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生ごみ処理機の選び方やメリット・デメリット、コンポストとの違いについて解説します

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ハンズクラフト西日本最大級の工具専門リユースショップです。

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生ごみ処理機はその種類の多さから、選び方や良さがいまいちが分からず、購入まで踏み切れない方も多いと聞きます。

あると便利だということは知っていても、『すぐに使わなくなるかもしれない』『置き場所がない』『デメリットを知らないから購入しようか迷っている』などの理由から、気になりつつも現在まで購入されなかった方も多いはずです。

ということで今回は、生ごみ処理機の選び方や生ごみ処理機の基礎知識が理解できるようにメリット・デメリット、コンポストとの違いなどの関連知識も交えて解説していきたいと思います。

おすすめのメーカーや製品情報なども厳選して紹介しますので、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。

生ごみ処理機とは?どんな用途で使用する?

「生ごみ処理機」は生ごみの不快な臭いや量を減らす目的で開発された家電です。

生ごみ乾燥機とも呼ばれ、生ごみに熱風をあてて乾燥させることで、処分時の汁漏れやコバエ発生のリスクを解消してくれます。

処理後の生ごみを堆肥として活用する使い方もでき、家庭菜園やガーデニングを趣味としている人にとっても便利なアイテムです。

生ごみを処分する際の様々な不快を解消できるだけでなく、ごみの量を減らすことで地球環境の保全にも貢献できる利用メリットがあります。

家庭用の生ゴミ処理機は、小さいテーブルの上にも置けるコンパクトなものから冷蔵庫など大型家具ぐらいの大きさまで幅広くサイズ展開されています。

また屋外用と屋内用に分かれているので、使用用途に応じて購入前には設置場所を十分に検討することが大切です。

生ごみ処理機のメリットとデメリット

ここからは、生ごみ処理機のメリット・デメリットを確認していきます。

購入する際に「何を重視したいか」、逆に「これだけは避けたいNGポイント」を明確にしていきましょう。

メリット

生ごみ処理機のメリットは、以下の通りです。

  • 生ごみの不快な臭いや害虫の発生を軽減できる
  • 生ごみの量を減らせる
  • カラスや猫の被害を減らせる
  • 処分後に有機肥料として利用できる
  • 環境保全に貢献できる
  • 自治体によっては購入時に助成金を申請できる

夏場は生ごみ特有の臭いや害虫の発生が気になる時期なので、特にメリットを感じるでしょう。

カラスや猫の被害を減らせるなど、様々なごみトラブルの解決につなげられるのも魅力です。

生ごみを乾燥させる過程で水分が蒸発し、ごみがかさばらなくなるので、ごみ出しの頻度を減らせるメリットもあります。

掃除やごみ出しは、家事におけるストレスの中でも高い割合を占めているといわれています。

家事の負担が減れば、時間の余裕とともに、自分のやりたいことに向き合える気持ちも徐々に出てくるでしょう。

生ごみ処理機で乾燥させれば、ごみが燃えやすい状態になり、ごみ処理の負担も小さくなります。

そのため自治体によっては環境保全に貢献する目的で、生ごみ処理機の助成金を支給してくれる場合もあります。

ただし、「購入前に」助成金を申請しなければならない自治体もあるので注意しましょう。

デメリット

生ごみ処理機のデメリットは、以下の通りです。

  • 電気代が月1,000円以上かかる
  • メンテナンスの手間・費用がかかる
  • 使用前に生ごみの下処理が必要な機種もある
  • 処理時に臭いが気になる場合も
  • 処理音が大きい機種もある

機種によって消費電力は異なりますが、月の電気代が1,000円を超えるケースも珍しくありません。

同居人の数や使い方次第では家計を圧迫する場合もあるので、どれくらい電気代がかかるか明確にしたうえで購入した方がよいでしょう。

また、長く使用する中で様々なランニングコストも生じてくるため、電気代と合わせて確認する必要があります。

例えば、ほとんどの生ごみ処理機には消臭用の活性炭フィルターがついており、機器の性質上、定期的なメンテナンスや交換が必要です。

使用前に面倒な下処理をしなければならない場合がある点も、代表的なデメリットといえます。

例えば、臭いが強い魚介類は前もって水洗いする必要があったり、繊維質の食材は細かくカットしなければいけなかったりする機種もあります。使用時には焦げ臭や発酵臭、処理音が気になる場合も多いです。

