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ハンドポリッシャーの選び方やディスクグラインダー、サンダーとの違いも解説

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ハンズクラフト西日本最大級の工具専門リユースショップです。

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車好きの皆さんは、ハンドポリッシャー(車用)の購入を一度は検討されたことがあるのではないでしょうか。

ワックスがけやコンパウンドがけをはじめとする、車のメンテナンスには欠かせない作業がぐんと楽になる電動工具ですが、「実際に購入する」となると、その種類の多さから躊躇されることもあると思います。

ということで今回は、ハンドポリッシャーの選び方について解説していきます。

ぜひ、ハンドポリッシャー選びの参考にされてみて下さい。

ハンドポリッシャーとは?どんな作業で使うのか?

 

まずはハンドポリッシャーの特徴やその他工具との違いなどについて解説していきたいと思います。

ハンドポリッシャーの特徴

ポリッシャーは、ディスク状のバフを回転させて研磨を行う工具です。コンパウンドと呼ばれる研磨剤を塗布して、自動車などのボディの艶だし作業などをおこないます。

手作業でコンパウンドを使用した研磨作業をおこなったことがある方なら、一度は購入を検討された方も多いと思います。

また手作業だと、力の入れ具合にコツが必要で、どうしてもムラが目立ってしまいます。ですが、ポリッシャーであれば、力の入れ具合の調節が手作業よりも簡単で、慣れてさえしまえば、楽に研磨作業を終えることができます。

どういう作業に適しているか

ハンドポリッシャーは、車のボディ磨きによく使われます。また、ポリッシャーという大きな括りで見れば、床や壁、鏡など、広範囲に渡る研磨作業が必要な際に利用されています。

使用上の注意としては車のボディ磨きの場合、コンパウンドを塗布して使用するため、同じ箇所を磨き過ぎると塗膜が薄くなってしまう点が挙げられます。

ですので、力を入れて磨いたり同じ箇所に当て続けたりすると、塗装が剥がれる恐れがあるので、使用に慣れていない場合は、一番遅いスピードで使用して、研磨作業をおこなっていくことをオススメします。

ディスクグラインダーやサンダーとの違い

ハンドポリッシャーは左手に取っ手があり、右手部分に本体がある形状をしている製品が多いです。

先端に円盤がついており、それが回転することで研磨作業が行えます。ディスクグラインダーやサンダーなどと形状や動き方が似ていますので、たまに混同される方がいます。

ディスクグラインダーやサンダーと大きく異なる点は、ポリッシャーはバフと呼ばれるスポンジを取り付け、主に研磨作業をおこなうのに対し、ディスクグラインダーは回転砥石を取り付け、研磨や研削をおこないます。

そして、サンダーの場合は、サンドペーパーを取り付けることで、研磨や研削作業をおこないます。

ハンドポリッシャーの種類と使い分けについて

 

続いては、ハンドポリッシャーの種類や使い分けについて解説したいと思います。

動力源の種類とその特徴について

まずは動力源の種類とその特徴について解説していきます。

充電式タイプ

ハンドポリッシャーは、以前まではAC電源タイプのものが主流でしたが、最近は充電式タイプのポリッシャが増えてきました。

充電式タイプの最大の特徴は、コードがない点が挙げられます。電源コードが無いので、取り回しがしやすく、作業場所に成約がありません。

またコードの長さを気にする必要がないので、ボンネットの中央部分や屋根、ボディの下の方を磨く際に、充電式タイプは、非常に磨きやすいです。

一方、充電式のデメリットとしては、連続使用時間が限られているという点が挙げられます。一回あたりの作業が限られていますので、大型車での使用の場合は、AC電源タイプよりも作業時間が伸びる場合があります。

ですので、予備のバッテリーを用意するなどの対策が必要です。また、充電式タイプは、まだまだ少数派ですので、ラインナップが少なく、製品選びの選択肢が少ない点もデメリットとして挙げられます。

