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ネジの選び方(長さや太さ、材質や形状など)を解説します

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DIYから建築、組み立て作業など、様々な製品に欠かせない部品のひとつがネジだと思います。

そんなネジですが、プラスやマイナスなどの違いだけではなく、材質や長さ、太さなど状況に応じて正しく使い分けていく必要があり、初めてその違いを学ぶ方に取ってはとっつきにくい分野でもあります。

ということで今回は、ネジの選び方について解説していきたいと思いますので、ぜひ参考にされてみてください。

ネジ、ビス、ボルトの違いについて

DIYや家具の組み立てなどで、ネジやビス、ボルトといった複数の部品を見聞きすると思います。

そのため、ネジやビス、ボルトの違いやそれぞれの役割、使い分けをしっかりと把握しないと、思ったような接着効果を得られないばかりではなく、制作物によっては重大な事故を招いてしまうことあります。

この項目では、ネジとビス、ボルトの特徴や違いについて解説していきますので、違いが分からない、もしくはわかりにくいと思う方はぜひ、参考にしてみてください。

ネジとは

ネジ(ねじ)は円筒または円錐の側面に螺旋状の溝が付いた、固定用の接続器具です。部材同士を接続、締結するのに必須といえる器具でしょう。

日常生活では壁に物を取り付けるほか、家電や家具、車、建物と幅広く使われています。

またネジには、雄ねじと雌ねじの2種類があるのも特徴。雄ねじは側面にらせん状の溝があるもの、雌ねじは内面にらせん状の溝があるものです。

一般的な小ねじには鍋頭や皿頭、トラス頭、バインド頭があり、用途によって最適なものが選ばれます。

またタッピングネジは尖った先端で鉄板に使われ、自己ねじ立てができるのも特徴の1つです。

ドリルがついたネジは下穴空けから差し込み、締結を1本で行えます。作業の効率を高めるなら、タッピングネジを選ぶと良いでしょう。

上記のようにネジは、私たちの生活において重要な役割を果たしています。種類も非常に豊富です。

ビスとは

ビスは、尖った先端とらせん状のネジ溝が特徴の固定用接続器具です。

身近な住宅建築でよく使用されるネジ・ビスはさまざまな種類があり、用途によって適切なものを選ばなくてはなりません。

ビスは釘と同様に部材を締め付けたり、固定したりする役割を果たすものです。内装・屋根・外装と、さまざまな工程で活用されます。

ネジ山のおかげで引っ張る力に対して強い固定力を発揮し、部材同士をくっつけるのに理想的な構造と言えるでしょう。

また溝の切り方で、おもに全ネジと半ネジの2つの種類があります。

全ネジはビス全体にネジが切ってあるものです。頭が取れても締め付けは緩みません。

半ネジは先端から半分程度までネジが切ってあり、木材同士を隙間なく締め付けるのに最適です。

ビスの長さによっても使い分けがあるため、用途に合わせて適切なビスを選ぶと良いでしょう。

ボルトとは

ボルトは建築現場やDIYで一般的に使用されるアイテムです。(区別はされているものの、ネジの一種)

ナットのような受けとなる対象物を挟みながら回し、締めつけて使用します。

ひとくちにボルトといっても、さまざまな種類や形状と特徴があるのは見逃せません。大きくて太いものがボルトで、小さいものは小ねじと呼ばれています。

ボルトは溝が側面にあるため、一度締めると抜けにくいです。(縦方向の力に強い性質)

頭の形状もさまざまで、十字の溝があったり、六角形にくぼんでいるものもあったりします。

ボルトは多くの機械や建築物で使用され、DIYでもよく利用されるポピュラーな道具です。

適切にボルトを使い分ければ、仕上がりの品質を向上させられるでしょう。

ネジ、ビス、ボルトのもう一歩踏み込んだ違いについて

ネジ、ビス、およびボルトは、いずれも締結用の器具です。一見似ているため、混同してしまうかもしれません。

以下にそれぞれの主な違いをまとめます。

■ネジ(ねじ):

ネジは「螺旋(らせん)状の溝」がある固定用の接続器具の総称です。大きく分けて「雄ねじ」と「雌ねじ」に分類されます。

■雄ねじ:

外側(側面)にらせん状の溝が入ったもので、例として「なべねじ」や「皿ねじ」、「六角ボルト」が挙げられるでしょう。

■雌ねじ:

