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丸ノコやチェーンソーで起こるキックバックとは?原因について解説します

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皆さんは丸ノコやチェーンソーで最も恐れられている、キックバック現象についてご存知でしょうか。

キックバック現象は作業者にとって命に関わる事故になりかねない非常に危険な現象です。

近年では、DIYブームで草刈りや伐採作業などを専門業者ではなく、ご自身で行われる方も増えてきました。

しかし、慣れている人でも油断しているとキックバック現象は起こしてしまいますので、スキル

ということで今回は丸ノコやチェーンソーなどで最も注意したいキックバック現象について解説していきます。

これから高速回転する切断工具を取り扱う方は、ぜひ、今回の記事を読んで事故に合わないよう参考にされてみてください。

丸ノコやチェンソーで起こるキックバック現象について

キックバック現象は作業中に突然、丸ノコやチェンソーが作業者のほうに跳ね返る現象のことで、人によっては跳ね返ってくるというよりも『ロックが掛かったようになる』とも感じるようです。

キックバック現象は高速回転する切断系の工具なら発生しうるとても危険な現象で、チェーンソーや刈払機、スライド丸ノコなどでも確認されています。

これからご覧いただく映像は、チェーンソーでキックバック現象を再現したものになります。

ぜひ、どういった現象なのか参考にされてみてください。

動画でもあったように高速回転する鋸刃が作業者の方へ向かってくるキックバック現象は、過去には重症事故や死亡事故に繋がった例も存在します。

では、キックバック現象の危険性について理解できたところで、その発生する原因について解説していきます。

キックバックが発生する原因

キックバック現象が発生する原因はいくつかありますが、その中でも特に多い発生原因が以下の5つだと言われています。

■キックバック現象の発生原因

  • 切断中や切断直後に鋸刃が木材に挟まる
  • 切断途中に無理やり曲げながら切断をおこなう
  • まっすく切断できておらず、鋸刃を傾けた状態で作業をおこなっている
  • 厚い材料や切断面積が広い素材での切断作業
  • けやきなどの硬い材質の切断作業
  • 鋸刃が劣化やメンテナンス不足で切れ味が落ちている

キックバック現象が発生する主な原因は「高速回転する鋸刃の動きを阻害することだ」と言われています。

そのため、上記のようなケースでは特に気をつけて作業をおこなう必要があります。

また、初心者にありがちなミスにはなりますが、切断時には丸ノコなどの切断工具を始動させてから切断作業に入るのではなく、刃が止まっている状態で木材などに刃を当てて切断作業を開始しているケースでもキックバックが発生します。

キックバック現象は、どういったケースで発生するのか?を事前に知っておくことで防ぐことがある事故でもあります。

ですので、切断作業前に「キックバック現象について学んでおく」ことは非常に大切です。

大きなサイズの工具は反動に要注意

丸ノコには「125mm」や「165mm」といった種類が存在します。それはチェーンソーなども同様です。

大きいサイズの丸ノコやチェーンソーは、サイズが大きいほどパワーがあり、切断能力にも優れていることから、プロの現場だけではなく、DIYユーザーの間でも人気で、大きいサイズの丸ノコを購入されている方もたくさんいらっしゃいます。

しかし、ここで見落としがちなのが「大きいサイズほど反動も大きい」というデメリットです。

実は、工具のサイズが大きくなるほどパワーが強くなるため、「制御しづらい」というデメリットが存在します。

そして、キックバック現象で重大事故に繋がっている事例の中には、高性能でパワーもあるモデルを使用したケースも存在します。

ですので、切断能力の高い工具を扱う場合は、きちんと扱えるスキルや事前の対策、しっかりとした準備でキックバックが発生しない環境を作ることが大切だと言われています。

では、キックバック現象にはどんな対策がとられているのでしょうか。

次章で詳しく解説していきます。

キックバック対策について

まずはじめにお伝えしたい対策は、「丸ノコやチェーンソーの真後ろに立たないこと」です。

実はキックバック現象で跳ね返ってくる鋸刃は垂直方向に飛んできます。

ですので、切断時にチェーンソーや丸ノコの真後ろに立たない対策は非常に有効だと言われています。

とくにチェーンソーの場合は、上方向に跳ね上げってくるキックバックだけではなく、下方向に向かってくるキックバックも存在します。

そのため、キックバック現象による事故では「手や指」だけではなく、「ふともも」や「足首やひざ付近」なども切断している事例があり、怪我の場所によっては出血多量で亡くなってしまうケースが後を経ちません。

ですので、そうした部位をキックバック時に切断してしまわないよう「作業者が丸ノコやチェーンソーの真後ろに立たないこと」は非常に有効な対策だと言われています。

 

その他にも特にチェーンソーを扱う際には、ヘルメットや防刃手袋、チャップスなどの防護服を着用しての作業は万が一に備えた有効な対策です。

そして、防護服などを選ぶ際に大切にしていただきたい考え方として「動きやすいものを選ぶ」という考え方があります。

チャップスなどは様々な種類があり、それぞれの用途や目的に応じて商品開発がされています。

そのため、防刃性能が高くてもサイズが合わない場合や動きづらくなる場合などのは、切断作業がしづらくなり、結果としてキックバック現象が起こりやすくなってしまうこともあります。

ですので、防護服などを選ぶ際はなるべく「身動きが取りやすいもの」を選ぶことをおすすめします。

まとめ

キックバック現象は、プロ・アマ関係なく起こりうる非常に危険な事故のひとつです。

ですが、キックバック現象を起こさないための対策や万が一、キックバック現象が起こった際の対策を取っておくことで被害は最小限に抑えることができます。

これからチェーンソーや丸ノコ、刈払機などの高速回転する切断工具を扱う場合は、今回ご紹介したことを知識や対策をしっかりと取り入れられた上で、作業に取り掛かることをおすすめします。

また、その他にも電動工具に関する知っておきたい知識は、まだまだ存在します。

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