AC電源タイプ

AC電源タイプは、コンセントに差して使用するタイプのことを指します。

メリットとしては充電の必要が無いため、バッテリー残量を気にする必要がありません。そのため、充電式タイプよりも長く作業ができます。

一方、デメリットととしては、コードの長さが限られていますので作業範囲が限定される点が挙げられます。

実際に車一台の研磨作業で使用する場合は、延長コードが必要となります場合が多くなります。

慣れると簡単ですが、コードを意識した作業を行う必要がある点は、デメリットだと言えるでしょう。

機構(回転方式)の種類とそれぞれの特徴について

この章では、ハンドポリッシャーの機構の違いやそれぞれの違いについて解説していきます。

ハンドポリッシャーの機構(回転方式)の種類には、「シングルアクション」「ダブルアクション」「ギアアクション」の3方式がありますので、それぞれの違いを見ていきましょう。

シングルアクション

シングルアクションとは、一方向のみに回転する機構のことを指します。その他の機構と比べてトルクが強いため、研磨力が高い特徴があります。ですが扱いが難しく、オーロラマークと呼ばれる現象ができやすい機構となりますので、注意が必要です。

ダブルアクション

ダブルアクションとは、回転に偏心運動を加えた回転方式のことを指します。シングルアクションで発生しやすいオーロラマークを抑える目的で開発された方式です。

偏心運動を加えているので研磨力が抑えられる代わりに、扱いやすい機構になっています。

ちなみにポリッシャーでの研磨作業は、一般的に2工程で行うことが多くなっています。1工程目にシングルアクション、2工程目にダブルアクションで仕上げるというのが現在の主流と言われています。

ギアアクション

回転運動に変則的な動きを加えることで、オーロラの発生を抑える回転方式です。
ダブルアクションよりも研磨力を向上させているので、シングルアクションほどではありませんがパワーのあるモデルです。
割ときれいなモデルの1工程目や、簡単に仕上げるときなどにはギアアクションが向いているでしょう。

バフの素材の種類とそれぞれの特徴について

 

ポリッシャーには、バフと呼ばれるパーツを取り付ける必要があります。そして、そのバフには素材の違いがあり、それぞれ特徴がありますので、解説していきたいと思います。

ウレタンバフ

ウレタンバフは、いわゆるスポンジのような素材です。主に仕上げ加工に使います。使用するコンパウンドも一番目が細かいものを使用し、目に見えないような小傷を消すのに使うのです。
中目や細目のタイプであれば中間仕上げにも使える研磨力があるので、用途によって使い分けましょう。

ウールバフ

ハードタイプとソフトタイプがウールバフには存在します。研磨力が非常に高く、切削能力は非常に優れているのです。消えるけど大きな傷やウォータースポットなどを磨く際にはウールバフが適しています。
ハードタイプとなると研磨力が非常に高いので、磨きすぎには十分に注意しましょう。

 

コンパウンドの違いとそれぞれのメリット・デメリット

 

コンパウンドとは研磨剤のこと指します。浅い傷であれば磨きを行うことで傷をならすことで傷を消すことができます。その種類は何種類もあり、用途によって使い分けが必要です。

それぞれの違いについてご紹介しましょう。

中目

コンパウンドのなかでも最も研磨力が強いタイプ。

磨き傷は残りますが、大きな傷でも磨きとることができます。ウールバフを使い研磨することが一般的。この時に残った傷はより細かいコンパウンドを使用する事で取り除くことができるのです。まずは中目で大きな傷を取り除いていくことが重要です。

細目

ウォータースポットや、深めの傷を取り除くことに使用します。ボディにしみついたシミなども取り除けるのです。中目よりも細目の方が一般的には使用することが多いでしょう。ウールバフで1工程目に使用するのがおすすめです。

極細目

水垢や細かい洗車傷を取り除くのに適しています。ウレタンバフでしっかりと研磨するのがおすすめです。
白など淡い色であれば傷も目立たないので、定期的に研磨されている方であればこのコンパウンドだけで十分ではないでしょうか。