内側(内面)にらせん状の溝が入ったものとなっており、ナットと組み合わせて使用します。

■ビス:

ビスは一般的に「小ねじ」として知られていて、直径が通常1~8mm程度の比較的小さい雄ねじです。頭には直線の溝もしくは十字の穴があり、ドライバーで締め付けられます。雌ねじを必要とせず、対象物に直接打ち込める場合も。

■ボルト:

ボルトはねじ(ネジ)の1つで、外側(側面)にらせん状の溝が入った「雄ねじ」のことを指します。

ボルトは通常8mmより大きい径を持ち、頭部が四角形もしくは六角形の形状です。ナットと組み合わせて使用し、対象物を挟んで締め付けられます。

 

要約すると、ネジは螺旋状の溝がある接続器具の総称と言えるでしょう。総称からさらに、雄ねじと雌ねじに分かれます。

ビスは小ねじで、直径が1~8mm程度の小さい雄ねじです。雌ねじを必要とせずに直接対象物に打ち込めることも。

ボルトは雄ねじとなっており、通常8mmより大きな径を持ちます。頭部が四角形もしくは六角形の形をしていて、ナットと組み合わせて使用するのが特徴です。

ネジの選び方

実際にネジを選ぼうと思った際、数あるネジの中から何をどう選べばいいか分からないですよね。

ここでは大まかな選び方について解説しますので、それぞれ詳しく選び方を学んでみましょう。

ネジの長さや太さ(サイズ)の選び方

ネジの選び方には、適切な長さと太さを選ぶことがとても重要です。以下の手順で選ぶと、正確なネジを選べるでしょう。

対象物の厚さを測定する:まずネジを使用する対象物(木材、金属、プラスチック)の厚さを測定します。厚さを正確に測ることがとても重要です。

ネジが届く長さを計算する:対象物の厚さに対し、ネジがどのくらいの長さで届くかを計算しましょう。

一般的にネジの全長よりも少し短めの長さを選ぶと、ネジが対象物から突き抜ける心配はありません。

強度を考慮する:ネジが使用される場所や用途によって、強度を重視する必要があります。

重要な構造物や重い物体を固定する場合は、十分な長さと太さを持つネジを選びましょう。数を増やして強度不足を補う方法も。

材質に合わせる:ネジを使用する材質に応じて、太さを選ぶことが重要です。硬い素材には太めのネジが良く、軽い素材や薄い板には細めのネジが適しています。

用途に合わせる:ネジの用途に応じ、頭の形状やドライバーの種類を選ぶこともポイント。頭の形状やドライバーの違いによって、締め付けがスムーズに行えて作業効率も向上します。

