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ジグソーのおすすめなブレード(刃の種類)や選び方についてご紹介します

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ジグソーといえば、様々なタイプのブレード(替刃)が販売され、DIY初心者の方は導入に少し、尻込みしてしまう電動工具の一つだと思います。

ジグソーのブレードは素材や用途に合わせた刃を適切に選ぶことで本来の性能をきちんと発揮でき、作業効率が上がります。

ということで今回は、ジグソーのブレード(替刃)の選び方についてご紹介したいと思います。

この記事では、「差込部の形状」「素材別のブレードの違い」「規格の違い」について、それぞれ詳しく解説していきますので、ジグソーのブレードを選ぶ際はぜひ、参考にしてみてください。

差込部(取り付け部)の形状について

ジグソーのブレードは、実際に刃を取り付ける形状(差込部)に違いが存在します。大きく分けると以下の2種類。

  • ネジ押し付けタイプ
  • ネジ貫通タイプ

上記の2種類は、それぞれ差込部の形状が異なりますので、それぞれの形状にあったジグソーにしか利用できません。

タイプが違うと取り付けができないため、ブレードを購入する際は、事前にどのタイプの形状なのか確認することがブレード選びでは大切になっていきます。

ですが、ここで注意したいのが、ブレードの厚みです。実は、差込部(取り付け部)の形状が同じでも、厚みによっては取り付けができない場合があります。

例えば高儀アースマンのジグソーは、あまり厚みのある刃が取り付けられない構造となっています。

 

そのためメーカーから販売されているブレードでも、きちんと取り付けが可能かどうかを確認してから購入することをおすすめします。

素材別のブレードの種類について

ジグソーのブレードは、切断しようとする素材に適したブレード(替刃)が、さまざまなメーカーから販売されています。

おおまかな分類分けをすると、5種類に分かれます。

・木工用
・金工用
・サイディング用
・プラスチック用
・発泡スチロール用

マルノコなどの替刃にも言えることですが、切断する素材が「木材」と「鉄」では、強度や素材の特徴が全く異なりますので、それぞれの切断に適した形状や加工を施した替刃が販売されています。

ですので、ジグソーのブレード(替刃)も切断する素材に適したものを選ぶ必要があり、不適切なブレードで切断作業をおこなうと思わぬトラブルにもつながります。

事前にどの素材を切断するのかを決めてから、適切なブレードを購入することをオススメします。

 

ちなみに、販売されている商品によっては、仕上がりや切断スピードに応じた特徴を持つ製品もあります。「高速切断用」や「仕上げ用」、「曲線用」といった表記がされているブレードが該当します。

これらのブレードには、特殊な加工が施されていて、「刃の数」が多かったり、「刃の返し」うや「刃の開き具合」が通常のものとことなります。

適切な素材に使用できるブレードの購入も大切ですが、どのような用途で使用するのかも考えた上で、ブレードを選ぶと、さらに作業効率が上がります。

ブレードの規格について

ジグソーのブレード規格には「差込部」「刃の長さや厚み」「山数(ピッチ数)」の違いがあります。

差込部の規格の違い

差込部の規格は、さきほど紹介した「ネジ押し付けタイプ」「ネジ貫通タイプ」「ボッシュ(B)タイプ」などがありますが、それぞれの規格によって取り付け方法がことなり、また、取り付けできる差込部の形状がことなります。

差込部の取り付け方法は、大きく分けると3種類。

・スタンダードタイプ(Aタイプ)

・Bタイプ

・メーカー独自の規格(マキタタイプなど)

スタンダードタイプ(Aタイプ)は、「ネジ押し付けタイプ」の差込部規格のブレードを取り付けることができ、Bタイプは、ネジ貫通タイプの差込部規格のブレードを取り付けることができます。

【差込部と取付部の関係性】

  • スタンダードタイプ(Aタイプ)…「ネジ押し付けタイプ」のみ
  • Bタイプ …「ネジ貫通タイプ」のみ
  • メーカ独自規格 …「メーカ推奨ブレード」のみ

現在の主流はBタイプ規格で、もともとはボッシュ独自の規格でしたが、現在ではマキタやHiKOKIなどの主要メーカーもこのBタイプ規格を採用したモデルを多く販売しています。

