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丸ノコとジグソーの違いを徹底比較!DIY初心者におすすめなのはどっち?

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ハンズクラフト西日本最大級の工具専門リユースショップです。

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当店は創業20年以上、工具・家電を中心に扱うリユース専門館です。お買取りした中古品を綺麗にメンテナンスして新たな価値を吹き込み、福岡・北九州地域を中心に沖縄や山口・広島まで17店舗を展開中です。各記事は工具専門のスタッフや、工具・家電の修理専門部門が監修・執筆しています。

「まっすぐ切るなら丸ノコ、曲線ならジグソー」と言われても、DIY初心者にはピンとこないですよね。

実は、この2つの工具は見た目も仕組みも全く異なり、得意な作業が正反対なんです。

間違った工具を選んでしまうと、作業効率が悪くなるだけでなく、安全面でのリスクも高まります。

この記事では、丸ノコとジグソーの決定的な違いから、あなたのDIYスタイルに最適な一台の選び方まで、徹底解説します。

丸ノコとジグソーの違いについて

丸ノコとジグソーは、どちらも木材や金属を切断する工具です。

丸ノコは丸いノコ刃(チップソー)を回転させ、材料にあてがって切断していきます。

ジグソーの場合は、細長いノコ刃を上下に振動させて、丸ノコと同様に材料へ当てて切断する仕組みです。

ここでは、その違いをもう少し掘り下げて解説していきます。

丸ノコの特徴と丸ノコでできないことについて

丸ノコは細かい刃がついたチップソーを高速で回転させて、材料を切断していく工具です。

手で扱いやすく、切断面が綺麗に仕上がります。まっすぐカットするのにも向いており、スピード感を持って作業が行えるでしょう。

またチップソーを変えることによって、大幅に作業性が変わることもあります。

例えばチップの数が増えれば、より仕上がりが綺麗に。少なくすれば作業スピードが上がります。

※切断面の仕上がりはスピードと反比例。スピードが早ければ切断面は荒くなり、遅ければ綺麗になる傾向です。

そんな丸ノコが出来ない作業は以下の2つです。

  • 曲線のカット
  • くり抜き

実際のところ丸ノコで曲線のカットはできますが、綺麗な仕上がりは期待できません。

どちらかというと材料を等間隔に素早くカットしたり、直線での正確な切断をしたりするのが得意です。

また、くり抜きの作業も刃が大きいため、かなり厳しいでしょう。理由としては切断時の範囲が広く、半円状に切り込みを入れるためです。

大きめな円を描く切り抜きであれば可能なものの、あまりおすすめできません。

ジグソーの特徴とジグソーでできないことについて

ジグソーは、細長いノコ刃(ブレード)を動かしてカットしていく工具です。

電動泡立て器の先端を、ノコ刃に変えたものをイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。

常に細かく動かしながらカットしていくため、微細な曲線にも対応可能です。窓抜きやくり抜きの加工も問題ありません。

直線の切断も可能ですが、どうしても丸ノコよりは精度に欠けてしまいます。そんなジグソーのできないことは、以下の3つです。

  • 綺麗な仕上がりを求めるカット
  • 素早く何枚も切断する
  • 溝の加工

どうしてもジグソーは切断面が荒くなりがちです。もちろんブレードによって差は出ますが、丸ノコには敵いません。

またノコギリでカットしていく作業を電動化しているため、カットする速度はどうしても遅くなります。

※この弱点を補うオービタル機構を搭載しているものもあります。小回りが利く分、直線切断には少し不向きです。

丸ノコとジグソーの決定的な違いについて

丸ノコとジグソーの決定的な違いは、「得意な切断が直線か曲線か」です。

同じ切断する工具であっても、仕組みが全く違う別々の工具なんですね。

丸ノコはチップソーを使うため、材料に対して切断軌跡が長くなります。

※上記画像のように、カット時は長い範囲で切り込みが入ります。そのため点というよりも、線で切断するようなイメージです。

対してジグソーは常にブレードを押し当てて切断していきます。線よりも点で切断していく仕組みです。

常に切る位置や力加減を変更できるので、曲線切りといった細かい切断にも対応します。

そしてブレードが細いため、穴を開ければ窓貫作業も容易です。キックバックの心配も少なく、初心者でも安心して使えます。

丸ノコのメリット・デメリット

DIYで使用する方は、おそらく丸ノコを選ぶ方が多いでしょう。なぜなら丸ノコは非常に汎用性があり、早く綺麗にカットができるからです。

そのため多くの場面で活躍し、DIY時にも扱いやすい工具と言えます。

しかし正しい扱い方をしなければ、キックバックを起こしてしまう危険性も。キックバックは材料に刃が引っかかり、反対方向に力が働く現象です。

丸ノコであっても誤った使い方をしていると、キックバックは普通に発生します。それが原因で重大事故を起こし、最悪の場合死に至る危険性もあるのです。

また丸ノコの特性から、曲線のような作業には向いていません。

作業範囲が直線の切断のみなら問題ありませんが、曲線をカットする場合には作業のしづらさを感じるでしょう。

ジグソーのメリット・デメリット

ジグソーは作業スピードが丸ノコと比べ、少し遅いと感じる方が多いです。

しかし直線も曲線も加工できて、なおかつキックバックのリスクも低くなっています。

安全かつ作業範囲が広く、初心者が選ぶならぜひ検討していただきたい工具です。

ただしDIYにおいてはほぼ直線加工の出番が多いため、作業性を考えるなら丸ノコのほうが適しています。

くり抜き作業や曲線の加工を行うのであれば、ジグソーを使用したほうが良いでしょう。

反対に直線加工が多い場合にジグソーを使うと、安全ではあるものの少し作業性で劣ります。

丸ノコとジグソー、どちらが扱いやすい?