質の良いネジを選ぶ:信頼性のあるブランドやメーカーのネジを選べば、品質が保証されているので作業効率や強度が向上します。

よくネット通販で手に入るような安価なネジは、品質が不安定な場合があるでしょう。サビや破損の原因になりますので、品質には十分注意してください。

ビスの選び方の最適な基準として、「貫通側に15~20mm入る長さ」という点を覚えておくと便利です。

また太さはネジの長さを決めることでおのずと決まるため、長さの選定に重点を置いてみてください。

適切な長さと太さを選べば、強度と安全性を確保できます。ひいては効率的な作業を行えるでしょう。

ネジの材質(素材)の選び方

ネジの材質も意外と重要です。使用環境や目的に応じ、適切な性質を持つ材質を選んでください。

以下にネジの材質について、選び方を詳しく説明します。

強度:使用する場所や構造により、必要な強度が異なるでしょう。強度が求められる場合は、高強度の鋼や特殊合金のネジが適しています。

一般的な用途だと、炭素鋼や合金鋼が良いです。大量生産されているため、安価かつ強度も必要十分。

耐腐食性:とくに屋外や湿気の多い場所、腐食性のある環境では、錆びにくい材質が最適です。

ステンレス鋼やチタンといった、耐食性に優れた材質が適しています。

軽さ:軽量性が求められる場合、アルミニウムやマグネシウムのような軽金属を選んでみてください。製品では航空機やスポーツ用品に使用されているものです。

電気的特性:電気伝導性が必要な場合は、真鍮や銅のネジが適しています。電気部品や端子止めに使用されていることが多いです。

耐熱性:高温の環境で使用するなら、耐熱性のある特殊合金ネジを選んでみてください。

耐薬品性:薬品に対して耐性が必要な場合は、特殊樹脂や耐薬品性のあるコーティングを施してあるネジが適しています。

磁性:磁性があるか無いかも、選び方の要素です。例えば磁気機器や電子部品の取り付けには、非磁性の材質じゃないといけない場合もあるのでご注意下さい。

適切な材質を選ぶ際、ネジが使用される環境や用途が重要です。目安として、下記の項目を参考にすると良いかもしれません。

  • 耐食性が必要な場所ではステンレス鋼
  • 耐熱性が必要な場所では特殊合金
  • 軽量性が重要な場所ではアルミニウム

各材質の特性を理解すれば、使用環境に適したネジを選べるようになります。

ネジの形状の選び方

ネジの形状は、使用する材料や用途によって異なります。以下に一般的なネジの形状とそれぞれの特徴、選び方のポイントをまとめました。

なべねじ(平ねじ、パンねじ):平たい頭部を持つ一般的なネジ形状です。木材や薄い金属に使用されます。ドライバーの刃をしっかりと当てられるので、締め付けやすさはトップクラス。そのため一般的な家庭用ネジとしてよく使われます。

皿ねじ(半球ねじ):頭部が丸く盛り上がった形状です。表面が平らで他の材料と接触面積が広い特徴から、しっかりと固定できます。木材の表面に出っ張りを作りたくない場合や、金属との接合に最適といえるでしょう。

六角ボルト(ヘキサボルト):六角形の頭部を持つネジです。スパナやレンチを使って締め付けられます。一般的に耐久性が高く、強固な固定が必要なら六角ボルトを選んでみてください。

マイナスねじ(十字ねじ):ドライバーの刃が十字状、もしくはマイナス字になっているネジです。なべねじと同様に一般的で、家庭用品や家具の組み立てにも使われます。

トラスヘッド(穴あき六角ボルト):六角形の頭部となっており、中央に穴が開いている特殊なネジです。頭部が平たいため、見た目がすっきりとしています。軽量な構造や補強が必要な場所で使用されることが多いです。

カウンターシンクボルト(くぼみ付きボルト):頭部にくぼみ(カウンターシンク)がある特殊なボルトとなっています。くぼみが材料表面に沈み込むことで頭部を埋め込めて、表面が平らに仕上がるものです。木材や金属の表面を傷つけずに締め付けたいシーンでは、使用されることが多いボルトといえるでしょう。

ネジの形状は、使用する材料や装置の構造によって選ぶべきです。頭部の形状や締め付けやすさ、外観を考慮し、最適な形状を選択してください。

【ネジの用途】ネジの種類はどう使い分けるべきか?