そして、メーカー独自の規格の場合は、それぞれのメーカーが販売しているブレードのみ取り付け可能となっています。

ちなみにAタイプは工具(ドライバーや六角レンチなど)を使用して取り付ける必要があり、Bタイプは工具不要で取り付けが可能です。

刃の「長さ」や「厚み」、「山数」の規格の違について

ブレードの規格には差込部の他に「刃の長さ」や「厚み」、「山数」で異なる規格もあります。

このほとんどが、「仕上がり」や「切断速度」に関係する規格ですので、差込部の規格さえ同じであれば、使用することは可能です。

ただし、「厚み」に関しては使用できない規格も存在しますので、その点は注意が必要です。

ブレード(替刃)のおすすめの選び方と注意点について

実際にジグソーのブレードを選ぼうと思った際、どの替刃を選べば良いのかピンとこない方もいらっしゃると思います。

そこでこの項目では、刃の長さや素材に応じたブレードの選び方についてお伝えしていきます。

実際にジグソーのブレードを交換しようと思った際、記事の内容を見ながら刃を選んでみましょう。ブレード選びには「刃の長さ(切断能力)」「適合素材」「取付部の規格」の3つが重要な項目となります。

刃の長さ(切断能力)

ジグソーのブレードは、長さによって切断できる素材の大きさが決まります。

刃の長さが短いと切断そのものが行えないため、事前に「どのくらいの厚みを加工するのか」しっかりと把握した上で、適切なブレードを選んでいく必要があります。

この部分に関しては、「切断能力」という項目を確認してブレードの長さを把握しましょう。ブレードのスペック表に、「木材○mm」や「ステンレス○mm」といった記載がしてあるはずです。

また、ブレード自体の長さも大切ですが、材質に適した強度も重要です。どんな材料を切断するのか想定し、刃の長さを選びましょう。

適合素材

ジグソーのブレードは切断する素材に合わせ、「刃の形」や「長さ」、「厚さ」などが設定されています。

そのため事前にどんな素材を加工するのかを決めた上で、ブレードを選んでいく必要があります。

 

木材を加工するのに使うのか、ステンレスや軟鋼材なのかによって使用するブレードは異なり、不適切なブレードでの切断作業は、思うように切断や加工が行えず、火災などの事故にもつながる場合があります。

また、刃がすぐ折れたり、焼けて素材を傷めたりすることもありますので、適合素材の項目にも注意が必要です。

差込部(取り付け部)の形状

ブレードの差込部の形状は、一番重要な部分です。

「ネジ押し付けタイプ」と「ネジ貫通タイプ」とでは、取り付け方法が異なります。ご使用中のジグソーの取り付け方法を確認した上で、ブレードの差込部の形状を選びましょう。

無理に取り付けを行うと破損したり、本体が壊れてしまったりする原因にもなります。

直線、曲線、仕上げ用ブレードの違いに注意

ジグソーのブレードには、直線で作業しやすいものや曲線切断に適した製品が存在します。

刃が厚いと直進安定性が増し、直線でのカットがしやすくなりますが、小回りが利きません。逆に細いブレードの場合、小回りが利いて曲線のカットが行いやすくなります。

「どのような作業をジグソーに求めるか」によって、ブレード選びが違ってきますので、この点も意識して購入されてみてください。

 

また、仕上げ用ブレードは加工跡(切断面)が荒くなりづらい特徴があります。その代わり、大まかなカットを行う場合は、切断スピードが遅くなりがちですので、たくさん切断する場合には向きません。

「大きな材料から抜き出す場合は高速タイプを使い、正確なカットをする際に仕上げようブレードを使用する」といった使い分けをされる方が多いようです。

まとめ

今回は、ジグソーのブレードについておすすめの選び方などについてご紹介してきました。

この他にも、知っておきたい工具の知識について解説した記事がありますので、ぜひ、その他の記事も参考にされてみて下さい。