マキタの型番の見方や隠された意味について解説します
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マキタのカタログや商品説明でよく見る、数字でアルファベットの羅列はマキタ製品の型番を示すものです。
この型番はある一定の規則に沿って割り振っているので、型番を見れば現物や写真を見なくても、どんな製品か、どのモデルか、付属品はあるのか、がすぐわかるようになります。
ということで今回は、マキタの型番の意味や味方について解説していきたいと思います。
マキタは電動工具だけでも幅広く扱っているためかなりの種類がありますが、現場でよく使われるものだけでも覚えるとカタログを見る際や購入の際に非常に役立ちますので、ぜひ最後まで読んで参考にされてみてください。
マキタの型番の表記ルール
マキタの型番は製品の仕様や機能を示すルールに基づいて構成されています。
下記にあるように概ね3つのセクションに別れて表記されることが多いです。以下の品番(太字部分)は、インパクトドライバの型番表記になります。
この型番が何を示しているのか説明しますので参考になさってください。
例:TD 137 DZ
マキタの型番は上記のように3つに分類されます。
- TD=製品郡を表すアルファベット
- 137=モデル名を表す数字
- DZ=付属品や仕様や機能を表すアルファベット
まず、型番の最初に付く英字は製品カテゴリーを表し、例えば「TD」はインパクトドライバ、「DF」はドライバドリル、「HR」はハンマドリルなどを示します。
次に続く数字はその機種の世代や性能差を表す固有番号です。
数字が進むほど新しいモデルになって行きます。
例えば「TD137」はインパクトドライバの特定モデルを指します。その後に付く「D」や「G」は電源方式やシリーズを示し「D」は18Vのリチウムイオンバッテリー、「G」はDIY向けのGシリーズを表します。
さらに末尾に付くアルファベットは付属品やカラーを示し、「Z」は本体のみ、「R」はバッテリーと充電器付き、「B」はブラック、「W」はホワイトなどを表します。
これにより、型番から製品の詳細を把握できます。
マキタの型番表記のルールは概ねこの3つで構成されており、マキタブルー以外の色になるとカラーコードが追加でつきます。
製品群を表す型番表記
型番表の最初の2〜3文字は製品を表すアルファベットになります。
下記に現場で使う代表的な製品について紹介しますので参考になさってください。
アルファベット表記 |
製品群 |
AD |
エアインパクトドライバー |
AH |
エアハンマー |
AW |
エアレンチ |
B |
メタルバンドソー |
BO |
サンダー |
CG |
充電式コーキングガン |
DF |
充電式ドライバドリル 充電式ペンドライバドリル |
DP |
電気ドリル 無段変速ドリル |
EH |
エンジン高圧洗浄機 |
FJ |
充電式ファンジャケット |
GA |
ディスクグラインダー |
HM |
電動ハンマー |
JR |
レシプロソー |
MLM |
芝刈り機 |
MUM |
チェーンソー |
TD |
インパクトドライバ 充電式ペンインパクト |
TW |
インパクトレンチ |
Mから始まる型番について
マキタの製品には「プロ向け」の製品と「DIY向け」の製品があり、DIY向けの多くの製品は頭に「M」がつきます。
DIY向けの製品はプロ向けに比べて価格帯も低く抑えられているため、家庭での使用にてきしています。
頭文字が「M」から始まるものは、プロ向けの製品にも存在しますので注意が必要です。
DIY向けの製品は本体カラーリングでも区別されており、プロ向けは「ブルー」でDIY向けは「グリーン」となっています。
製品購入の際は頭文字のMとカラーリングを参考になさってください。
仕様や機能を表す表記ルール
マキタの製品には一定のルールがありますが、このルールを知っているだけで、この製品にはバッテリーが何個ついているのか、ケースはあるのか等が一目でわかるようになります。
店員さんに聞くのもひとつの手ですが、ネットで買う際は型番表記のルールを覚えるだけで商品選定の際に大変便利ですので覚えておきましょう。
電源方式
固有の型番の後に続くアルファベットは、電源方式やシリーズを示しています。
