【完全理解】電動サンダーの使い方と種類を解説!どこで買う?処分は?
目次
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DIYを始めた方がインパクトドライバーの次に欲しくなる工具、それが電動サンダーだと思います。
電動サンダーは研磨作業を半自動でおこなえるようになるため、導入すれば生産性が格段と高くなりますが、一方で、様々な種類があり、種類によっても使用方法や使用できる部材が異なります。
ということで今回は、電動サンダーについて使い方や種類ごとの特徴、各メーカーごとの特色などについて解説していきたいと思います。
これから電動サンダーの購入を検討される方はぜひ、参考にされてみてください。
電気サンダーとは?いつ使う工具?
電気サンダーとは、電力でサンドペーパーを動かし、木材や金属の研磨を行う電動工具です。
例えば木材DIYで作ったテーブルで、表面をなめらかに研磨するときはよく活躍します。
サンドペーパーを使い、手作業で研磨することも可能。ですが電気サンダーを使うことで、人力では不可能なスピードで仕上げられます。
また研磨力もある上に、一定の力で広い範囲を研磨できるでしょう。研磨のほかにも塗装剥がしといった項目で使われます。
しかし電気サンダーは仕組み上、たくさん表面に細かい傷をつけてならしているのと変わりません。作業時は多くのチリやゴミが出てしまいます。
この粉塵は作業終了後の掃除が手間だったり、吸い込んだときの影響だったりとあまり良い面が無いです。
そのため最近では集塵機能付きのサンダーが出回っており、粉塵を効率よく回収できる機種が増えました。
具体的にはパッドの取り付け部分に穴が空いており、サンダーを動かすと同時に吸塵を行う仕組みです。
すぐに出た粉塵を効率よく吸塵できるため、100%ではないものの粉塵の舞い上がりや掃除の手間を最小限に抑えます。
※作業時は粉塵の吸い込みを防ぐべく、防じんマスクと併用するのがおすすめです。
電気サンダーの使い方について
電気サンダーの使い方は、下記の手順で使用します。
- サンドペーパーを取り付ける(ディスクパッドの場合もあり)
- 加工面に押し当てて電源を入れる
基本的にスイッチを入れると、サンドペーパーの振動が始まります。あとは加工したい面に押し当てて、任意の出来栄えまで仕上げていくだけ。
種類によってサンドペーパーが細かく動くものから、ディスクパッドが回転するものまでさまざまです。
またサンドペーパーは使用する度に消耗していくもの。使い続けると徐々に研磨力が弱くなったり、使えなくなったりします。
意外と研磨力が弱くなった状態で使い続けることもあるため、思ったより削れなくなってきたと感じたら交換しましょう。
※サンドペーパーは数字が上がるごとに粗目や中目、細目といった種類があります。用途に合わせて番目を変えてください。
使用時は想像以上に粉塵が舞いやすく、吸い込むと人体にあまり良い影響を与えません。目にもあまり良くないので、ゴーグルやマスクは必須です。
集塵機能付きのサンダーと組み合わせれば、より健康被害を抑えられるでしょう。掃除もかなりしやすくなります。
サンダーは電動工具の中でも重大事故が発生しにくく、使い方も非常にシンプルです。しかし万が一のことを考え、予防策や防具を装着した上で作業しましょう。
電気サンダーの種類と使用用途
電気サンダーにはいくつか種類があり、その用途も変わります。
具体的には下記の6種類があるので、事前にどんな用途で使えるのか押さえておきましょう。
- ディスクサンダー
- オービタルサンダー
- マルチサンダー(マウスサンダー)
- ランダムサンダー
- ミニサンダー
- ベルトサンダー
逆に用途と合わないサンダーを使うと、少々扱いづらくなってしまいます。ぜひどんな用途で使うのか特徴を踏まえ、使用していきましょう。
ディスクサンダー
ディスクサンダーは別名、ディスクグラインダーとも呼ばれるサンダーです。
サンダーの中ではサンドペーパーを使用しない機種で、砥石を使うのが特徴となっています。
※ディスクグラインダーとも呼ばれる一方、厳密にはディスクグラインダーとディスクサンダーは別物。サンダーは研磨や研削を重視しています。
今回ご紹介するサンダーの中でも、固形のディスクを使用するので扱い方も異なる点が違いと言えるでしょう。
