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マキタの充電器の種類や選び方、機能の違いについて解説します

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マキタの充電器にはいくつか選び方と注意点があり、例えば大まかなモデルだけ見ても、DIY用モデルとプロ用モデルの違いが存在します。

両者には互換性がなく、この違いを知らずに購入してしまうと場合によっては、再度購入することにもなってしまいます。

そこで今回は、マキタの充電器の種類や選び方についてご紹介したいと思います。

それぞれモデルの違いと充電器、互換性や形状について解説していきますので、ぜひ参考にされてみて下さい。

充電器の「DIY用とプロ用」のモデルの違いについて(バッテリーの種類)

マキタではDIY用モデルとプロ用モデルの違いがあり、明確に型番や設計も異なっています。

同様にバッテリーも違いがあるため、ほぼ互換性が保たれていません。

さらにマキタはDIYシリーズのバッテリーと充電器、本体をフルセットでしか扱っていないのもデメリットです。

※例えばDIYシリーズのMTD002DSXは、振動ドリルドライバーM851DSXくらいしかバッテリーを使い回せない仕様。

そのため選び方を考える以前に、DIYシリーズで購入してしまうと使い回しが利かなくなります。お気に入りの1台があったり、今後増やしていく予定がなかったりする場合は良いでしょう。

しかし大半の場合は自ら選択肢を狭めてしまいますので、できるだけプロ用モデルを選んだほうが安心です。

プロ用モデルであればバッテリーの種類と電圧を踏まえれば、互換性は高く使い回しもしやすくなります。

互換性について

マキタのバッテリーには形状があり、スライド式や差し込み式といった種類に分かれています。

まずはこの形状が合うかどうかをチェックしましょう。形状が合わなければそもそも充電器のソケットに差し込むことができません。

次にバッテリーの電圧をチェックします。現在販売されているマキタのバッテリーは5種類です。

ほとんどの場合、電圧が同じで差し込み形状が同一なら充電が可能となっています。(異なる電圧間でも機種によって充電が可能)

モノによっては急速充電に対応している場合も。互換性は電圧や差し込み形状をチェックしてくださいね。

形状について

マキタではバッテリーの装着に、以下の2つを採用しています。

  • 差し込み式
  • スライド式

マキタのラインナップはスライド式がメインです。この方式はバッテリーを装着部位にスライドさせ、カチッと音がするまではめ込みます。

重心も踏まえて設計できる上に、バッテリーが本体のデザインに大きく干渉しないので容量の大型化も容易です。

逆に差し込み式は、バッテリーが大きくならない低めの電圧に採用されています。

ほとんどグリップの中に一体化する方式で、軽量かつ取り回しがしやすいのはメリットです。

つまり形状によって全く設計が異なるため、相互に互換性はありません。充電器を選ぶ際はこの形状もしっかり確認しておきましょう。

電圧について

現在マキタから販売されているバッテリーは、電圧が下記の5つとなっています。

  • 40Vmax
  • 18V
  • 14.4V
  • 10.8V
  • 7.2V

機種によって幅広い電圧を充電できる機種もあり、どの電圧に対応しているか確認しておかなくてはなりません。※ただし充電はできても、電動工具は異なる電圧に対応していない場合があります。

もちろんメーカーとしても同じ電圧は形状が同一であったり、異なる電圧はそもそも使えないようにしていたりします。

充電器を選ぶ際にはまず自身の電動工具がどの電圧を使用しているのか、事前に把握しておきましょう。

マキタ 充電器の種類

では具体的に、充電器の種類を挙げながらおすすめの型式についても解説していきます。

それぞれ特徴もお伝えしていくので、充電器選びで悩まれている方はチェックしてみてください。

マキタ 40Vバッテリー用充電器のオススメ型式と特徴について

マキタの中でも現状、最高電圧を発揮するのが40Vmaxシリーズです。

この40Vバッテリー用充電器の中でも、「DC40RA」はおすすめの型式となっています。DC40RAは充電に時間のかかる40Vバッテリーを、かなりスピーディーに充電できる仕様です。