アルファベット |
仕様 |
D |
充電式(バッテリ駆動) |
G |
40Vmaxシリーズ |
例えば、「TD137D」は充電式インパクトドライバ、「TD001G」は40Vmaxシリーズのインパクトドライバを意味します。
付属品や仕様
マキタの型番は末尾のアルファベットで、付属品やバッテリの容量カラーなどの仕様が示されます。
下記にモデル番号のあとのアルファベットが何を示しているのかまとめましたので参考になさってください。
アルファベット |
仕様 |
Z |
本体のみ(バッテリー・充電器別売) |
R |
バッテリー・充電器付き |
RF |
3.0Ahバッテリー1個付き |
RFX |
3.0Ahバッテリー2個付き |
RM |
4.0Ahバッテリー1個 |
RMX |
4.0Ahバッテリ2個付き |
RT |
5.0Ahバッテリー1個付き |
RTX |
5.0Ahバッテリー2個付き |
RG |
6.0Ahバッテリー1個付き |
RGX |
6.0Ahバッテリー2個付き |
K |
ケース付き(バッテリー無し) |
マキタのBシリーズとGシリーズの違い
マキタの「Bシリーズ」と「Gシリーズ」は、用途やバッテリーの互換性に違いがあります。Bシリーズはプロ向けモデルで、バッテリー残量表示機能や自己診断機能を備え、高性能な作業に対応します。
対応バッテリーは「BL1830B」などで、プロ用の工具に使用されます。
一方、GシリーズはDIY向けに設計されており、価格が抑えられています。
対応バッテリーは「BL1415G」などで、緑色のDIY向けに使用されます。
両シリーズ間には互換性がなく、BシリーズのバッテリーをGシリーズの工具に使用することはできません。Bシリーズは耐久性や機能性を重視した設計で、Gシリーズは手軽さとコストパフォーマンスに優れています。
工具選定時は用途や作業頻度を考慮しましょう。
マキタの色を表す型番の表記ルール
マキタの製品型番には、製品の色を示すアルファベットが末尾に付加されることがあります。末尾に付加されたアルファベットから製品のカラーを簡単に判別できます。
マキタの基本色「マキタブルー」とDIYの「グリーン」は表記がありません。
主な表記ルールは以下の通りです。
- B:ブラック(黒)
- W:ホワイト(白)
- L:ライム(黄緑)
- P:ピンク
例えば、型番「TD171DRGXB」の末尾にある「B」はブラックを意味し、このモデルが黒色であることを表しています。
特定の色記号が付かない場合は、マキタの標準色である「マキタブルー」(青緑色)が適用されます。
また、モデルによっては限定色や特別仕様のカラーも存在するため、購入時には型番を確認することが重要です。
この色コードにより、用途や好みに応じて最適なカラーを選びましょう。
マキタの製造年や製造番号の調べ方
マキタ製品の製造年や製造番号を確認するには、以下の方法があります。
- 銘板シールの確認
- 公式サポートへ問い合わせる
それではひとつずつ解説します。
銘板シールの確認
製品本体に貼付されている銘板シールには、型番や製造番号、電圧、消費電力などが記載されています。
この製造番号から製造年を特定することが可能です。
ただし、製造番号の構成や解読方法は製品によって異なるため、詳細を知るには取扱説明書を参照するか、マキタの公式サポートに問い合わせることをおすすめします。
公式サポートへの問い合わせ
製造番号や型番から正確な製造年や仕様を確認するには、マキタの公式ウェブサイトやカスタマーサポートに問い合わせることが有効です。
公式サポートに製品情報を伝えることで、詳細な情報を得ることができます。
製造番号の確認は、製品の保証期間や修理、パーツ交換時にも重要な役割を果たします。特に中古品を購入する際には、製造年を確認し、保証の有無やバッテリーの状態を把握することが推奨されます。
正確な製造番号を把握することで、適切なメンテナンスやサポートを受けることが可能となります。
まとめ
今回は、マキタの型番の意味や味方について解説していきました。
この他にも電動工具やDIYに関する知っておきたい知識は、まだまだあります。
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