一般的な電気サンダーはペーパーなので、加工面に押し当てて使用します。しかしディスクサンダーはやや傾けて、狭い範囲を削る状態です。
ただし研磨力が強く、研磨だけではなく研削(研ぎながら削る)、切断も可能。ディスクを変えることで、その性能を変えられるのが特徴です。
オービタルサンダー
オービタルサンダーは、見た目にもパッドが角型となっているので分かりやすいです。サンダーの中では一般的に見られる形状で、入手もしやすくなっています。
名称にもついている「オービタル」は、偏心運動と呼ばれるものが由来。小刻みな振動を行いつつ、偏心運動により研磨力とまんべんなく削ることを実現しました。
とくに木工で重宝するもので、木工DIYをよく行う方は1台持っていても損はありません。
ペーパーを変えれば荒削りから仕上げまで幅広く行えて、比較的コンパクトなため作業性も高い機種が多いです。
また消耗品のサンドペーパーは、専用品じゃなくても装着可能な機種が多いのは嬉しいポイント。
扱いやすく一般的な電気サンダーと言えば、オービタルサンダーを指すことが多いでしょう。
マルチサンダー(マウスサンダー)
マルチサンダー(マウスサンダー)は、三角のパッドを装着したアイロン形状のサンダーです。
ほかにもデルタサンダー、コーナーサンダーと呼ばれることがあります。いずれも同じ用途だと思っておけば良いでしょう。
その特性は尖った形状を利用し、箱の隅や細かいラインを研磨できる点にあります。
大きな材料の研磨、広範囲の研削にはほかのサンダーを利用したほうが良いです。しかし細かい用途には向かないため、マルチサンダーの存在が重宝するでしょう。
マルチサンダーの場合は形状が特殊なので、自身でカットするか専用品を購入する必要があります。
広い面の研磨には向かないものの、細かい部分の研磨には最適です。オービタルサンダーと組み合わせれば、どんな面でも研磨していけるのが魅力。
ランダムサンダー
ランダムサンダーと言えば、オービタルサンダーの円形パッド仕様と思っておけば良いでしょう。別名オービットサンダーとも呼ばれます。
円形なので曲面の研磨にも向いていて、活用範囲が幅広いです。(もちろん平面の研磨も問題なし)
オービタルサンダーと同じく偏心運動を行いつつ、回転運動を加えるので非常に強い研磨力があります。
またサンドペーパーではなく、バフを取り付けて塗装面の艶出しやワックスがけにも利用可能。
より強い研磨力を求める場合にはランダムサンダーを利用し、削りすぎるのを防止するならオービタルサンダーを利用すると良いでしょう。
広い範囲を力強く研磨するのには向いていますが、パッドが丸いので隅の研磨には向いていません。
ミニサンダー
ミニサンダーはマルチサンダーと同じく、三角サンダーとも呼ばれます。メーカーによって、マルチミニサンダーと商品名が付けられているものも。
形状としてはミニサンダーだと四角いパッドを採用しているものも多く、そのまま扱いやすい形状となっているイメージでしょう。
※とはいえミニサンダーと言えば、三角型のものが大半です。この辺りは明確な区別がされているとは言えず、メーカーによって分かれているものもあります。
用途としてはミニサンダーと名前にあるとおり、広範囲を研磨する目的ではないと思っておくと良いでしょう。
その代わり小さくて扱いやすく、細かい範囲も研磨しやすい。その用途に合わせて、隅の研磨もしやすいように三角型になっているものが多い流れと推察されます。
ベルトサンダー
ベルトサンダーは、輪の形になっているサンダーを回転させて研磨を行うものです。
常に連続して一定方向のサンディングが可能なため、非常に強い研磨力を持っています。
幅広いベルトを使用するものから、細長い小回りの利くベルトサンダーまであるのが特徴。使用する場所に合わせて変えると良いでしょう。
また中にはベルトサンダーを上から押し当てて研磨するものではなく、上向きに固定して材料を上から押し当てる卓上方式のものもあります。
上向きに固定できる機種は固定を外せば、そのまま押し当てるタイプとして使用できるものも。
研磨力が強いので金属加工でも塗装剥がし、バリ取りといった用途にも使えます。より強力かつ広範囲に作業したい方は、ベルトサンダーを選ぶと良いでしょう。
電気サンダーのオススメメーカー
電気サンダーを購入するなら、押さえておきたいのがおすすめメーカーです。