便利な反面、手間やコストがかかる点、使用時の煩わしさ・不快も少なからずあることは認識しなければなりません。

コンポストとの違い

コンポストとは生ごみを溜めて堆肥化できる「容器」のことです。

生ごみを処理機とコンポストの違いは以下の通りです。

【生ごみ処理機】

【コンポスト】

用途

生ごみを捨てやすくする

生ごみを溜めて堆肥化する

設置場所(原則)

屋内

屋外

電気代の有無

モーターの回転音

無音

臭い

弱い
※バイオ式はバイオ基材の独特な発酵臭がある
乾燥式は焦げ臭がある

強い(発酵臭)

堆肥になるまでの時間

遅い

早い

生ごみ処理機は生ごみを捨てやすくするため、コンポストはたい肥を作るために活用される点が大きく異なります。

ただ、生ごみ処理機だからといって堆肥を作れないわけではありません。

コンポストに比べて速度は落ちますが、従来の生ごみを乾燥させる処理方式の機種でも堆肥を作れる点は覚えておきましょう。

生ごみ処理機の中にも、バイオ式とハイブリッド式のように、微生物の働きにより生ごみを堆肥化する目的で開発されているものもあります。

生ごみ処理機は「家電」であり、コンポストはあくまでも生ごみを溜める「容器」であると認識すれば、その他の違いも容易に理解できるでしょう。

例えば、家電である生ごみ処理機の置き場所は屋内が基本ですし、電気代もかかります。

対して、臭いがある生ごみを溜める容器であれば基本は屋外に置きますし、電気代はかかりません。生ごみ処理機のように、モーターの回転音も気にならないでしょう。

価格についても、容器であるコンポストは数千円で購入できます。

生ごみ処理機の選び方

ここからは、生ごみ処理機を選ぶ際に確認するポイントを解説していきます。

選び方はたくさんあるので、条件をほぼ満たす商品を見つけるのは難しいかもしれませんが、購入時の参考にしてみてください。

手軽さを求めるなら乾燥式

生ごみ処理機には様々なタイプがありますが、大きく「乾燥式」と「粉砕式」に分類されます。

乾燥式は既に説明したように熱風で水分を蒸発させるタイプ、粉砕式は生ごみに熱を通しスクリューで回転させて粉砕する方式です。

粉砕式はどうしても細かいごみが容器に付着しまい、場合によっては水洗いしなければならないほど後片付けが大変という問題があります。

乾燥式なら雑菌の発生や虫が湧く原因となる水分をしっかり取り除けますし、セットしているネットを外して捨てるだけなので、生ごみにも触れずに処分できます。

自分に合った処理方式を選ぶのが大切ですが、家庭でたくさんの肥料を必要とせず、とにかく手軽さを求めるなら「乾燥式」がよいでしょう。手軽に利用でき、ごみ出し時の様々な問題をクリアにできます。

生ごみの下処理が簡単なタイプ

ほとんどの機種で生ゴミ処理機を使う前に下処理が必要なので、できるだけ手間がかからないものを選ぶことをおすすめします。

下処理で最も手間がかからないのは「水切りするだけ」のタイプです。

従来の生ゴミを廃棄する方法とほぼ変わらないので、ストレス無く使用できます。一方で最も手間がかかるのは、水切り後に魚介類を洗い、臭いとヌメリを取る必要があるタイプです。

