ハンマードリルではつり作業はできる?電動ハンマーとの違いや使い分け、不要になった工具の売却ポイントも紹介
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はつり作業(斫り作業)は、建築や土木工事の現場で必要となる工程です。
近年では、古民家のセルフリノベーションやDIY人気の高まりもあり、個人で挑戦する方も増えています。
その際、現場の職人さんやDIYユーザーがよく抱くのが、以下のような疑問です。
- 「ハンマードリルではつり(削り・破砕)作業はできるの?」
- 「電動ハンマーとは何が違うの?」
- 「どちらを買えばいいのか迷っている」
結論から言うと、ハンマードリルでも軽度のはつりなら可能です。
ただし、本格的なはつりやコンクリートの破砕・解体作業には、はつり性能を重視した電動ハンマーが適しています。
本記事では、はつり作業の基礎知識から、両工具の違い、用途別の選び方、さらに作業後に不要になった工具を売却する際の買取のポイントまで解説します。
そもそも「はつり(斫り)作業」とは?

はつり作業とは、コンクリート、モルタル、石材、ブロック、タイルなどの硬質素材を「削る・壊す・溝を掘る・剥がす」作業全般を指します。
重機で建物や構造物を丸ごと壊す解体工事とは異なり、必要な部分だけを人力用の電動工具で調整するのが特徴です。
主なはつり作業には、次のようなものがあります。
- コンクリートはつり工事:ドア枠や窓サッシを納めるために、開口部まわりのコンクリートを削って寸法を調整する作業
- はつりこわし工事:壁の一部開口や、基礎・床に残った余分なコンクリートを部分的に破砕する作業
- はつり仕上げ工事:専用のノミやチゼルでコンクリート表面を削り、凹凸をつけて仕上げる作業
ハンマードリルと電動ハンマーの違い

どちらも打撃機構を備えた電動工具ですが、得意な作業が異なります。
| 比較項目 | ハンマードリル | 電動ハンマー |
|---|---|---|
| 主な用途 | コンクリートへの穴あけ、軽度のはつり | はつり、破砕、部分解体 |
| 動作モード | 回転のみ/回転+打撃/打撃のみ(3モード機の場合) | 主に打撃のみ |
| 得意な作業 | アンカー用下穴、配線・配管用の穴あけ、タイルやモルタルの軽い剥がし | コンクリート床・壁のはつり、基礎や土間の破砕、広範囲のタイル剥がし |
| 打撃性能 | 穴あけ性能を重視。はつり性能は機種により差がある | はつり・破砕性能を重視した専用設計 |
| 本体重量 | 軽量〜中型が中心 | 中型〜重量級が中心 |
ハンマードリルの特徴:「穴あけ」が主目的の万能機
ハンマードリルは、コンクリートへのアンカー下穴施工や、配線・配管用の穴あけに欠かせない工具です。
「回転」と「打撃」を組み合わせることで、硬いコンクリートにも効率よく穴を開けられます。
3モード切替に対応した機種であれば、「打撃のみ」モードにしてブルポイントやコールドチゼルを装着することで、軽いはつり作業にも対応できます。
ただし、連続的な重いはつりや厚いコンクリートの破砕を想定した工具ではないため、作業範囲は限られます。
電動ハンマーの特徴:「破砕」に特化した強力機
電動ハンマーは、「電動ハンマ」「ハツリ機」「デモリションハンマー」とも呼ばれる、はつり・破砕向けの工具です。
回転による穴あけよりも、強い打撃でコンクリートやモルタルを削り取る・割る作業に適しています。
硬いコンクリートの塊を粉砕したり、広い範囲のタイルやモルタルを剥がしたりする作業では、ハンマードリルよりも電動ハンマーが適しています。
ハンマードリルで「はつり作業」はできる?