ネジにはたくさんの用途があり、向いている材質や強度に応じて使い分けを行うべきです。

ではどういった状況で使い分けるべきか、なかなか想像しづらいですよね。

ここではネジの種類に応じ、どういう使い分けを行うべきかまとめました。

コーススレッド

コーススレッドは、木材を取り扱う際にとても有用な木工用ビスです。以下のような場面でコーススレッドを使うと良いでしょう。

木材の取り付けや組み立て:木材同士を固定する際にコーススレッドを使用します。

例えば家具の組み立てや内装の取り付け、木製の棚や収納スペースを作成する際に最適です。

DIY:ホームセンターや工具店で手軽に入手できるコーススレッドは、DIYに適しています。割と安く手に入るので、家庭での手作り家具やDIYで役立つでしょう。

建築現場や造作工事:住宅やビルの建築現場、造作工事に使用されることがあります。木材をしっかりと取り付けるならコーススレッドが最適です。

リフォーム:古い家屋のリフォームや修繕作業の際にも、コーススレッドが使われます。木部の補修や補強に最適。

コーススレッドはネジの目が荒く大きいため、木材にしっかりと食い込みやすい特徴があります。ねじ込みスピードも早いです。

そのため比較的厚みのある木材や、木製の部品を強固に結合したい場合は強い効果を発揮するでしょう。

ただし木材の種類や使用する場所によって、破損しやすい場合も。適切なネジの選択が必要なことを忘れないようにしましょう。

ボードビス

ボードビス(石膏ボードビス)は、以下のような場面で使うと良いです。

石膏ボードの取り付け:ボードビスは主に、石膏ボードを壁や天井に取り付ける際に使用します。

石膏ボードは軽量な建材であり、一般的な釘やネジではうまく固定できないこともあるでしょう。ボードビスなら、石膏ボードにしっかりと固定できます。

インテリア仕上げ:石膏ボードは、内装工事や仕切り壁の構築に最適です。

ボードビスを使って石膏ボードを壁や天井に取り付ければ、美しく仕上げられるでしょう。

DIY:ボードビスは比較的簡単に取り扱えるため、DIYにも適しています。自分で壁掛け棚や収納スペースを作る際に、石膏ボードを使って固定する際に便利です。

軽量な建材の固定:石膏ボード以外でも、軽量な建材の固定に使われることがあります。

例えば薄い鋼板や、軽量プラスチックパネルを固定する際にも有用です。

注意点としてボードビスは軽量な建材に適しているため、重い物を吊り下げる場合や耐荷重が大きな場合には適していません。

重い物を取り付ける場合は、より強度のある方法を検討する必要があります。

細ビス(スリムビス)

細ビス(スリムビス)は、以下のような場面で使うと良いです。

木割れしやすい箇所の取り付け:細ビスはネジが細く切ってあるため、木材を割らずに取り付けられます。

コーススレッドでは木割れしやすいところに利用しましょう。

コンパネや薄い木材の取り付け:細ビスはコンパネや薄い木材にも適しています。通常のビスでは板を割る可能性が高い場合、細ビスを選択してみてください。

端打ち:細ビスは先端が尖っているため、端打ちも可能です。

※木材の端からビスを打ち込むことで、ビスの頭部が出っ張らないようにする方法。

硬い木材への取り付け:硬い木材にも打ち込める細ビスがあります。

木材によって通常のビスだと固定が難しい場合でも、細ビスならスムーズに取り付けられることがあるでしょう。

細ビスは一般的なコーススレッドよりも細いため、特に木材の割れを防ぎたい場面や細かな作業に適しています。

ただし細いゆえに、耐荷重は限界があるのは押さえておかなくてはなりません。重い物を吊り下げる用途には適さないでしょう。

硬木用ビス

硬木用ビスは、以下のような場面や状況で使ってみてください。

ウッドデッキの構築:ウッドデッキは屋外で使用される床のような構造物で、硬い木材が使われます。

ウッドデッキの構築や修理に際して、硬木用ビスを使用すれば耐久性を得られるでしょう。

木製家具の組み立て:硬木は木製家具に使われることもあります。家具の組み立てにおいて、硬い材料同士をしっかりと固定するのにおすすめ。

建築物の構造部分:建築物の構造部分には、強度が求められます。

柱や梁、屋根といった構造部分に硬木用ビスを使用すれば、耐久性と強度を向上させられるでしょう。

木材の接合部分:木材同士を接合する際に硬木用ビスを使うと、硬い木材でもしっかり接合可能です。

とくに木材の接合部分へ頻繁に力を受ける場合や、外部にさらされる場所での使用に適しています。

DIY:木工作業やDIYで硬木を使う場合、硬木用ビスを選ぶと良いでしょう。

硬木用ビスは普通の木材に使われるビスよりも耐久性が高く、木割れしやすい箇所でも効果的に使用できます。

以上のような場面で硬木用ビスを使えば、長期間にわたって安全で頑丈な取り付けが可能です。

硬木用ビスは特殊な形状や加工が施されているので、硬い木材に適した強力な接合が求められる場所で威力を発揮します。

コンパネビス

コンパネビスが活用できる場面は、下記のようなシーンです。

コンパネの取り付け:コンパネビスは名前からもわかるように、主にコンパネ(合板)の取り付けに使用されます。

このコンパネ同士を接合する際や、コンパネを壁や床に取り付ける際に使うと良いでしょう。コンパネはDIYでも扱いやすいので、活用する幅は非常に広いです。

ケバ立ちや板浮きを防止:コンパネビスは、ネジの頭部が表面にすこしめり込むように設計されています。

打ち込んだ際にビスの頭部が出っ張らず、ケバ立ちや板浮きを防止可能です。

床鳴り防止:コンパネを床材として使用する場合、床鳴り(フローリングの歩行時に発生する不快な音)が発生することも。

しかしコンパネビスに備わる特殊なフレキにより、床鳴りを防止する効果があります。

コンパネにフィットする設計:コンパネビスは、コンパネの特性に合わせて形状や機能が最適化されているものです。

そのためコンパネとの相性が良く、コンパネの取り付け時はぜひコンパネビスを選んでおきたいところ。

コンパネビスはコンパネ取り付け時の頭出しを防ぎ、見た目を美しく保ちながら確実に固定する上で最適なビスです。

もしコンパネ以外の材料に使用する場合は、その材料に合ったビスを選んでみてください。

断熱パネルビス

断熱パネルビスを利用する場面は、下記のような場合です。

外壁の断熱材固定:建物の外壁に断熱材を取り付ける際、断熱パネルビスを使って断熱材を固定します。断熱材を適切に固定すれば断熱性能を高め、建物の省エネ効果を向上できるでしょう。