機種によって使う前の下処理が違うので、購入時にはしっかり確認しましょう。

堆肥が必要であれば、バイオ式かハイブリッド式

乾燥式の生ごみ処理機でも堆肥は作れますが、時間がかかります。堆肥を活用したいなら「バイオ式」か「ハイブリッド式」がおすすめです。

バイオ式は生ごみを微生物の働きで分解して小さくする処理方式で、主に家庭菜園やガーデニングを趣味としている方に使用されています。

ハイブリッド式は基本的にバイオ式と同じ処理方式ですが、最初に生ごみを熱風で乾燥させ、微生物が分解しやすい状態にする点が異なります。

乾燥式とバイオ式の良いとこ取りと考えれば分かりやすいでしょう。ただし、価格が高くサイズも大きいものが多いので、購入前には十分に検討する必要があります。

処理容量

生ごみ処理機で処分できるごみの量は「(最大)処理容量」として表示されます。

令和3年度の環境省の調査によると、1人1日当たりのごみ排出量は890グラムという結果でした。

家庭ごみの3割は生ごみといわれているので、単純計算でおおよそ260グラムが1人あたりの排出量ということになります。

ただ、あくまでも目安なので、家族構成や料理をする頻度などを考慮しましょう。

参考文献:「環境省 一般廃棄物処理事業実態調査の結果(令和3年度)について」

設置場所と本体サイズ

生ごみ処理機は機種によって屋外用・屋内用に分かれています。

稼働中は多少なりとも臭いや騒音が発生するので、事前に設置場所をしっかり検討しましょう。

キッチンに置きたい場合はリビングへ臭いが充満しないか、小さいお子様がいる家庭ではタイマー機能がついているかを確認するとよいでしょう。

ベランダや庭に置くのなら雨風があたらないように、容器が劣化しない場所を選ぶことも大切です。

電源コードが届くか、大きすぎて通行の邪魔にならないかどうかなど、本体サイズもしっかり検討したうえで購入しましょう。

電気代、ランニングコスト

生ごみ処理機の中でも乾燥式は特に電気代が高くなり、月に1,000円以上はかかります。

手動バイオ式であれば電気代はかかりませんが、バイオ基材などのランニングコストはかかかるので注意が必要です。

ちなみに「生ごみ処理機のタイプごと」のランニングコストは、乾燥式とバイオ式で500~1,500円/月、ハイブリッド式が1,500円~2,000円/月が目安といわれています。

また、電気代は消費電力だけではなく、稼働時間の長さによっても変わってきます。商品のスペックを見る時は「処理時間」にも着目しましょう。

静音性

生ごみ処理機の回転音が、学習や就寝の妨げになる場合もあります。

もし気になるのであれば、タイマー機能があるか、一定のdB以下の音が静かな機種を選ぶようにしましょう。

一般的に、不快と感じる音の大きさは50dBからとされています。

これは、目の前にいる人が普通の大きさの声で話している程度の音です。

外から聞こえる音がそれよりも大きい場合や、目の前の人との会話の妨げになる場合は不快に感じるでしょう。

引用元:江上耳鼻咽喉科・めまいクリニック公式サイト「生活音の騒音レベルを解説します。」より

人によって感覚は違うので一概にはいえませんが、「40dB後半~50dB前後」ぐらいから騒音を気にする人が多い傾向があるので参考にしてみてください。

手入れのしやすさ

使用頻度が多い生ごみ処理機だからこそ、手入れの頻度が少なく方法も簡単な機種を選びたいところです。

例えば、容器の中に水を注ぐだけで掃除できる「クリーンモード」搭載の機種、生ごみを入れる容器やその他付属品を外せるものだと手入れが簡単です。

処理できるものの種類が多い

生ごみ処理機は、以下のように人間が食べられないものは基本的に投入できません。

  • 魚の骨、牛骨
  • プラスチック、ビニール
  • 爪楊枝、箸
  • 発火するもの など

処理できないばかりか、故障の原因となります。

機種によって処理できるものは異なるので、できるだけ多くの種類に対応している機種を選べば分別する手間を減らせます。

生ごみ処理機を買うならおすすめしたいメーカー一覧と製品特徴

ここからは選び方のポイントを踏まえ、おすすめの生ごみ処理機を紹介していきます。

島産業 パリパリキューブシリーズ

島産業は生ごみ処理機「パリパリキューブ」の開発・販売を手がける会社です。

パリパリキューブシリーズ「PPC-11-PG」は、消臭力に優れ置き場所を選ばず、使い勝手もよいため幅広い方におすすめできます。

生ごみを処理機にセットする時も水切りだけでOK。下処理の煩わしさを感じないのが魅力です。

生ごみに関する様々な不快を軽減できる理由から、主婦を中心に支持されています。

「パリパリキューブ」「PPC-11-PG」

種類

乾燥式

サイズ

幅230×奥行270×高さ270mm

最大容量

約1.0kg

重量

約4.1kg

運転モード

パリパリモード、ソフトモード

最大処理量

(1回あたり)

パリパリモード:約1.0kg

ソフトモード:約0.7kg

消費電力

300W

電気代

パリパリモード : 約28円~約45円

ソフトモード : 約16円~約23円

処理時間

パリパリモード :

約7時間30分~10時間40分

ソフトモード :

