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接着剤の種類やDIY用途で使用する場合に知っておきたい知識について解説します

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ハンズクラフト西日本最大級の工具専門リユースショップです。

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接着剤には、たくさんの種類が存在します。

たとえば「ボンドや瞬間接着剤、のり」などが存在し、それぞれ用途や使い方、接着後の環境などによって、適切な種類が異なります。

そのすべてを解説することは難しいですが、今回は、接着剤の種類に関する知識や家庭用の接着剤を使用する上で知っておいた方が良い、接着剤に関わる知識をご紹介したいと思います。

これからDIYなどで接着剤を使用する機会のある方はぜひ、参考にされてみてください。

そもそも接着剤にはどんな種類があるのか?

接着剤の世界は奥が深く、その種類は様々です。

たとえば代表的な接着剤の種類は「水性系接着剤」や「溶剤系接着剤」、「化学反応系接着剤」に「ホットメルト系接着剤」などが挙げられますが、接着剤は分類の仕方によって指し示す種類が変わりますので注意が必要です。

■その他の分類方法

  • 主成分で分類「無機系接着剤」「有機系接着剤」
  • 形態で分類「水分散系」「溶液系」「無溶剤系」「固形系」
  • 硬化方法で分類「溶剤揮散型」「湿気硬化型」「加熱硬化型」「硬化剤混合型」など

たとえば主成分で分類するなら、ほとんどの接着剤は有機系接着剤に該当します。

有機系接着剤は生物が作り出した成分を使用した接着剤のことで、天然由来の成分を使用した接着剤や人工的に作られた合成成分を使用した接着剤とに分かれます。

その他にも形態で種類を分けるのなら、樹脂を水に溶かして作られた水性接着剤や溶剤に樹脂を溶かして作られる溶剤系の接着剤、化学反応を利用して接着させる無溶剤系接着剤などに分かれます。

このように接着剤は分類の仕方によって、同じ接着剤でも○○系と分類が変わってきますので、それぞれの分類方法の特徴などを把握しておくことは、仕事をする上ではもちろんですが、DIYで使用する場合でも知っておいて損はないので、これを機に調べてみるのもオススメです。

DIY(家庭用)用途で接着剤を選ぶなら知っておきたいこと

DIY用途(家庭用)で使用する場合でも、接着剤を使う上では外せない知識があります。それは接着剤の「硬化方法の違い」と「接着後の状態(硬さ)」についての知識です。

接着後の状態(硬さ)について

実は接着剤には「粘度」の違いが存在し、その粘度の度合いによっては接着後の状態が変わってきます。

たとえば、水あめのようにドロッとした種類の接着剤もあれば、サラサラとした液体のような種類の接着剤も存在します。

そして、その違いを知っておかないと接着後に「思ったのと違う」なんて後悔することになるかもしれません。

ですので、接着後にゴムのように少し弾力のある感じに接着させたいのか、それとも瞬間接着剤やホットボンドのようにきっちりと接着させたいのかで、接着剤を使い分けることは重要になってきます。

粘度は使用する製品によって異なりますので詳細は割愛しますが、接着剤を選ぶ際はこの粘度についても確認してみることをオススメします。

接着剤は硬化方法によって使い方が異なる

接着剤は硬化方法によって、接着剤の使い方が変わります。

製品の注意事項として必ず記載があると思いますが、こちらについても少し解説していきたいと思います。

家庭用の接着剤の硬化方法を簡単に分けると「乾いて固まるタイプ」と「湿気を吸って固まるタイプ」、「混ぜ合わせることで固まるタイプ」とに分けられます。

そして、それぞれの接着の仕方は以下のとおりです。

  • 乾いて固まるタイプ:片面に塗ってすぐに接着させる
  • 湿気を吸って固まるタイプ:接着させたい素材の両方に塗り、少し乾かしてから接着させる
  • 混ぜ合わせることで固まるタイプ:別々の種類の接着剤を混ぜ合わせてから、すぐに接着させる

このように、接着剤は硬化方法によって適切な使用方法が変わってきますので、接着剤を使用する前はきちんと使用方法を確認して接着させることをオススメします。

接着剤にも素材によって得意・不得意がある

ボンドや瞬間接着剤を使用していても、くっつけようとしている素材によっては接着が難しい場合があります。

経験則的にご存じの方も多いとは思いますが、実は接着剤にも得意・不得意が存在します。

たとえば、木材をくっつけることが得意な接着剤もあれば、プラスチックやゴム、ガラスなどの接着が得意な接着剤も存在します。

そのため接着剤を使用する場合は、苦手な素材が何なのか?を把握しておくことが大切です。

また、接着剤の選び方として気をつけるべき点とは他にも存在し、たとえば一時的に接着させたい場合としっかり接着させたい場合とでは、使用する接着剤の種類も変わってきます。

その他にも、場合によっては接着後の周辺環境などの条件によっても使用する接着剤の種類を変えていく必要があります。

このように接着剤を選ぶ場合は素材の「得意・不得意」を調べることはもちろん重要ですが、その他にも「どんな用途で使用したいのか?」「接着後の環境にも耐えられるのか?」などの視点も踏まえて適切な種類を選ぶことが大切です。

まとめ

今回は、接着剤の種類に関する知識や家庭用の接着剤を使用する上で知っておいた方が良い知識などを中心に解説してきました。

接着剤については、まだまだ知っておきたいことがたくさんありますので、ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。