外装材の固定:外壁の外装材を取り付ける際にも、断熱パネルビスを使用します。しっかりと外装材を固定すれば、建物の外観を美しく整えつつ耐久性も向上可能です。

構造材の固定:構造材の重要部分にも、断熱パネルビスを使うと良いでしょう。建物の構造材をしっかりと固定できるので、耐久性や安定性を確保できます。

木材間に断熱材を挟み込む用途で使用:木材間に断熱材を挟み込む場合も、断熱パネルビスが最適です。名前にあるとおり、断熱材をしっかりと固定するのに適しています。DIYでも断熱性を向上させたいとき、活用してみてください。断熱パネルビスは外壁や屋根、構造材の取り付けに必要なビスです。建物の断熱性や耐久性を向上させるために、重要な役割を果たします。また錆びにくい処理や特殊な形状が施されているため、屋外使用の際にも選ぶと良いでしょう。

ドリルビス

鉄鋼用ビス(ドリルビス)は、以下のようなときに使うのがおすすめです。

鋼材や鉄骨の固定:鋼材や鉄骨を木材や他の材料へ固定する際、鉄鋼用ビスを使用します。

鋼材や鉄骨は通常の木用ビスではなかなか固定が難しいでしょう。鉄鋼用ビスの特徴である「ドリル状の先端」を使えば、下穴をあけず容易に固定可能です。

硬い材料への固定:鉄鋼用ビスは、木材よりも硬い材料に対応しています。

木材より堅い鋼材や鉄骨に対しても、ドリル状の先端が効果的に切り込んで固定。頑丈な取り付けが可能です。

建築現場での使用:建築現場では、鉄骨や鉄鋼部材を頻繁に固定しなくてはなりません。

鉄鋼用ビスは建築現場での効率的な作業をサポートするため、非常に重宝されています。

下穴不要な場合:鉄鋼用ビスは先端がドリル状になっている点から、一般的な木用ビスと比べて下穴をあける必要がありません。

下穴をあけなくても良いので作業効率が向上し、手軽に固定作業が行えるのは大きな利点です。(単純に工数が半分)

耐食性を重視する場合:一部の鉄鋼用ビスは、耐食性に優れた素材を使用しています。屋外での使用に適しているでしょう。

建物や構造物の外部で使用する場合、耐久性や耐食性が求められます。

鉄鋼用ビス(ドリルビス)は、鋼材や鉄骨を固定する際にとても便利なビスです。

ドリル状の先端により下穴をあけずとも固定できるため、建築現場やDIYで幅広く活用されています。

コンクリートビス

コンクリートビスは主にコンクリートやブロック、レンガといった硬い壁面へ直接締結する際に使われます。

具体的な使用例としては、以下のような場面です。

建築工事:壁や床のコンクリートに、設備や固定具を取り付ける際に使用。例えば建物の柱や梁への取り付け、金具やフックの設置が含まれます。

家具やインテリア:コンクリート壁に家具や棚を固定する際、コンクリートビスを使うと良いでしょう。

またアートやデコレーションアイテムの取り付けにも適しています。

園芸やアウトドア:庭や外壁に植木鉢やブラケットを取り付ける場合にも、コンクリートビスが便利です。

DIY:自宅の改装やDIYを行う際、コンクリートやレンガに設備やアクセサリーを固定する際はとても活躍します。

意外とコンクリートビスは、DIYで使う頻度が高いです。一般的なビスだとそもそも貫通しないか、締結力が非常に弱くなるでしょう。

コンクリートやレンガといった素材に対してしっかりと固定できるため、頑丈な取り付けが必要な場面で重宝されます。

ただし使用する際は、適切なサイズのドリルで下穴を開けなくてはなりません。

適切なドリルビットを用意し、プロペラやインパクトドリルを使って下穴を作成すれば締結が容易になります。

まとめ

今回はネジの選び方(長さや太さ、材質や形状など)を中心に解説してきました。

ネジやボルトなどについては、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。

ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。

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