約4時間10分~5時間20分

下処理方式

水切り

かき混ぜ機能

×

脱臭

脱臭フィルター

運転音

パリパリモード:43.6dB

ソフトモード:41.6dB

タイマー機能

お手入れ方法

容器水洗い

参考価格

(amazon)23,800円 税込

PPC-11-PGの下位モデルである「パリパリキューブライト アルファ PCL-33」は、コスパにこだわりたい方におすすめです。

パリパリキューブライト アルファ |「PCL-33」

種類

乾燥式

サイズ

幅215×奥行き215×高さ283mm

重量

約2.1㎏

最大容量

約0.7kg

運転モード

節電モード(自動停止機能)
通常モード(9時間運転)、スタート予約機能付(3時間後スタート)

消費電力

150W

電気代

節電モード : 約13円~約17円

通常モード : 約27円

最大処理量
(1回あたり)

節電モード:約0.2kg
通常モード:約0.7kg

処理時間

節電モード:約5時間40分
通常モード:約9時間

下処理方式

水切り

かき混ぜ機能

×

脱臭

脱臭フィルター

運転音

標準モード:43.6dB

節電モード:43.9dB

タイマー機能

お手入れ方法

容器水洗い

参考価格

(amazon)20,000円 税込

パリパリキューブシリーズの中で最も安いモデルであり、他社の上位モデルも含め半額以下で購入できます。

処理後の臭いが気になるという声もありますが、処理中の消臭力は高い評価を獲得しています。上位モデルと同様、下処理が水切りだけなのも魅力です。

QUADS(クワッズ) スマート生ごみ処理機 GYUTTO(ギュット)

QUADSのGYUTTOは粉砕式の生ごみ処理機です。「QS361WH」は処理後の消臭について、高い評価を誇っています。

種類

乾燥・粉砕式

サイズ

幅275×奥行320×高さ350mm

重量

約8.7kg

最大容量

約1.5kg

最大処理容量
(1回あたり)

最大約3L

消費電力

500W

電気代(1時間あたり)

約15.5円
※31円/kWhで算出

処理時間

約5~8時間

下処理方式

水切り、分別

かき混ぜ機能

電動(タッチスクリーン式)

脱臭

活性炭カートリッジ

運転音

約55dB

タイマー機能

×

お手入れ方法

クリーンモード搭載

参考価格

(楽天) 60,900円(送料無料)

先に紹介した島産業の製品よりも、容量が多い点も魅力です。

デメリットとしては、粉砕式ということもあり「処理中の臭い」がどうしても発生してしまう点です。

喚起できる環境もしくは屋外に置く、できるだけ人がいない時間帯を狙って使うなど、臭いの影響が出ないように工夫して使う必要はあります。

パナソニック 家庭用生ごみ処理機 MS-N53XD

1回あたりの処理容量が他の生ごみ処理機より多く、処理時間も短いのが強みです。

また容量の大きさに反してサイズがコンパクトで、音も静かなため、置き場所を選ばない点も魅力といえます。

種類

乾燥式

本体サイズ

幅268×奥行365×高さ550mm

重さ

12kg

使用場所

屋内/室内

最大処理容量

約2kg(約6L)/回 約8kg(約24L)/日

消費電力

800W

処理時間

標準モード :
約1時間40分~5時間40分

ソフト乾燥モード:
約2時間10分~約8時間30分

下処理方式

水切り、
生ゴミを一定の大きさにカット

かき混ぜ機能

電動

脱臭

プラチナパラジウム触媒

運転音

連続運転時 : 42dB

かくはん時 : 44dB

タイマー機能

お手入れ方法

水洗い

参考価格

(amazon) 88,000 税込

同居している人数が多く、普段から頻繫に料理する方にとっては使い勝手がよいでしょう。

一方で「脱臭力」はもう一歩という意見が多いです。

パナソニック家庭用生ごみ処理機 「MS-N53XD」は「プラチナパラジウム触媒」で化学反応の仕組みを使い、二酸化炭素と水に分解して臭いを取り除きます。

そのため、処理中は触媒の独特な臭いが発生し、処理後も焦げ臭さを感じる場合があります。快適に使用するには、適度な喚起が必要になってくるでしょう。

まとめ

今回は、生ごみ処理機の選び方や生ごみ処理機の基礎知識からコンポストとの違いなどの関連知識などの情報について解説していきました。

この他にも電動工具やDIYなどに関する知っておきたい知識はまだまだあります。

ぜひ、この他の関連記事も読んで参考にされてみてください。