丸ノコとジグソーは、状況により扱いやすさが変わります。予備知識が無いのであれば、間違いなくジグソーのほうが扱いやすいでしょう。

なぜならジグソーはキックバックの危険性も少なく、初心者であっても安全に配慮しやすいからです。

丸ノコの場合は刃が高速で回転するため、初めて使用する方には少し恐怖感があるかもしれません。

早く切断できる分、何かあったときに被害が大きくなる確率は丸ノコのほうが高くなります。

知識がなくても、丸ノコの切断力はおそらく肌で感じられるでしょう。ただし安全に配慮して正しく使えば、丸ノコのほうが素早くカットできます。

ジグソーの場合は切断時の作業性が少し劣るため、人によっては扱いづらいと感じるかもしれません。

レシプロソー(セーバーソー)について

丸ノコやジグソーと似たような工具で、レシプロソー(セーバーソー)があります。このレシプロソーは、まさに手ノコを電動化したようなものです。

同じ切断する工具でもまた特性が違うため、こちらも詳しく紹介していきます。

レシプロソー(セーバーソー)とは

レシプロソー(セーバーソー)は、ジグソーよりも大きなブレードを使った電動ノコギリです。ジグソーは持ち手と水平に作業を行いますが、レシプロソーは垂直に刃を進めていきます。

そのため繊細な動きでカットしていくというよりも、腕の大きな振りに合わせて切断していくような用途です。

また比較的ノコ刃が大きく、大きな素材も難なくカットしていけます。ジグソーよりもパワーがあるため、粗大ごみのカットや屋外の庭木カットに使われることが多いです。

ほかにもブレードを変えれば、木材だけではなく金属類や塩ビパイプのカットも行えます。

そしてほとんどのセーバーソーは形状が細長いため、狭い箇所での作業にも最適です。

レシプロソー(セーバーソー)の特徴

レシプロソーの特徴は、なんといってもパワフルに切断できるところです。

DIYで加工目的に使われることが多いジグソーや丸ノコと違い、レシプロソーは屋外での作業に向いています。

例えば配管やパイプの切断、枝木の解体作業と言ったところです。もちろんDIYでの使用も問題ありませんが、繊細なカットはしにくくなります。

正確なカットをしようと墨打ちしたところ、実は持ち手が微妙にズレて寸法が狂うことも。

どちらかというとDIY用途というより、大まかな切断作業で使われることが多いです。

丸ノコやジグソーとの用途の違いについて

丸ノコはより正確な直線切断に向いています。正確に直線をカットするのが求められる場合、丸ノコを選ぶのが最適と言えるでしょう。

ジグソーは曲線や窓抜き作業が得意です。細かい動きで刃先をコントロールできるため、繊細な作業に向いています。

レシプロソーはパワフルに切断していけるため、解体作業や繊細さを求めない切断が得意です。

用途については、下記にまとめました。

  • 丸ノコ:直線の切断、DIY
  • ジグソー:曲線の切断、DIY
  • レシプロソー:大まかな切断、屋外作業

どちらかというとDIY用途では、レシプロソーは不向きです。正確なカットを求めず、ただ切断ができればいいという方なら良いでしょう。

丸ノコの場合、切込み深さが足りないと作業性が悪くなります。その点、ジグソーやセーバーソーはかなり深い切込みが可能です。

自身の作業に合わせ、どの工具が最適かを考えると良いでしょう。

DIY用途なら丸ノコとジグソー、レシプロソー(セーバーソー)どれがオススメ?

DIY用途であれば、直線が多いなら丸ノコ、曲線が多いならジグソーがおすすめです。大まかなカットを目的とし、精度を求めないのならレシプロソーが安全かつ扱いやすさがあります。

どの工具も守備範囲に違いがあるため、理想を言えばすべて持っているのが良いです。直線を正確にカットしたいときは丸ノコを使い、ガンガン作業をしていきます。

曲線やくり抜きしたい作業が出てきたら、ジグソーに持ち替えて作業をすると効率的です。大きな木材があり、大まかにカットしたい場合や粗大ごみが出て細かく切り分けたい場合はレシプロソーを活用します。

このように状況によって得意な作業が違うため、できれば複数を使い分けるといいでしょう。

ただし、以下のように感じる場合はジグソーがおすすめです。

  • どうしても一台でまかないたい
  • 出費は最小限に抑えたい
  • 休日DIYのみなので使用頻度が少ない
  • 保管スペースが限られている

ジグソーなら曲線や直線に対応でき、くり抜き作業もできます。あまり大きくなければ、粗大ゴミのカットも可能。刃を付け替えれば木材・金属ともに対応できます。

用途や作業範囲、出費などを考え、自分に最適な工具を選びましょう。

まとめ

今回は丸ノコとジグソーの違いや、DIY初心者におすすめの工具について解説してきました。

丸ノコは直線切断が得意で作業が速い一方、ジグソーは曲線やくり抜きに強く安全性が高いという特徴があります。レシプロソーは解体作業向きです。

1台で済ませたいなら汎用性の高いジグソー、直線切断が中心なら丸ノコがおすすめ。ご自身の作業内容に合わせて、最適な工具を選んでみてください。

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