HiKOKIのAL18DAとマキタのGP180DZの違いについて解説します
目次
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皆さんは、HiKOKIのAL18DAとマキタのGP180DZの違いについてご存知でしょうか。
電動式タイプのグリスガンを導入しようとした際、この2機種で悩む方も多いです。
ということで今回は、HiKOKIのAL18DAとマキタのGP180DZの違いについて、スペックや機能の違いなどの情報を中心に解説していきたいと思います。
これから電動式タイプのグリスガンの導入を検討している方は、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。
HiKOKIのAL18DAの特徴
HiKOKI(ハイコーキ)のAL18DAは、ガングリップタイプの形状を採用した電動式のグリースガンです。
本体重量は、約5.0kg。携帯性と高性能を兼ね備えた18V専用のコードレスグリースガンです。
このモデルはメンテナンス作業を効率的に行うため、魅力的な機能を搭載しています。
バッテリー装着時の重量は約5.0kgと軽量設計になっており、標準付属のショルダーベルトで持ち運びが容易。
高性能な吐出能力も魅力的です。(詳細は以下のとおり)
- 最大吐出量:297mL/min
- 最大吐出圧力:69MPa(低速モード時)
上記の数値は2024年6月現在、国内電動工具メーカーにおいてトップクラスの性能です。
ほかにも国内初の10段階吐出量調整ダイヤルを搭載し、オンロックボタンで連続作業が可能。オフロックボタンで誤作動を防止します。
シフトノブを使えば吐出速度を高速・低速に切り替え可能で、効率的な作業に配慮されているのが分かるでしょう。
また付属機能として、ホース用LEDライトで注油先を明るく照射。ホースホルダーでホースを留められ、移動や収納が容易になっています。
グリースの補充もカートリッジ式の取り付けからバレル直接補充、ポンプを使っての補充とさまざまな補充方法に対応済み。
グリース容量もカートリッジ420mL、バルク640mLと申し分ありません。
AL18DAは軽量性と高性能な吐出能力、使いやすさを追求した機能を持っています。建設機器や農業機器、設備等へのグリース注入作業を効率的に行えるでしょう。
注意点としては、従来の蓄電池(BSL 3620/3625/3626/3660)は、本機で使用できませんので、場合によっては新たにバッテリーの購入が必要となります。
HiKOKIのAL18DAとマキタのGP180DZの違い
HiKOKIのAL18DAとマキタのGP180DZは、両社の代表的なコードレスグリースガンです。
両製品は性能や機能面で異なる特徴を持っており、用途や好みに応じて選択できます。
ではどちらを選ぼうか迷っている方向けに、両製品の主要な違いを比較しました。それぞれの特長を見ていきましょう。
スペックの違い
HiKOKIのAL18DAとマキタのGP180DZのスペックを比較すると、以下のような特徴があります。
|
HiKOKI AL18DA |
マキタ GP180DZ |
電圧 |
18V |
18V |
最大吐出圧力 |
69MPa |
69MPa |
最大吐出量 |
297mL/min(高速モード) |
290mL/min(自動変速モード) |
グリース容量 |
カートリッジ:420mL バルク充填:640mL |
カートリッジ:420mL バルク:570mL |
ホース長さ |
1200mm |
1200mm |
重量(バッテリ含む) |
5.0kg |
5.5kg |
特殊機能 |
10段階吐出量調整 ホース用LEDライト |
自動変速機能 ロックオン機能 |
価格 |
税別62,000円(バッテリー・充電器別売) |
税別56,500円(バッテリー・充電器別売) |
両機種とも18Vバッテリーを使用し、最大吐出圧力は69MPaで同等です。吐出量に関しては、HiKOKIのAL18DAが若干高い性能を示しています。
HiKOKI AL18DAの特徴的な機能、10段階の吐出量調整は精密な作業が可能です。またホース用LEDライトを搭載しており、暗所での作業をサポートします。
一方でマキタGP180DZは自動変速機能を備えていて、作業負荷に応じて自動的な速度調整を可能としました。
ロックオン機能も便利で、連続作業が容易になっています。
重量面ではHiKOKI AL18DAが5.0kgとやや軽量です。長時間の作業時に有利かもしれません。
両機種とも高性能なコードレスグリースガンですが、細かい機能や使用感の違いが見られました。用途や好みに応じて選択すると良いでしょう。
機能の違い
両機種の機能も違いを見ていきましょう。こちらも表を作成しました。
|
HiKOKI AL18DA |
マキタ GP180DZ |
吐出量調整 |
10段階調整ダイヤル |
トリガー調整 |
吐出モード |
高速/低速切替 |
自動変速/低速切替 |
ライト |
ホース用LEDライト |
LEDライト |
オンロック機能 |
あり |
あり |
オフロック機能 |
あり |
あり |
グリス充填方法 |
カートリッジ式 バレル直接充填 ポンプ充填 |