例えばBL4025であればおよそ28分で充電が完了し、容量の大きなBL4040でさえも45分で充電してしまいます。また互換アダプタが販売されており、このアダプタを使用すれば18Vバッテリーや14.4Vバッテリーも充電可能です。

オールマイティーに使えるので、ぜひ一台持っておきたい機種と言えるでしょう。

マキタ 18Vバッテリー用充電器のオススメ型式と特徴について

マキタの18Vシリーズは、現在のマキタ内で主力のラインナップです。以前までは14.4Vシリーズが主流だったものの、近年の電動工具は18Vがメインとなっています。

そんな18Vシリーズの中でもおすすめの充電器は、「DC18RF」です。実はこの充電器、18Vシリーズだけではなく14.4Vシリーズも対応になっています。

そのためこの1台があれば、多くのバッテリーを使い回せるでしょう。

選択肢が広ければ後から買い足す必要もないので、ぜひ選べるならこちらの充電器を持っておきたいところです。

マキタ 10.8Vバッテリー用充電器のオススメ型式と特徴について

マキタの10.8Vシリーズは扱いやすく、価格も安価なのでエントリーモデルとしても十分な機能があります。

おすすめの型式は「DC18RE」です。名前に18がつくとおり、10.8Vと14.4V・18Vまで充電ができます。見た目は2口タイプですが、同時に充電は行えません。端子の形状が違うため、10.8Vと14.4V・18Vが兼用となっています。

例えばパワーが欲しい作業では18Vを使い、後から買い足す際に予算を抑えて10.8Vを購入という選択肢もできるでしょう。

また14.4Vシリーズもラインナップはかなりあるので、幅広く充電が行える充電器を持っていれば困ることはありません。

予算を抑える目的であれば「DC10SA」を選びましょう。10.8Vスライド式を効率よく充電できます。

マキタ 7.2Vバッテリー用充電器のオススメ型式と特徴について

マキタの7.2Vシリーズはエントリーモデルとして人気があり、ペン型ドライバーといった形状もよく選ばれています。

おすすめの型式は「DC10WA」です。この充電器は差し込み式の対応となっていて、差し込み式の7.2Vと10.8Vに対応しています。

意外と差し込み式を使う方は電圧を見ていない方が多く、うっかり対応していない充電器を購入してしまうことも。

しかしこの充電器なら迷わずどちらも使えるため、非常に効率が良いです。

悩む必要がない意味でも、「DC10WA」を選んでおくと良いでしょう。

マキタ 充電器 DC18RFとDC18RCの違いについて

マキタの充電器を選ぶ際、似たようなものでDC18RFとDC18RCがあります。

価格も違うけど仕様が似ているため、どちらを選んだらいいか悩まれる方がいらっしゃるでしょう。

実はDC18RCの後継機種に当たるのがDC18RFです。基本的には後継機種であるDC18RFのほうが優れている面はたくさんあります。

  • 充電速度が早い(6.0Ahのフル充電も業界最速の約40分)
  • 連続での急速充電に対応
  • USB接続が可能

とはいえ通常使用であれば、とくに目立つほど選択すべき点はありません。

予算を抑える目的ならDC18RCを選択し、余裕があるならDC18RFを選ぶと良いでしょう。

ハードな現場で電動工具を酷使する場合や、スピーディーな充電を必要とするなら迷わずDC18RFを選択してください。

充電器の機能について

マキタの充電器は機能性も高く、多くの充電器が販売されています。

最近ではUSB接続ができるようになったり、4口以上の充電スペースを確保していたりするものも。

この章では、それぞれの機能について詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

USB接続できる充電器の型式一覧

近年ではUSB接続が行える充電器も増えてきており、マキタも充電器やバッテリーにUSB接続を取り入れています。

USB接続ができる充電器は下記の型式です。

  • DC40RA
  • DC40RB
  • DC18RF
  • DC18RD

USB端子の出力電流は、直流で2.1Aが出るのでスピーディーな充電ができます。またバッテリーの充電中にUSB接続を行っても、充電速度に変化はありません。

この充電器があれば、現場で個別にモバイルバッテリーや充電器を持って行かなくても大丈夫です。マキタも今後は、USB端子が付属する充電器のラインナップを拡充していくでしょう。