結論:タイル剥がしや薄いモルタル削りといった軽度なはつりなら可能です。
打撃のみモードを備えたハンマードリルに、ブルポイントやコールドチゼル、スクレーパーなどを取り付ければ、次のような作業ができます。
- タイルや接着剤のケレン(剥がし)作業
- 配管を通すためのわずかなモルタル削り
- コンクリート表面の小さな出っ張りやバリの処理
- 狭い範囲の軽いはつり
一方で、厚い土間コンクリートを割る、基礎を連続的にはつる、広範囲を破砕するといった作業には不向きです。
ハンマードリルは穴あけを主目的として設計されているため、無理に重いはつり作業を続けると、モーター過熱や打撃機構の劣化など、故障の原因になることがあります。
大規模な解体や厚いコンクリートが対象の場合は、電動ハンマーを選びましょう。
どっちを選ぶべき?用途別の使い分け

ハンマードリルが向いているケース
- コンクリートにアンカーボルトやビス用の下穴を開けたい
- タイル剥がしや、小さな出っ張りを削る程度の軽いはつりを行いたい
- 回転のみモードとチャックアダプターが使える機種であれば、木材や金属への穴あけも兼用したい
- 軽さや取り回しのしやすさを重視したい
電動ハンマーが必要なケース
- コンクリートブロック、基礎、土間コンクリートを破砕・部分解体したい
- 厚い床や壁のはつり作業を連続して行いたい
- モルタルやアスファルトの部分はつり、段差の解消、小規模な破砕を行いたい
- 地山へのアースロッドやくいの打ち込み、専用アタッチメントを使った簡易的な突き固めを行いたい
はつり作業の安全対策

コンクリートのはつり作業では、粉塵・騒音・振動への対策が重要です。
特にコンクリートやモルタルを削る際には、微細な粉塵が発生するため、吸い込まないように気を付けましょう。
- 保護メガネまたはゴーグルを着用する
- 粉塵が発生する作業では防じんマスクなどの呼吸用保護具を着用する
- 騒音が大きいため、耳栓やイヤーマフを使用する
- 振動負荷を抑えるため、防振グローブを着用し、長時間の連続作業を避ける
- 可能であれば集じん機能付きの工具や、水を用いた粉塵抑制を検討する
- 作業前には、必ず取扱説明書を確認し、指定されたビットや付属品を使用する
コンクリートの切断・穴あけ・はつり等では、シリカを含む粉塵が発生し得るため、作業環境に応じた粉塵対策と保護具の着用が推奨されます。
【現場の余剰品・DIY後】使わなくなったハンマードリル・電動ハンマーは買取へ!

「特定のリフォーム現場が終わって、電動ハンマーの出番がなくなった」
「DIYで一度だけ使ったけれど、その後は倉庫に眠ったまま......」
このような工具をお持ちなら、中古工具買取専門店への売却がおすすめです。
マキタ・HiKOKI・ヒルティなどは高価買取が期待できる
ハンマードリルや電動ハンマーは、建築・解体現場で需要が高いプロ用工具です。特に以下のようなメーカー・モデルは中古市場でも人気があります。
- マキタ(Makita):40Vmax/18V充電式ハンマドリル(HR008G、HR244Dなど)、電動ハンマー(HM0871Cなど)
- ハイコーキ(HiKOKI):マルチボルト36Vのロータリハンマドリル(DH36DPEなど)、電動ハンマー(H41SA4など)
- ヒルティ(HILTI):TEシリーズなど、コンクリート穿孔・はつり用の製品
- ボッシュ(BOSCH):SDS-plus/SDS-max対応のハンマードリル・電動ハンマー
少しでも高く売るためのチェックポイント
- 動作確認をしておく:回転・打撃の切り替えがスムーズか、異音や異常な火花がないかを確認する
- 汚れを落としておく:コンクリート粉や油汚れを軽く拭き取るだけで、査定時の印象が上がる
- 付属品・ケースを揃える:純正ケース、サイドハンドル、デプスゲージ、充電器・バッテリー、ブルポイントやチゼルなども一緒に査定に出す
- 型落ちする前に売る:新型モデルの登場後は相場が下がりやすいため、「使わない」と判断した時期が売りどき
まとめ
ハンマードリルは「穴あけメイン+軽いはつり」、電動ハンマーは「本格的なはつり・破砕」に適した工具です。
作業規模や対象物の厚さ、連続作業の有無に合わせて、無理のない工具を選びましょう。
「現場が完工して不要になった」「上位モデルに買い替えたい」という工具あれば、ぜひハンズクラフトにご相談ください。
古い型式やキズ・汚れのある工具でも、1点1点丁寧に査定いたします。
店頭買取はもちろん、大型工具向けの出張買取やLINE査定も承っていますので、まずはお気軽にお問い合わせください。