝手がよくなりますので、取り回しの良さにもつながります。また、「+BRAIN」ベクトル制御技術を搭載していますので、長時間の使用でも体に負担が少ない点は、EZ1PD1の強みだと感じます。

また、独自のアタッチメントを採用しており、狭所作業・隅打ち作業を快適に行うことができるようになりました。専用設計のため、脱着も容易に行えます。

EZ1PD1は取り回しが最大の武器ですので、初心者からプロまでさまざまな人に向いているインパクトドライバーと言えるでしょう。

EZ76A1の強みについて

EZ76A1の強みは、「耐久力と速さがインパクトドライバーの中でもトップクラス」という点だと感じます。

「Smart BL」搭載を搭載することで作業する上で最適な出力に調整され、インパクトドライバーへの負荷を限りなく下げることが可能になりました。その結果連続作業量を2倍にしながら、ねじ締めスピードは1.25倍にすることを可能になっています。

まとめ

今回は、EZ1PD1とEZ76A1の違いについて解説していきました。

電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。ぜひ、関連記事も読んで参考にされてみてください。