カートリッジ式 バレル直接充填 ポンプ充填 |
ホースホルダー |
あり |
あり |
ショルダーベルト |
標準付属 |
標準付属 |
エアドレンバルブ |
あり |
あり |
リリーフバルブ |
あり |
あり |
HiKOKI AL18DAの特徴的な機能は、10段階の吐出量調整ダイヤル。細かな調整が可能です。マキタGP180DZはトリガーでの調整となります。
両機種とも高速・低速の切替が可能な一方、マキタは自動変速機能を装備。
ライトやオンロック機能、オフロック機能、グリス充填方法、ホースホルダー、ショルダーベルトといった基本的な機能は両機種とも備えています。
エアドレンバルブとリリーフバルブも両機種に搭載されていて、安全性と使いやすさを目指しているのが分かるでしょう。
上記の機能比較から、HiKOKI AL18DAはより細かな吐出量調整に特化。マキタGP180DZは自動変速機能による使いやすさを重視しています。
AL18DAの強み
HiKOKIのAL18DAは初心者の方でも扱いやすく、効率的にグリスアップ作業ができる優れたグリスガンです。その強みは一体なんでしょうか。
とくに簡単な調整機能として、10段階の吐出量調整ダイヤルがあります。初めての方でも、適切な量のグリスを注入できる機能です。
機械の大きさや部位に合わせ、かんたんに量を調整できると失敗が少なくなります。
また軽量設計(5.0kg)なので、長時間の作業でも疲れにくいです。ホース用にLEDライトがついており、暗い場所でも作業がしやすくなります。
強力な吐出圧力と吐出量があるため、硬いグリスや狭い場所でも確実に注入可能。高速モードと低速モードの切り替えで、状況に応じた作業も容易です。
さらに誤って動作させないようにするオフロック機能があり、安心して持ち運べます。連続作業をしやすくするオンロック機能もあり、作業効率が高いです。
HiKOKIの18Vバッテリーを使用するので、ほかの電動工具とバッテリーを共有できる点も魅力と言えるでしょう。
AL18DAは全体的に、初心者の方でも扱いやすく設計されています。初めてグリスガンを使う方にもおすすめの機種です。
AL18DAの弱み
HiKOKIのAL18DAは優れた機能を持つグリスガンですが、初心者の方が知っておくべき弱みもいくつかあります。
まずAL18DAは高性能な分、価格も比較的高めです。初心者にとっては、初期投資が大きく感じられるかもしれません。
軽量といってもほかのグリスガンと比較した上ですので、実際に5.0kgもの重量を持って作業するのは非常に大変です。長時間の作業では疲労の原因になる可能性も。
10段階の吐出量調整は便利な一方で、高度な機能性が初心者には少し複雑と感じられるかもしれません。使いこなすまでに時間がかかる可能性もあるでしょう。
上記の弱みはAL18DAの高性能さゆえのものも多く、必ずしもデメリットとは言えない部分もあります。
初心者の方は自分の用途や頻度に合わせ、こういった弱みも考慮しながら購入を検討してみてください。
GP180DZの強み
マキタのGP180DZも初心者の方が扱いやすく、効率的にグリスアップ作業できる優れたグリスガンです。
最大吐出圧力69MPaと高い吐出力があり、固着したニップルにも対応できます。吐出量は最大290mL/minで、素早くグリスアップ作業も行えるでしょう。
自動変速モードがあり、作業状況に応じて速度を調整してくれます。トリガーでかんたんに吐出量を調整できるため、初心者でも扱いやすいです。
グリスカートリッジやバレルへの直接充填、ポンプ充填の複数充填に対応。作業現場や好みに合わせて充填方法を選べる点も便利です。
1回の充電で約15,000mLのグリスを吐出できるので、頻繁な充電の心配がありません。ロックオン機能があり、長時間の連続作業も楽に行えます。
GP180DZは高性能でありながら使いやすさにも配慮されており、初心者の方でも安心して使用できるグリスガンです。
作業効率を上げたい方や、さまざまな機械のメンテナンスを行う方におすすめの機種と言えるでしょう。
GP180DZの弱み
マキタのGP180DZは優れたグリスガンである一方で、弱みも確かに存在します。まず重量です。
GP180DZは5.5kgとやや重いため、長時間の作業では疲れやすくなる可能性があります。とくに初心者や体力に自信のない方は負担が大きいかもしれません。
全長449mmと大きめのサイズになっており、狭い場所での作業や収納に課題があるケースも。
また高性能な分、価格も比較的高めです。初心者だと投資費用が高く感じることもあるでしょう。
全体的に性能の高さから来るデメリットも多く、使いこなせれば弱みが強みになる可能性もあります。
事前にリサーチし、正しく利用できるよう検討してから購入するのも良いでしょう。
まとめ
今回は、HiKOKIのAL18DAとマキタのGP180DZの違いについて、スペックや機能の違いなどの情報を中心に解説していきました。
この他にも、DIYや電動工具に関する知っておきたい知識は、まだまだあります。
ぜひ、その他の関連記事も読んで参考にされてみてください。
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