どのメーカーも主力商品を購入すれば、満足できるスペックを持っているものばかり。
ここでは5メーカーと主力商品の紹介を行います。ぜひ参考にしてください。
MAKITA/マキタの特徴と主力商品のサンダーの特徴
国内トップシェアを誇るマキタは、なんといっても「安心して購入できる点」が特徴的です。
やはり最先端の技術を使っている電動工具といえども、故障してしまうリスクは避けられません。初期不良に当たる可能性もあるでしょう。
しかしマキタは修理3日体制を掲げており、故障してもすぐに直してもらえる安心感があります。
バッテリーを使い回せる機種も多く、国内で電動工具を購入するならまずマキタが検討候補に入るでしょう。
主力商品のサンダーは、「BO380DRG」です。18Vバッテリーを採用し、マキタおなじみのハイパワーブラシレスモーターを搭載しています。
使用する際も重心が研削面の真上にあるため、本体のバタつきが少なめ。均一に仕上げを行いたい場合は重宝します。
RYOBI/リョービの特徴と主力商品のサンダーの特徴
リョービは京セラインダストリアルツールズがブランドを継承しており、大手ブランドの傘下として高機能な電動工具を販売し続けています。
特徴としては低価格&高品質。まさにコスパを求める方に最適で、よくホームセンターにも取り扱いがあります。
また展開しているラインナップも分かりやすく、エントリー向けからDIY用、プロ仕様と分かれているのが特徴です。
エントリー向けで購入した方のステップアップ用途として、DIY用からプロ用へリョービ製品を選ぶ傾向があります。
販売しているサンダーの主力製品は、「BS-1110L2」です。このサンダーは900gとかなり軽量で、家庭向けのモデルとして人気があります。
扱いやすく、幅広いシーンで利用できるのが強みです。
HiKOKI/ハイコーキの特徴と主力商品のサンダーの特徴
HiKOKIは、国内でNo.2のシェア率を誇るトップブランドです。マキタと並び、根強いファンがいるのも特徴的。
ラインナップが幅広く、DIY用からプロ向け、DIYから園芸といった分野でも高性能なソリューションを提供しています。
マキタにはない機能性、スペック以上のパワーと独自路線を築き上げているメーカーと言えるでしょう。
もちろんマキタに並び、アフターサポートも充実しています。
提供するサンダーは「FSV10SA」です。手にフィットしやすい大型のソフトグリップを採用し、集塵用の穴を開けるパンチプレートも付属。
市販のサンドペーパーを購入しても、問題なく集塵機能が使えるでしょう。
100V仕様なので電池切れの心配もなく、パワフルに研磨していけます。
高儀(EARTH MAN)の特徴と主力商品のサンダーの特徴
高儀は創業150年余で、工具や道具にこだわりのあるメーカーです。
展開している製品の特徴は購入しやすい価格帯を攻めており、なおかつ高品質で扱いやすくなっています。
とくに近年ではEARTH MANブランドがリニューアルを果たし、さらに扱いやすい主力製品となりました。
全国のホームセンターや専門店でも見かけるほど普及しており、購入しようと思えばすぐ手に入るのも魅力です。
展開している製品でのおすすめサンダーは、「SD-100SC」が良いでしょう。今回紹介する製品内でも非常に安く、エントリーモデルとして人気があります。
コーナーサンダーを求めるなら、充電式の「CSD-144LiAX」がおすすめです。ほかにもベルトサンダーの「BSD-110」があり、選択肢が幅広くなっています。
ボッシュの特徴と主力商品のサンダーの特徴
ボッシュはドイツの老舗メーカーで、なんと世界でもトップクラスのシェア率を誇るブランドです。
日本国内では電動工具のほか、車用の製品でも名前を聞くことがあるでしょう。ドイツならではの質実剛健なものづくり姿勢で、製品の質は非常に高め。
展開しているサンダーの製品ラインナップは幅広く、コードレスからAC100Vまで幅広いです。
使いやすさだけではなく、安全性にも配慮しているのが特徴。質の高い製品を安全に使える、という点で人気があります。
主力のサンダーは「GSS23AE/MF」です。粗削りから塗装剥がし、下地の仕上げと幅広く使えるサンダーとなっています。
また吸塵効率の高い「マイクロフィルターシステム」を搭載。このフィルターにより吸塵効果が高く、メンテナンス性も高まっています。
電気サンダーはどこで買う?