2口 4口の充電器の型式一覧

バッテリーを多数扱う方や、一度に複数の充電を行う方向けの充電器もあります。

  • DC18RD(2口)
  • DC18SF(4口)

DC18RDは急速充電に対応しています。冷却効率を高め、デジタル通信機能と合わせて最適な充電システムを実現。バッテリー寿命をいたわる仕様で、総作業量がおよそ3.3倍にもなるシステムです。

また2本同時に急速充電できるため、多数のバッテリーを持っていても問題ありません。DC18SFは4口の充電に対応しておりますが、4本の充電は時間がかかります。

電圧が対応していれば、異なるバッテリーをつけても充電が可能です。一度にたくさんのバッテリーを使う方に最適な充電器となっています。

壁掛けができる充電器の型式一覧

マキタの充電器は平置きがメインなので、置き場所に困ることもあります。

しかし最近ではそんな事態を踏まえ、底面に壁掛け用の穴が設けられました。対応している型式は下記の3つです。

  • DC40RA(40V)
  • DC18RF(14.4V、18V)
  • DC18RE(10.8V、14.4V、18V)

吊り下げには4mm×20mm以上の木ネジを2本使用します。ネジ頭の直径は9.0mm未満、厚みは3.5mmが適正サイズです。

ほかに固定用ネジとして、4mm×25mm以上を1本使うと良いでしょう。吊り下げネジを取り付けたあと、底面にある穴を引っかければ取り付け完了です。

急速充電対応の充電器の型式一覧

充電スピードが早ければ早いほど、利便性は上がります。そのためマキタでも急速充電に対応した充電器が販売中です。

  • DC40RA(40V)
  • DC18RF(14.4V~18V)
  • DC18RD(9.6V、14.4V、18V)

DC40RAは40Vシリーズの急速充電に対応しており、アダプタADP10を使えば14.4Vや18Vにも対応します。

DC18RFは18Vと14.4Vに対応し、いずれも最速で充電が可能です。バッテリーの冷却ファンもつくので、高まる熱を逃しながら充電できます。

DC18RDは2口の急速充電器で、14.4Vと18Vバッテリーを2本充電しても1時間以内で充電が完了するスピードです。

また使うだけで最適な充電が行えるシステムを搭載しており、バッテリーの寿命を延ばす充電が強みとなっています。

マキタ製充電器の点滅の意味について

マキタの充電器は、表示内容によって状態が変わります。DC18RFの場合を見ていきましょう。

  • 緑1個点滅:「充電前」電源に差し込んだスタンバイ状態
  • 赤1個点滅:「冷却中」バッテリーが高温のため冷却
  • 赤1個点灯:「充電中」容量はおおよそ0~80%時
  • 赤1緑1点灯:「実用充電完了」容量はおおよそ80~100%時
  • 緑1個点灯:「フル充電完了」電子ブザーやメロディーでお知らせ
  • 黄1個点灯:「オートメンテナンス」寿命低下を防止
  • 赤緑1交互点滅:「充電不可」ゴミがあるかバッテリーの寿命
  • 黄1個点滅:「冷却異常」冷却ファンが故障もしくは冷却不足

DC18RFは状態異常も非常に見やすくなっており、点滅状態でおおよその状況も把握できるようになっています。

しかし上記の状態も知っておくと、すぐに適切な判断が行えるはずです。

まとめ

今回は、マキタの充電器について種類の選び方や機能の違いについて解説してきました。

この他にも、知っておきたい工具の知識について解説した記事がありますので、ぜひ、その他の記事も参考にされてみて下さい。

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