超微粒子

濃い色のボディの仕上げにはこのコンパウンドが適しています。ソリッドのブラックなどは非常に小傷が目立つので、このコンパウンドで仕上げることをおすすめします。ウレタンバフの一番目が細かいものを使用する様にしましょう。

艶出し

このコンパウンドは非常に研磨力が低いです。とにかく艶を出したいという方にはこのコンパウンドが向いています。バフもとにかく目が細かいものを使用するようにしてください。

ハンドポリッシャーの選び方

 

この章では、ハンドポリッシャーの選び方について、電源方式で選ぶ場合と機構の違いで選ぶ場合について、それぞれの選び方と注意点についてご紹介したいと思います。

電源方式で選ぶ場合の選び方と注意点について

電源方式で選ぶ場合の注意点は、「電源が確保できるか?」という点が重要です。

ガレージなどで作業出来る場合はコンセントや延長コードがあると思いますので、AC電源タイプで十分であると思います。

ですが、駐車場などで作業する場合は電源を用意することは困難でしょう。その場合は充電池タイプが簡単に使用できるはずです。

機構(回転方式)で選ぶ場合の選び方と注意点について

回転方式で選ぶなら、ダブルアクションやギアアクションがおすすめです。

理由は仕上げが初心者でも綺麗に仕上がるからです。複数台所有する前提であればシングルアクションとダブルアクションの購入が良いと思います。

ハンドポリッシャーを買うなら、おすすめしたいメーカーについて

 

さいごに、ハンドポリッシャーを購入するならオススメしたいメーカーの一覧と特徴にご紹介したいと思います。

マキタ

日本最大手の電動工具メーカー。
ポリッシャーのラインナップも豊富で充電式タイプも多数取り揃えています。
充電式ランダムオービットポリッシャという、偏心運動と強制回転を備えた方式の製品も開発されています。
最新の高精度の製品を使いたい場合はマキタはおすすめですよ。

リョービ

リョービは車の部品や建築用品、印刷機器を扱う日本のメーカーです。
電子ギアアクションのポリッシャーを販売しており、独自の方式を採用しています。磨き傷やオーロラを綺麗に消せる事が特徴です。消費電力が高く、パワーが強いモデルもあります。
6段階のパワー設定がありますので、初心者でも安心して使用することができるのです。

高儀

高儀は創業150年の日本の老舗メーカーです。
刃物やDIY用品や工具、ガーデニング用品も扱っています。シングルアクションで高パワーのポリッシャーが5000円台から展開しています。シンプルで高性能のアイテムを使用したい場合は高儀がおすすめです。

ストレート

日本の工具販売会社、株式会社ストレートは電動工具も展開しています。
ポリッシャーは電動ダブルアクションを採用しており、仕上げに適した製品が採用されています。
金額帯がとても安いので、コスパが非常に優れています。安くて良いものが欲しい方にはストレートの製品が適していると言えるでしょう。

アストロプロダクツ

株式会社ワールドツールが運営する日本最大手の工具販売店です。
品揃えが良いことが特徴で、どの店舗でも信じられないくらいの品揃えが特徴。アストロプロダクツはポリッシャーも扱っており、950Wのシングルアクションのポリッシャーもあります。実際に手に取って商品を確認できるのも強みです。

ボッシュ

世界最大のドイツの電動工具メーカーです。メルセデスベンツ、BMW、アウディ、フォルクスワーゲンなどの欧州車に使用されることで一躍世界最大のメーカーとなりました。

ポリッシャーでは「ランダムアクションサンダー」というギアアクションを採用したモデルもあります。
ボッシュはプロにも好んで使用されるメーカーです。

まとめ

今回は、ハンドポリッシャーの選び方やディスクグラインダー、サンダーとの違いについて解説していきました。

電動工具を購入する前に知っておきたい知識はまだまだあります。ぜひ、その他の関連記事も確認して、工具選びの参考にして見て下さい。