電気サンダーは非常に購入しやすいものですが、どこで購入すれば良いのか分かりづらい面もあるでしょう。
そこでこの項目では、サンダーの購入場所と新品・中古で購入するメリットについてまとめました。
サンダーの購入場所について
サンダーの購入は、以下のような場所で購入できます。
- ホームセンター
- 工具専門店(金物屋)
- リサイクルショップ(中古買取店)
- インターネット(通販)
ホームセンターであれば全国どこにでもあり、豊富なラインナップからDIY用・プロ用と選べるでしょう。
現物を見て購入することもでき、関連する商品も入手しやすいです。
金物屋のような工具専門店であれば、さらにプロ向けの製品が手に入るかもしれません。店員の知識も豊富にあり、アフターサポートも安心できます。
リサイクルショップや電動工具を買い取っている専門店であれば、掘り出し物が見つかる可能性もあるでしょう。
ただし一点ものになる可能性が高く、不具合が起きたときの対処に不安が残ります。
インターネットの販売も近年では広く普及しており、安心して購入できる状態にまでなりました。
しかし現物を見て購入できないので、触ってみた感覚や試したい方は不向きです。
新品で購入するメリットと中古で購入するメリット
電動工具を購入する際、新品で購入するか中古で購入するか悩む方もいらっしゃるでしょう。
新品で購入するメリットは下記のとおりです。
- 不具合が起きる可能性は少ない
- 傷がないので所有欲が満たされる
- メーカー保証がついている
- 売るときも一定の価格が期待できる
新品で購入すれば不具合は起きにくく、問題が起きたとしてもメーカー保証で修理・交換が可能です。
また傷がないので、誰も扱ったことがない自分の工具という所有欲も満たされるでしょう。
売るときも新品価格が高い状態になっているため、新たに買い替える際の資金としてもリセールが期待できます。
中古で購入する際のメリットは、下記のとおりです。
- 予算が少なくても目的の工具を購入できる
- 扱いを雑にしても心理的ダメージが少ない
- ある程度こなれているので扱いやすい
中古での購入は、基本的に新品より安くなっています。予算が少ない方でも、当時のハイスペックモデルを購入できるでしょう。
また状態にもよりますが、中古品なので扱いを雑にしても心理的なダメージが少ないです。新品の場合は少しの傷でも落ち込むことがあるかもしれません。
すでに慣らし運転も終えている状態なので、ハードな使い方をしても耐える例が多いです。
電気サンダーのおすすめの処分方法は?買取は可能?
電気サンダーを購入したものの、処分方法に悩むことがあるでしょう。
この項目では電気サンダーの処分方法と、買い取りについて詳しくまとめました。
電気サンダーの処分方法について
電気サンダーの処分方法は、以下3つの方法があります。
- ゴミに出す
- 誰かに譲る
- 買い取ってもらう
ゴミに出す場合、バッテリーがついている機種は注意が必要です。
現在ではバッテリーのような危険物は自治体によってルールが定まっており、不用意に捨てることができません。
その上で本体は、不燃ごみで出すと良いでしょう。金属やプラスチックが複数組み合わさっており、分解するのも大変です。
まだまだ使える電動工具であれば、誰かに譲るのも良いですね。自分は使わなくても、誰かが使うのであれば十分に価値はあります。
市場価値がある場合は、買取専門店で買い取ってもらうのも手です。ある程度の製品であれば処分費用がかかるどころか、逆に手持ち資金へと変換可能。
その代わり買い取りの場合は、付属品や説明書がないと価値は落ちてしまうでしょう。
買取できないサンダーと買い取ってもらえるサンダーの違い
買い取りできないサンダーと買い取りできるサンダーの大きな違いは、「再販できるものかどうか」です。
使えるサンダーであっても、すでに一般使用が難しい製品では再販できる価値がありません。
同じく故障している製品の場合、動かすのさえ一工夫が必要になることもあるでしょう。
そういった製品は買い取りをしても、お店側が損をする可能性も高くなります。たとえ動かせて、使用できたとしても利益が取れなければ買い取ってもらえません。
「まだまだ使えるけど、新製品がほしいから買い取ってもらいたい」「そろそろバッテリーがヘタって来たものの、新品のバッテリーを購入すれば問題なく使える」
上記のような状態であれば、問題なく買い取りはしてもらえるでしょう。
買い取りできるかどうかの判断軸は、また再販できるかどうかを基準にすると分かりやすいです。
買取を諦める前に、ハンズクラフトへご相談ください!
ハンズクラフトは、自社で電動工具などを修理して販売することができる仕組みを持っています。
他社さんだと断れられてしまうようなボロボロな工具でも、お買取ができる可能性があります。
もし、状態の悪さを理由に買取を断られてしまった場合は、ハンズクラフトまでご相談下さい!
まとめ
今回は、電動サンダーについて使い方や種類ごとの特徴、各メーカーごとの特色などについて解説してきました。
電動工具については、まだまだ知っておきたいことがたくさんあります。
ぜひ、その他の記事も読んで参考にされてみてください。
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